「わかっちゃいるけどやめられない」おもかげ Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
わかっちゃいるけどやめられない
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10年前に失踪した息子イバンのこと、考えても仕方ないのは分かってる。同じことばっかりぐるぐるぐるぐる。海辺のカフェでいつまでも働いてても仕方ない、イバンが帰ってくるわけでもなし。それも分かってる。別れたパートナーのこと憎んでも仕方ないのもわかってる。でも、それをしなかったら何をしたらいいのか、自分が無くなりそうな、なんだか怖い感じ。
で、ある日突然、彗星のごとく現れたジャン。何だか成長したイバンみたい。抜け殻みたいな10年だったけど、初めて生きる力が湧いてきた。会う回数も増えていき、一体どうしたいのか、どうもできるわけないけど、でも会いたいし、会ってもどうしようもないんだけど、でもとっても幸せな気持ちになれる。もちろん錯覚なのはわかってる。でもこの気持ちは本物だ、手に取って見せれるぐらいリアルに感じている。
で、思うんだけども、結局人生で大事なのは、気が済むまでやること、かな。恋人のヨセバはエレナのこと好きすぎて無理に連れて行こうとしたけど、あれ失敗よね。でもまあヨセバ的には良かれと思って全力でがんばったからあきらめもついたんじゃないかな。そして、エレナとジャン。最後車の中でHしたような感じだけど、あれでお互い一区切りついた感じよね。ジャンはすっきりした顔してたし、エレナは別れたパートナーに電話してたし。憑き物が落ちたみたい。気が済んだのかもね。
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