「今年本当に最後の映画。とてもよかった…けど夢に出そう…(^^」新感染半島 ファイナル・ステージ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
今年本当に最後の映画。とてもよかった…けど夢に出そう…(^^
今年67本目。今年の投稿はこれで終わりになります。
あれ?チケットを買ったら「(先行販売)新感染…」とありました。
特に試写会などではないのですが(現に普通にチケットは買えた)、どうもその映画館「自体」が先行放送しているそうです。
なのでネタバレは少なめで。
本当に多くの方が書いている通り、ゾンビもの。わかりやすい展開と相まって、お子さんと一緒に見に行くのも悪くないですね。本当に、これでもかと現れるゾンビをどんどん倒して進めていく、そういう展開なので、「今、どこの展開?」と悩む要素がまったくなく、サクサク進みます。もちろん、お正月からゾンビ狩りするの?というのはあると思いますが、ゾンビ狩りをさくっとやって、今年(来年)こそコロナやっつけるぞー!!って思えれば良いですね。
ストーリーは本当にわかりやすいので悩みようがないです。解釈も1通りに定まりますし。それと、他の方も触れていた通り、日本のお隣の韓国の映画…K-POP…などと呼ばれる映画、すごく進化しましたね…。日本はアニメ分野では今年(2020年)、ヴァイオレット~、鬼滅の刃~とヒットをどんどん生み出しましたが、いずれもアニメ(アニメがダメだっていっているのではないので、念のため)。日本も実話をもとにしたストーリーなどで良い映画がありましたが(10万分の1の涙など)、まだまだ多数を占めるアクション映画などではお隣韓国にも及ばないのですよね…(これは多分、日本がこういう部分を得意としてこなかったこと、わざわざ日本映画でそれを見ようという需要が少なかったのも一因?)。お隣、韓国とは政治問題では色々ありますが、エンターテイメントの中では仲良く協力してほしいものです。
さて、ネタバレになりそうな部分は極力、極力はぶいて…。
小さいお子さんを連れていかれるのは問題ないですが、その日と翌日も…かな?「一緒に寝て?」って言われたら、映画の内容の通りです(ゾンビもの)。本当に怖いです。大晦日にこんな怖い映画を見ることができてよかったです。初夢(初夢の定義にも諸説あるそうですが…)にゾンビが出てきたらどうしよう…(^^;
減点は下記0.2のみとしましたので、四捨五入で5.0まで切り上げています。ご参考に。
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減点0.1 作内途中に「ラーメンでも食うか?」で投げられるのは即席めん。お湯なんてありません。
韓国で「ラーメン」といえば「即席めん」。しかもそれをそのままバリバリ食べるのが「ラーメン」です(一部例外もある)。また、その「即席めん」も、またチゲ料理などに入れて食べることがあります(「部隊チゲ」。ラーメンとランチョンミートが入っていることが特徴)。このように、日本でいう「ラーメンでも食うか?」は韓国では意味が違います。
この部分は字幕はありますが補足がなく、実際に(日本風の)ラーメンを食べるところは出てこないので混乱しかねず、字幕で補足しても良かったかなと思います。
減点0.1 はじまってすぐ、「韓国が舞台の国」なので、「韓国の北にある国」が出てきます(ここでは国の承認問題は度外視します。以下同じ)。あの、日本ではどんな報道があってもいつも同じ、民族衣装を着た女性が出てきてうれしそうに何か話している、あのよくある動画…が流れてます。ただ、その一瞬「だけ」流れます。
ただ、ストーリーには一切関係してこず、出てきた根拠がちょっと謎…。
一応にもタイトルが「半島」であることから、そういうシーンを設けたのでしょうか…(ただし、ストーリーには一切関係しない)。別に悪くはないと思うし、このあたり、韓国特有の事情もあると思うので一概にどうこう言えませんが、突然出てくるので、「まさかこの人たち(諸般の事情で出てきただけで)関係ないよね」と思ってみないとダメです(実際、出てくるだけで何の意味もない。)。
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さて、今年ももう2時間15分ほどですね。
今年見てよかった映画3本
1位 ヴァイオレット~エヴァーガーデン → 文句なしでしょう。これはもう。明日(2020年1月1日)でさえまだ放送している映画館、また1月中旬以降から開催される映画館もあるなど、地味に大ヒット。人の気持ちをつく「優しい」映画です。
2位 エジソンズ・ゲーム → 理系出身のものとして。中にはかなり細かい理論が入ってきますが、それらは最低限にして(逆に色々詰め込んで難しくしたのが、テネット)、電気学会の後援も得て理科に興味を持ってもらうという非常に良い作品でした。内容もおおむね正しく、この映画を見て理系進学を決めた子がいたなら、とても良いことです。
3位 ジョゼと虎と魚たち → 12月の最終週近くになってみた映画です。「虎」の解釈」をどう取るかは難しいですが、「夢をかなえるために邪魔をするものたち」「車いすでの移動において邪魔をするものたち」という一般的な捉え方をするのであれば、この映画を多くの方が見られて重度身障の方に対する理解が進むことを祈っています。
若干、福祉制度の利用で不自然な点がある(書いた通り)ものの、大きな傷ではないでしょう。