新感染半島 ファイナル・ステージのレビュー・感想・評価
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この面白さはほとんど生理現象のひとつです
ゾンビが当たり前のように走る時代はもうそこまで来てる!
『ゾンビ』の学校にある『ポセイドン・アドベンチャー2』の運動場で『...
続編だがカラーの異なる独立した作品
2021年最初の1本。
『新感染 ファイナル・エクスプレス』の4年後を描いた続編とのことであるが、前作を観ていなくても全く問題ない。
ゾンビウイルスが蔓延した韓国は国土を放棄。北朝鮮との国交が遮断されているためにウイルスは韓国に封じ込めることができている。といった状況が簡潔に解りやすく説明されている。
その一方で、登場人物たちの背景や関係は説明が足りない気がした。
大量のゾンビたちが全速力で襲ってくるのは前作と同じだが、ゾンビ自体が脅威なのではなく、廃墟に取り残されて独自のコミュニティを形成している631部隊が主人公たちの前に立ちふさがる。この辺は『ウォーキング・デッド』の影響も垣間見える。
だから、アクションはゾンビたちからの逃走ではなく銃撃戦やカーアクションで前作とカラーを変えている。息つく間もなくアクションシーンでたたみかける演出は相変わらず上手い。
廃墟と化した街中での高度なカーアクションが序盤で目を引く。 細い路地でドアミラーを畳んで走る細かいアイディアも。トラックがゾンビたちを撥ね飛ばして爆走するのなども新しい感じがした。631部隊とのカーチェイスはまるで『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。真似だとしても日本じゃ作れない迫力。
久しぶりにお目にかかれたイ・ジョンヒョンが戦闘型の母を力強く演じていたのには驚いた。最初に子供を抱いて登場したときは彼女だと気付かなかった。
どうやって覚えたのか、凄いドライビングテクニックを見せる娘を演じたイ・レという子役がいい。
普通の主婦っぽかったイ・ジョンヒョンが銃の腕を磨いたのは、ロックダウン後の世界で民兵として631部隊に参加ていたからだろうとは思うが、老人との関係や二人娘がいたのかなども含めて説明はない。大佐と軍曹の関係性も不明だ。
ただ、それらは解らなくてもあまり影響はないからアクション重視で割愛したのかもしれないが、それなら最後のシークエンスで尺を取りすぎな気がした。いい場面が引っ張り過ぎで興ざめしてしまう。
しかし、こういう続編の作り方かと感心したし、スピード感と迫力で充分に楽しめた一作だった。
蛇足…
映画のカーチェイス場面を観てよく感じることだが、今の時代ほとんどの市販車はオートマチック車なのに、カーチェイスになるとちゃんとマニュアル車に乗ってるって…どう?
強引な伏線設定のせいで物語の骨格が歪んだのかも・・。でもそんなの無視して韓国版マッドマックスを楽しむべきかと。
前作の新幹線ファイナルエクスプレスでは、少女の歌う歌が伏線となって最後助かっています。
今作では、義兄弟間の言葉のやり取りが最終場面での〇の救出の伏線となっていますが、これを設定するために物語の設定がかなり無理がかかった感じがします。
(そもそも、回収メンバーに何の特技を持たない義兄を入れる必要性はないし、義弟が義兄を救出するために突撃する場面は正直無理でしょう)
あと、気に入らないのは、補強なしで戦車並みに頑丈な車の設定。今の車は事故発生時の乗員保護のため車体はワザと壊れやすくしているはずです。韓国車は違うのかな、と言ったら嫌味ですかね。
まあ、ほかにもいろいろ物語には粗がありますがそこには目をつぶって、カーチェイスを楽しむ作品かと思います。韓国版マッドマックス怒りのデスロードと思えば楽しめます。
ちなみにほかの方も言っているとおり、前作のほうが出来は良いと思います。
カン・ドンウォンがカッコイイ。
ゾンビ+カーアクションって感じ。
ゾンビ版マッドマックス‼️
パクリ?って言ってはあかんが似すぎ(笑)
なにより主役のカン・ドンウォンカッコよすぎて彼を見れただけで良かった映画(♥ŐωŐ♥)英語もペラペラでカッコイイ!
中学生の女子がアクション俳優顔負けのドライブテクニックで車を爆走させます!!まいたはずなのにまだいる車にチッ、って顔するのがカッコよかった!
悪役がしてた、生存者のところにゾンビを放り込むゲームはとても悪趣味で人間の悪どい部分も描かれている。
終盤はお決まりのお涙ちょうだいシーンもあります。まったく涙出なかったけど…母が子を守るためにクラクション鳴らすところは良かったな〜。お母さんが助からずあのまま終わってた方が感動したかもしれない。
個人的にはカン・ドンウォンのアクションもっと見たかった!!
前作の続編って書いてたけど特には繫がってなかったような?
前作よりは開放感あって好きです!
終盤だが、子供も英語を話してた。
日本映画でこんなシーンがあったら英語で話すだろうか… やっぱり日本人は英語が苦手だよねと思った。
マッドマックスだッ!
前作の新感染からはうって変わった、元軍人を主人公とした本格的ゾンビアクション映画。元軍人らしく銃を使ってゾンビをなぎ倒す爽快なアクションが特徴。そのほかにも、韓国映画らしいエグめの暴力描写もゾンビ映画の中にあって活き活きと輝いていた。
また、元軍人の主人公のバディとして活躍するのは全員女性。年端もいかぬ少女に覚悟の決まった母親。ゾンビが跋扈する絶望的な世界においても希望を決して失わずに力強く生きる姿は美しい。
そして、後半からは怒涛のカーアクションが火を噴く!
主人公と少女が出会った時にも重厚なカーアクションが繰り広げられるが、後半のそれはとても比べられるものではない。追うものに追われるもの。車をぶつけあい、クラッシュを狙い、そして何よりゾンビを押し付け合い…ゾンビ映画ならではの爽快かつグロテスクな次世代カーアクションがここにあった。
特筆すべきはゾンビを使った撃退シーンだろう。前方にゾンビを確認し、後方の敵を確認し、ただ一度の瞬間をねらってゾンビにライトを当てる。薄暗い月夜に瞬間光るライト、照らし出されるグロテスクなゾンビ。車のエンジン音やレバー操作音に混じり始めるゾンビの叫び声。そしてシメは敵の悲鳴と少女のしてやったりな笑顔。たまらねえ。
無口な重火器のプロに心したたかな女性、そして激しいカーチェイスといえば、それはもうマッドマックスだろう。マッドマックスにあった狂気はゾンビが代替する。希望のためにひたすら車を走らせる。悪党は滅びる。美しい王道物語だ。
ちょっとした不満がひとつだけ。クライマックスで死ぬ役割の人選だ。ゾンビ映画のクライマックスには味方の喪失が必要だという考えの下か、味方が一人死ぬのだが…えっあんたが死ぬの?と驚いてしまった。従来のゾンビ映画からしたら適任なのは別の人なのだが…。まるで味方の喪失用に作っキャラクターのような気がして違和感を覚えた。
ある意味逆に新年らしい作品!
平凡なB級ゾンビ映画になってしまった
前作から4年後、香港に逃げたジョンソクは感染半島から来たことで差別を受け、惨めな生活を送っていた。そんな折、放棄され廃墟となった韓国から大金を盗み出す計画をもちかけられ・・・
前作はAmazon Primeで視聴済み。ストーリーの繋がりはほぼない。前作のほうがはるかに面白いので観るならそちらがおすすめ。
前作は新幹線の中でゾンビ化が起こり、居合わせたファンドマネージャーの主人公が家族を守るストーリーだった。ファンドマネージャーという高給取りであることから疎まれたり、自分だけ助かろうとする人がいたりと、登場人物の描写はリアルだった。ゾンビ化そのものは荒唐無稽だったとしても、そこには「作品内リアル」があった。
ところが、今作は主人公が無敵のイケメンであることから明らかなように、完全にミーハー向け。2億5千万円目当てにゾンビだらけの韓国に戻るという動機からして共感できず。
他にも、動かないゾンビに平気で触れて襲われそうになる、物理法則を無視したカーチェイスシーン、4年もゾンビから隠れて暮らしてるのに身ぎれいな女の子、都合よく現れたり消えるゾンビなど作品内リアルが崩壊してしまっている。
悪役は小悪人という感じで魅力を感じず。ゾンビよりも人間のほうが怖いということが全く伝わらない。ウォーキングデッドのニーガンや総督のほうがずっと怖かった。
味方の死も感情移入していないもんだからまったく悲しくなかった。
前作よりお金がかかっているのは間違いないのだが、それが面白さにはつながらず、廃墟のCGやカーチェイスシーンに消えてしまったようす。ありきたりなB級映画になってしまっている。
やられた
姉ちゃん役イ・レのドラテクが凄い
韓国で謎のウイルスが蔓延し、ウイルスに感染するとゾンビになり、ゾンビに噛まれたらその人がゾンビになるという大変な事が起きた。
それから4年経って、香港に難民として避難生活をおくっていた元軍人のジョンソク(カン・ドンウォン)達4人が悪党にそそのかされ、再びゾンビだらけの韓国へ戻り2000万米ドルの積んであるトラックを奪還しようとする話。
韓国に戻ってみると意外と簡単にお金を積んでるトラックは見つかりインチョン港に向かって戻ってる時に、生き残ってたファン軍曹達とゾンビに襲われる。
カン・ドンウォンは別の場所で生き残ってた、姉ちゃんと妹に助けられる。そこにはじいちゃんとママも居て4人で住んでいた。さて、逃げられるか・・・という展開。
主役のカン・ドンウォンがイケメンでアクションがかっこいい。
ママ役イ・ジョンヒョンは綺麗で、銃撃戦やカーアクションも素晴らしい。
しかし、なんといっても、姉ちゃん役イ・レのカーアクションが凄い。まだ14歳みたいだけど(撮影時は13歳か?)とにかく姉ちゃんのドラテクが凄い。かわいいし、注目していこう。
4年間も手の入ってないグチャグチャの韓国をセットで作る(CGかも)のも凄いし、ゾンビの数も多いから迫力あった。
素晴らしい作品です。
ゾンビ映画としては普通だが
超バイオレンスな続編
興奮した。そして泣いた。ゾンビ映画はこうじゃなくちゃね。
うん。なにもかもいい。アクション、スピード、家族愛、憐憫の情が必要のない悪役、全部揃ってる。真打ちは、お姉ちゃんのジュニ。ジュニは、主人公が絶体絶命のときに改造車とともに颯爽と現れるのだが、ドラテクがすごい。涼しい顔してドリフトを何度も決めてながら、631部隊の車を引き離していく。ドリフトを決めるときの映像がまたいいんだよね。サイドブレーキとペダルの操作を丁寧に見せてくれるから臨場感が半端なく、見てるこっちの興奮もMAX状態に。
最近、ときどき見かける知性のあるハイブリッドなゾンビも登場しない。音に敏感、光に反応する基本的なゾンビの習性は教科書通りでありながら、ぜんぜん飽きることがない。夜を舞台にしたことによって、ゾンビがいつ現れるか恐怖心が増しているし、照明弾に照らされるゾンビの群れも迫力がある。
どうやって、この親子が生き残ってきたのかとか、631部隊のヘッドがどうしてカリスマ性のないソ大尉なのかとか、細かい疑問は、映画の迫力がぶっ飛ばしてくれる。そもそも、ゾンビウイルスは空気感染しないという設定なんだから小さいことを気にするなんて野暮ってもんです。
マッドマックス的な世界観もうまく取り込んでいる。631部隊の中心人物であるファン軍曹は、野良犬とよばれる市中で生き残った人間を集め、ゾンビとの鬼ごっこを開催している。誰が生き残るかを賭けの対象にして、極悪そのもの。こいつの断末魔を早く聞きたいという気持ちがもりもり湧いてきて、後のカタルシスを大きくしてくれる。
圧巻は、終盤でのカーチェイス。トラックと改造車が並走しながらバトルを繰り広げるところは、マッドマックスばりで迫力満点だし、照明弾だけでなく、巨大な照明装置に照らされるゾンビの群れの映像がとてもいい。ここでもジュニちゃんが天才的なドラテクを見せてくれる。631部隊の車をドリフトやゾンビを使いながら小気味よく始末していく。エスカレータにぎゅうぎゅう詰まったゾンビの伏線もきれいに回収されて、いよいよラストへ。
ラストは、何度も泣かせるなよって言いたくなるくらいのクライマックスで、とても大満足。IMAXで見たのも正解。
長女のドライブテクが凄い!
新感線の続編は「怒りのデスロード」だった
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