運命の回り道

小さな島に集められた出身国の違う移民のたちが、日常のように受ける偏見や存在の疑義がユーモアと共に穏やかに描かれる作品。
ラストのウーゴの情熱のこもった音色は鋭利な刃物のよう。移民のやり場のない様々な感情が世界を切り裂く。
視聴者が少ないのは察しがつくが、世相を描いた、作家性とメッセージ性が高いオリジナルのネットフリックス 作品が増えてくれることを望む。

コメディだから、こんな話になるのだろうが、生活感が全く見えない。難民は食事をしないのだろうか？鶏がいて、ゆで卵の発想。まさか、演出のミスだったりして。
午後に見る映画ではなかった。1時間30分位の映画、3時間くらい見ている。
ギャグは最初だけ。そのギャグだけ面白かった。
白人目線で、白人にとって難民は羊の群れでしかない。
『スコットランドの過酷な自然よりも、祖国の自然のほうが良いよ。だから、早く祖国に戻った方が良いですよ。』って言っている。
それでは、
難民の皆さん、日本に来ればいかがですか？日本は労働力も年金も破綻して、少子高齢化で、閉塞しています。75歳までなら、日本で過ごすのが一番ですよ。但し、75歳迄ですが。

戦争が続く理由。
ドイツ見たいな先進国が難民を作る発展途上国へ武器を売るから。それが一番の理由。宗教、民族の違いだけでは無い。武器を提供しなければ、争いはそのうち終わると思うけどね。しかし、それでは産業が成り立たないし、甘いか？

せめて、最後の音楽は本当に弾いてもらいたかった。シリアの音楽良いと思う。