「非常に複雑な…」おもかげ ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
非常に複雑な…
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これは母性愛なのか、それとも初めはそうだが、一人の男性として惹かれているのか。ずっと悩みながら観ていたが、ラストの車のシーンでこれは後者の方ではと思い直した。ジャンとしては年上の女性の憧れもあって、普通の愛なのだが。しかし、親ほど離れている女性に恋するというのも外国らしい。マルタ・ニエトはどことなくモニカ・ベルッチにも似てて美しいが。彼女の心の支えだったヨセバがとても気の毒でならないが、男女の仲はそんなものなのかもしれない。ラストに吹っ切れたことで、ラモンに電話したのは彼の息子ができたことを恨めしく思い、悪態ついたことへの謝罪と捉えた。しかし、ジャンが彼女の息子に似ていると知っていたのは驚きだった。同じ子供の失踪をテーマにした韓国映画ブリング・ミー・ホームを見たばかりだったので、こうも違うかと映画は面白い。
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