アナザーラウンドのレビュー・感想・評価
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デンマーク人、お酒強っ❗️ 血中アルコール濃度0.05%って 日本...
デンマーク人、お酒強っ❗️
血中アルコール濃度0.05%って
日本人なら半分くらいとして
ワイングラス一杯程度が適量なのかな
この先
マーティンのように
八方塞がりになったら
人生を諦めてしまう前に
ダメ元で試してみようかな
菅総理も会見前に
一杯飲んだら
饒舌になったかもね
マッツ・ミケルセン
冴えない役なんだけど
なかなかイケてるわ
【”酒は飲んでも、吞まれるな!”酒を百薬の長にするか、酒により身を破滅させるかは、自らの意志次第。この作品は、生きる事を尊ぶ、やや捻りを入れた人生賛歌でもある。】
◆この映画の撮影4日目に、この作品に出演予定だった娘さんを交通事故で亡くしたトマス・ヴィンターベア監督に謹んで哀悼の意を表します。
そして、その悲しみの中、映画製作を続けた気概に対しても・・
ー 高校で歴史を教えているマーティン(北欧の至宝、マッツ・ミケルセン。誰がこの素敵な異名を付けたのか知らないが、激しく同意する。)は、歴史教師の仕事、家庭生活に行き詰まり、無気力な日々を送る。
そんな中、心理学教師ニコライの誕生日を祝う同僚の体育教師トミー、音楽教師ピーターとの会食中に話題になったノルウエー哲学者フィン・スコルドゥールの奇想天外な学説
”血中アルコール濃度を常に0.05%に保つと人生が向上する・・”
を真に受け、ほろ酔いで教壇に立ったマーティンの退屈な授業は徐々に生徒を魅了する面白き授業に・・。そして他の3人の教師達も・・。ー
◆感想
・マーティン達のアルコールによる"人生充実実験"が、酒に呑まれた彼らの弱さを露にして行く過程の描き方の巧さ。
- 自分達はアルコールをコントロールしていると思っていた4人が徐々に酒に呑まれて行く姿。身に覚えが数々あるなあ・・。-
・アルコールにより、明るく前向きになり、妻や子供達との関係性も良くなって行くマーティン。
- だが、酒に呑まれたマーティンは、積年の妻への不満を口にしてしまう。それは、言ってはいけない言葉だった・・。-
・酒に呑まれた体育教師トミーの死を挿入することで、今作が只の酒飲み達の映画ではない事を、雄弁に物語っている。常に控えだった幼きサッカー選手のメガネ坊のセンスを見抜くシーンからの、トミーが、酒に呑み込まれて行く姿。
ー メガネ坊が、トミーの棺桶の上にそっと置いた花一本・・。ー
・ 再後半、心理学教師ニコライのアドバイスにより(コラコラ!)試験の緊張を解きほぐし、見事に試験に合格した生徒の嬉しそうな表情。
そして卒業パーティーでの皆の弾ける笑顔。
距離を置いていた妻からの”私も寂しい・・”と言うメールの言葉。
酒をラッパ飲みしながらの、マーティンの軽やかなダンス!ダンス!ダンス!
ラストは見事な海へのダイブ!
- 嬉しい時に酒を飲む楽しさを再認識し、軽やかにステップを踏むマーティンの姿がとても素敵である。ー
<この作品は、アルコールをコントロールする事で、豊かな人生を見つけようとする4人の男達の姿を描いている。
そこでは、生きる事の素晴らしさと共に、酒に呑まれてしまった恐ろしさもキチンと描かれている。
出来れば、アルコールの力を借りなくとも、豊かな人生を歩むのが一番であることを伝える映画でもある。
矢張り、酒は楽しい時に朗らかな気持ちで飲みたいモノであるなあ・・。>
飲んで飲んでまた呑んで
中年の危機を迎え仕事もプライベートも上手くいかない
そんな時は頭と心を麻痺させてやり過ごすのがベスト!
コントロールを失った仲間を偲んで献杯
教え子たちのお祝いに飲んで踊って送り出す
「控えめ」という言葉が存在しない飲み助達の人生との向き合い方
紙一重
画面が暗く、言葉も英語以上に良く分からず、少し眠かったけど…。
血中アルコール濃度を0.05%に維持するか否かは別として、本当にこれ以上上昇しないのなら確かに効果はあるのかも知れない。
だからと言って運転出来るとか、そういう話ではないけれども…。
酒は百薬の長たけど、やはり飲みすぎは良くないという典型的なパターンで、薬の効果は紙一重なんだよね…。
今回は、お話なので、3勝1敗という感じだったけど、このハッピーエンドはとってつけた感があったかなぁ…。
最後は、やっぱりヤケクソで踊って、でも、お酒の力で、明日も頑張ろう!ってなるんじゃないのかなぁ…。
まずまず面白かったけどね…。
酒好きなのであっさりと感情移入してしまいました。アルコールを肯定も...
酒好きなのであっさりと感情移入してしまいました。アルコールを肯定も否定もしていないけど、社会生活に影響を及ぼさないという大前提を踏まえた内容。
コロナ禍の禁酒時期ではない時に観たら楽しさ倍増だったと思いますが、このご時世では映画館で楽しめただけでもありがたいです。
飲んで呑んで酔いしれる🥃✨
飲んで呑んで酔いしれる🥃✨
あるノルウェー哲学者が提唱した
《ある一定量のアルコールを飲むと人生うまくいく》
この言葉を人生に行き詰まった4人の高校教師が自ら証明しようと奮闘する人生を感じる深い作品💫
そのうちの一人、トミーの物語は心に刺さるものがある
色気に溢れるその踊り
もともと僕は「人生少し酔っぱらってるくらいがちょうど良い」って思ってたりします。
だからこの作品はすごく気になっていました。
トレーラーの時点で「ハングオーバー」のようでなく、もっとシリアスなテイストなんだろうなとは思ってました。
マッツ・ミケルセンの見せる表情がそんな感じで、やはりそんな作品。
冴えない毎日をただ繰り返すだけになっていた、中年の仲間達が試した密かな実験。
最初は冗談めいていた事も、それによって生活は一転鮮やかなものに。
しかしながら、やはりすぐ転げ落ちるようになってしまう。
でも、今置かれた状況を変えようと苦しむのは、いつの年齢でもままあることなのでしょう。見ていて少し辛かったです。
社会や家族、そして友人まで壊した後にやっと気付き始める。
そうして迎えたラスト、ありのままに向き合えるようになり、まさに花開いたようなダンスは圧巻。。
スクリーンに映る卒業生のように心踊り、色気に溢れるその踊りに見惚れていました。
まさに「人生に祝杯を」な、シーンでしたね。
甘美な酒もあれば苦々しい酒もある、光も影もある人生をアルコールに照らし合わせたような作品でした。
そして撮影直後に無くなってしまった監督の娘アイダさん。どうか安らかに。
自信と楽しむ気持ちと
学校でも家庭でもイマイチうまくやれていない4人の教師が、適度な飲酒状態ならうまくいくと思い、酒を飲み始めるが・・・といった物語。
まぁ凄く普通の事を言っちゃえば、やはり飲んでも飲まれるなって感じで、調子に乗り濃度を上げていってしまう様を、シリアスとコメディを織り混ぜながら展開していく。
大人でも、涙がでるほど辛いことはありますからねぇ。それぞれ深く悩みつつも、集まれば無邪気に楽しむ4人の姿が印象的。
代償は大きくとも、最初からこのままではダメだと思ってたわけですからね。何もしないままでいるよりは、1度よりダメになってでも、また変わらなくてはと思えたキッカケをつくった訳だから、これも良かったのかなと。とは言え取り返しのつかないこともありましたが。
また、酒は裏切るかもしれないが、友は・・・ね。
そんなことを思わせてくれた作品だった。
終わり方は何と言えば良いのかわからない感じもありますが、やっぱり教師は生徒に愛されたいですよね♪
個人的には、汽笛の音をバックに颯爽と歩くマッツ・ミケルセンの姿がベストシーンかな。本当に絵になるこの人は!!
ポスタービジュアルも抜群ですb
そして、初っぱなからツッコミたかった案件については、エンドロール最後に答えがありました。知らなかった。
【酒とダンスと友情と】 とびきりユニークな人生賛歌
酒は高揚感と多幸感をもたらしてくれる良薬でもある反面、飲みすぎると日常にも支障をきたし、最悪の場合死に至る。我々日本人からすると考えられないほどの酒の量取り込むデンマーク人と“お酒”との関係を描いたユニークな物語。んなアホな!って突っ込みたくなるコメディな面とほろっと泣けるシーンもあったりで、文化の違いも感じ取れる良作だ。
お酒はドラッグやセックス同様に、幸せに満ちた時間を与えてくれる一方で、朧げで泡のように消えてしまうからこそ人が依存しやすい。
酒によって成功を勝ち取るものもいれば酒に飲まれて身を滅ぼすものもいる。お酒の量はほどほどに…。
ということを物語を通して警告しているんだけど、とりわけ秀逸なのが高校教師がアルコール濃度を0.05%保つことの効用を体験し実証するという脚本だ。
第一段階のお酒との程よい距離がから第三段階の酒に飲まれる人間の愚かさが描かれる。
お酒で解決したとしてもそれって一時的なもので問題は解決していない。お酒に頼らずに、どのようにして自分や人に向き合うか。マーティンと夫婦の関係を通して示唆している。
以下ネタバレ↓
ラストに差し掛かるシーン、トミーのお葬式での教え子の眼鏡の男の子が映し出され、二人の関係に涙が止まらなかった。
試験前にお酒を少量飲みなさいって、日本じゃ考えられない。笑
こんな破天荒な教師たちに出会ってみたかったな。
デンマーク人のための映画?
結論から言うとちょっと私には合いませんでした。何を言いたかったのか?デンマークの飲酒事情?私はよく分かりませんでした。
デンマークのお酒事情がよくわからないし、そもそも臭いでバレるんじゃないかと思ったり、後半の悲劇もなんかあまり悲壮感がなくしょうがないよね、まあ飲んで踊ろうか!みたいな流れは全く相容れない気持ちで観ていました。
あんなに酒飲んでパフォーマンスが上がるんだったら皆んなやってますよね。
中年の抱える問題は分かりますが、職場が同じであれだけしょっ中会って飲めるのだからストレス発散はできているだろうに。あんな実験にかこつけたクソ飲酒で親友を失ってまた飲み始めて踊る?だから嫁に愛想尽かされると納得。しかし妻側に落ち度を作ったり都合よく和解の連絡ってかなりシラけました。
タイトルもアナザーラウンドってまったく反省もなにもしてない感じで結構嫌な気分になりました。
役者と音楽は悪くなかったと思います。
追記 そのあと考えたのですがこれは喜劇なんですね。そう考えるとラストも納得できます。妻からの都合よく来る復縁メール、アナザーラウンド、最後踊って海に飛び込むシーン。
酒はほどほどに。
血中アルコール濃度の適正数値があるとは知らなかった。確かに気分は高揚すると思うが所詮は酒の力、な気がする。ましてや映画の通りセーブが効くわけないだろうし…酒に頼りだした中年4人の姿が身に沁みる…。根本で学校に酒を持ち込んだスタートからアウトな人生だが。
4人の人生に乾杯したい
過ぎて行く日常を変えたくて、大人の実験検証。
飲酒が人生を楽しくさせてくれる面も有れば破滅も呼び寄せる面もある。だから気をつけようっていう教訓的な映画ではなくて友情とか家族とか生きるって良いものだと思わせてくれる映画。特に友達とお酒飲んだり騒いだり一緒に何かをやり遂げたいと思える。
仲間のユーモアさと学生たちのパワフルさ、曲のかっこよさ、北欧の朝日の中の海の美しさと悲しさ……
そして、なによりマッツ・ミッケルセンの演技がとても最高でした。
酒の功罪。
行き詰まった後期中年男たちの友情が熱い。
どん詰まり打破の為に始めた飲酒実験、良い事も起きるが予想通り破滅的になっていく。
日本人はアルコール耐性低いからもっと話早く終わってるかも知れない。
作られたコメディにならない様に、自然な絵作りをしているのが上手くいってる。無愛想なマッツをはじめ役者も素晴らしい。
撮影開始直後に亡くなった監督の娘さんの存在が大きく話にも絵にも影響している(娘さんの学校とクラスメイトが出演)らしい。
よい映画になって良かった。
お酒ってこうだよね。
観始めると、やっぱり飲みたくなって
あーあ…と、やっぱり飲みたくなくなって
なのにやっぱり、飲みたくなっちゃう
酒は百薬の長、だからといって飲み過ぎは良くないし
酒は人生を破壊する、といって飲まなければ人生味気ない
そんな映画。
酒ですべては解決するのか?
情熱を失った40代の教師たちの青春群像。
0.05%の血中濃度のアルコールを入れればヤル気が出るとの学説を聞いて、飲酒生活にチャレンジする教師たち。
既定のアルコールを飲んで授業に臨むと段々と教える事が楽しくなっていき、生徒との距離も近づいてくる。
ただ飲酒生活が続くにしたがって、各々が抱えていた問題も表面化していき…って話。
酒好きの私としては、酒の量が増える教師たちを見ながら、失敗するんじゃないかとか、アル中になるんじゃないかとか、ドキドキしながら観てました。
デンマークって呑兵衛が多い国だと知った。
酒を飲む時間を楽しむのではなく、酒の向こうにいる大切な人たちとの時間を楽しむべきという話。
自分も正直中盤まで、あれ?アル中のための映画かな?と思ってました。
ただ、ラストでやってくる“ある人物”との別れの場面で、ようやくこの映画の本質が捉えられた気がしました。
ああ、なるほど。そういうことね。
決してこの映画は飲酒を推奨しているものではないです。
酒はあくまで他者との関わりを楽しむためのツール。
酒を飲むことが人生の目的になってしまうと“ある人物”のように、孤独な結末が待っている。
先人が「独りで飲む酒と大勢で飲む酒は意味が違う」と言っていましたが、その意味が客観的に理解出来るような作品でした。
いや、めっちゃ面白かったですよ。
特に音楽も素晴らしかったです。サントラが欲しい。
呑兵衛の言い訳
デンマークの高校教師4人組がノルウェー人哲学者が提唱した血中アルコール濃度0.05%を保つと効率良く仕事が出来るという説を自分達で実験していく話。
真摯に授業に向き合わないのを棚に上げ、保護者と共に成績不振であることにモンクを言う生徒達。そして夫婦仲が上手く行っていないことも重なって飲み会の席で愚痴を吐いた主人公。そんな状況下血中アルコール濃度0.05%の話題が上がり巻き起こっていく。
因みに、血中アルコール濃度0.05%というと呼気中アルコール0.25mg、生中2杯分ぐらいだからそこそこ酔ってますね。
さらに因みに、デンマークでは16歳から飲酒OK、但し16.5度を超えるアルコール飲料は18歳からとのこと。
学校で酒を飲み0.05%を実戦してみると、上手く言葉が出てこなくなることはあったものの、不思議と授業が上手く行き、調子にのっていく様だったり、実験的な内容は面白いのだけれど、2章が終わったあたりでもう行ききった感じがしてちょっと飽きてくる。
そして3章はというと…あれ?
ドラマとしてはここから何だろうけれど、この作品が描かれる前の出来事のことをどうこう言われても知りませんがな。
そして0.18%何てお話にならないのわかるだろうに…。
無理矢理何とか丸く収まった感じではあるけれど、これはハッピーエンドと言って良いのかね。
つまらなくはないけれど、イマイチ釈然としなかった。
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