「手段が目的になっちゃっているヤツ」マッド・ハウス Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
手段が目的になっちゃっているヤツ
父親から離れる為に、LAの法律事務所で働きながら夢を追う道を歩き始めた女性が、独り暮らしをしようと借りたアパートで巻き込まれて行く話。
ペット禁止のアパートにネコを隠して住み始めた主人公というところから始まり、中庭で住人総出のパーティーを開いちゃったり、ヤケに住人同士が繋がっていて薄気味悪さと面倒くささを感じるつかみ。
夜中に自分の部屋だけ配管の音が!というオカルトな流れになっていき、気付いたらサイコというか…!!!?
目的がみえないまま話が展開していくし、抵抗がどうとか良く判らないし、ゴールはどこですか?な手付けの儀。
もっともらしく後からPCで波形を出していたけどね。
得てしてそういう輩はそんなものだけど、それは全て私心から来るものという矛盾した言い分が続いていき嫌悪感が高まる中、なんとなく想像がつくラストに向かってどこから動き始めるのかという展開から、案の定w
意外性は少ないし、大きな波はないけれど、気色の悪さは悪くなかった。
ただ、ピークは椅子に座らされる前かな。
コメントする