アナザーラウンドのレビュー・感想・評価
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恐怖のアル中ホラー~最後まで酒から抜けられないのは誰だ!
トマス・ボー・ラーセン一択やろー。(偏見だ。)13日の金曜日でイチャイチャしてるカップルが犠牲者ってくらい明解やろー(偏見だ。)
潤滑油
「酒は人生の潤滑油」とは良く言ったもので、酒が様々な場面で関係を滑らかにすることでスムーズに運ぶことも多い。上手くいくときには。
だが潤滑油故に様々なものを取り落としてしまう。時には人生そのものを。そこから人生を取り戻せるかどうかはその人しだい。
この映画では「中年の危機」を迎えた友人たちの悲喜こもごもをユーモラスに描いている。酒との関わりも含め、他人事じゃなかったス…
あとまぁ、泣き虫マッツやダンシングマッツと、マッツが堪能できるマッツ映画であった。良いね。
飲みたくなった
酒はキ◯ガイ水ってのを、見事に表現。
本音を言うのに酒の力を借りるようになったら、アル中一直線。
舞台になるデンマークでは高校生の飲酒が認められているので、そこを踏まえて観ると、若者に「ルールを守り適度に飲めばハッピー」「度を超えた飲酒は、いかに危ないか」を教える、上手い作りになっていました。
また、人と一緒に仕事し成功するのに必要なのは、リラックスして実力を出しながら、陽気に楽しく興味をひく明るい話し方なのであって、酒じゃないよと。
失敗したときは、自分の弱さや実力のなさに目を向けて、酒(や実際にその場から)逃げるんじゃなくて真っ向から立ち向かうことの重要性も伝えつつ。
さらに、役者たちがすごい。
本当に酩酊してないかと思うレベルの、迫真の酔っ払い演技は神がかり的。
東京、神奈川のお店での酒類販売自粛要請な状況を考えると、あんなに美味そうに酒を飲むシーンばかり見せつけられるのは、目の毒でした。
あー、酒を楽しく飲みたい。
コロナのバカ。
最後まで楽しめて後味も良い北欧の良作
冴えない中年達がアルコールで前向きに生きていく映画でした。行き詰まった主人公がマッツ・ミケルセンっていうのもいい。
アルコールの身近さとか依存症など重くなりがちな題材を取り扱ってるけど、重すぎないし説教っぽくならないのはよかった。
パンフの内容がとても濃く、読み漁ってしまいました。
後味がいいし、最後まで面白い映画でした。
行き着くところは、やっぱこうだよね! 北欧インテリアで魅力度2割増し!
映画のあらすじ読んだだけで爆笑してしまったなんて、今までなかった経験だ。
なので期待度高めで鑑賞。その割には、、、のことろも無きにしも非ずだったけど、おしゃれな北欧住宅・インテリア雑貨に囲まれ、いいおっさんたちがエセ理論の探求の挙句、単なる依存症になって迎えるカタルシスをユーモアたっぷりに紡いでくれた。馴染みのなかったデンマークという国の、豊かさゆえに陥りがちな人々のギクシャクした感じが丁寧に描かれていたと思う。部屋の光量の低さも、酒を注ぐグラスのグッドデザインも、窓から見える景色も、実に美しい北欧の世界。これと同じことを日本の学校やコーポを舞台に描いても荒むと思った。残念だけど。
すぐ日本と比べてはいけない
デンマーク
ドイツの北・スカンジナビア半島の間に位置する
バイキングの流れをくむ立憲君主制国家
高福祉高負担国家・世界一幸福な国として知られる
(こういう根拠の薄いランキングには更々疑問だが)
がこと飲酒に関しては年齢制限が原則なく
(購入等には一応制限がある)吞んべえ大国と
しても知られている
酒を浴びるように飲んでいた学生時代を知る
教員を務める中年4人組が張り合いのない
毎日を送るうち誕生日で集まった時に
アルコールの血中濃度を0.05%に保つと
脳の回転が良くなるという仮説をもとに
授業の前に酒を飲んでいくように
なるごとに起こる出来事
なんてことはないテーマのようで
仕事中に酒を飲むなんて不謹慎極まりない
という風潮は日本では当たり前で
海外にもそれなりに現代社会ではあると
思いますがそうした常識を破った先に
見える世界といった描写が印象的でした
呑んべえ大国でアルコールの血中濃度なんて
気にしてる人がよほどいないみたいのも
エッセンスなんでしょうか
まあそんな4人ですがやはり酒
歯止めが利かなくなり酒をどんどん飲んで
いく事で色々問題が起こってきてついには
仕事をクビになってしまったり
奥さんが家を出ていったり散々になってきます
色々な酒がでてきます
パブでみんなで飲むビール
誕生日会で飲むシャンパン
食欲がなくて飲む冷やした白ワイン
酔うためだけに作ったごちゃ混ぜ酒
楽しい奴も悲しい奴も悲喜交々
それらを乗り越え
卒業する教え子を送り出し祝杯をあげるエンディングは
何とも言えない爽快感がある物でした
この映画は単に飲酒を礼賛するわけでなく
本当の自己責任がどこにあるかを突き止める
作りとなっています
日本ではコロナ禍もあり飲酒事態が反社会行為
みたいな取り上げられ方もしますが
結局自己責任の範疇でコントロールするしか
ないのですね
自分は風呂上りの缶ビール一杯で十分なくらい
なのでなにがなんでも飲みたい人たちの
鬱憤まではわかりかねますが
ちなみにデンマークはコロナワクチンの接種率
非常に高いそうで国民580万人全員に
ほぼ打ち終わっているそうです
デンマーク人、お酒強っ❗️ 血中アルコール濃度0.05%って 日本...
デンマーク人、お酒強っ❗️
血中アルコール濃度0.05%って
日本人なら半分くらいとして
ワイングラス一杯程度が適量なのかな
この先
マーティンのように
八方塞がりになったら
人生を諦めてしまう前に
ダメ元で試してみようかな
菅総理も会見前に
一杯飲んだら
饒舌になったかもね
マッツ・ミケルセン
冴えない役なんだけど
なかなかイケてるわ
【”酒は飲んでも、吞まれるな!”酒を百薬の長にするか、酒により身を破滅させるかは、自らの意志次第。この作品は、生きる事を尊ぶ、やや捻りを入れた人生賛歌でもある。】
◆この映画の撮影4日目に、この作品に出演予定だった娘さんを交通事故で亡くしたトマス・ヴィンターベア監督に謹んで哀悼の意を表します。
そして、その悲しみの中、映画製作を続けた気概に対しても・・
ー 高校で歴史を教えているマーティン(北欧の至宝、マッツ・ミケルセン。誰がこの素敵な異名を付けたのか知らないが、激しく同意する。)は、歴史教師の仕事、家庭生活に行き詰まり、無気力な日々を送る。
そんな中、心理学教師ニコライの誕生日を祝う同僚の体育教師トミー、音楽教師ピーターとの会食中に話題になったノルウエー哲学者フィン・スコルドゥールの奇想天外な学説
”血中アルコール濃度を常に0.05%に保つと人生が向上する・・”
を真に受け、ほろ酔いで教壇に立ったマーティンの退屈な授業は徐々に生徒を魅了する面白き授業に・・。そして他の3人の教師達も・・。ー
◆感想
・マーティン達のアルコールによる"人生充実実験"が、酒に呑まれた彼らの弱さを露にして行く過程の描き方の巧さ。
- 自分達はアルコールをコントロールしていると思っていた4人が徐々に酒に呑まれて行く姿。身に覚えが数々あるなあ・・。-
・アルコールにより、明るく前向きになり、妻や子供達との関係性も良くなって行くマーティン。
- だが、酒に呑まれたマーティンは、積年の妻への不満を口にしてしまう。それは、言ってはいけない言葉だった・・。-
・酒に呑まれた体育教師トミーの死を挿入することで、今作が只の酒飲み達の映画ではない事を、雄弁に物語っている。常に控えだった幼きサッカー選手のメガネ坊のセンスを見抜くシーンからの、トミーが、酒に呑み込まれて行く姿。
ー メガネ坊が、トミーの棺桶の上にそっと置いた花一本・・。ー
・ 再後半、心理学教師ニコライのアドバイスにより(コラコラ!)試験の緊張を解きほぐし、見事に試験に合格した生徒の嬉しそうな表情。
そして卒業パーティーでの皆の弾ける笑顔。
距離を置いていた妻からの”私も寂しい・・”と言うメールの言葉。
酒をラッパ飲みしながらの、マーティンの軽やかなダンス!ダンス!ダンス!
ラストは見事な海へのダイブ!
- 嬉しい時に酒を飲む楽しさを再認識し、軽やかにステップを踏むマーティンの姿がとても素敵である。ー
<この作品は、アルコールをコントロールする事で、豊かな人生を見つけようとする4人の男達の姿を描いている。
そこでは、生きる事の素晴らしさと共に、酒に呑まれてしまった恐ろしさもキチンと描かれている。
出来れば、アルコールの力を借りなくとも、豊かな人生を歩むのが一番であることを伝える映画でもある。
矢張り、酒は楽しい時に朗らかな気持ちで飲みたいモノであるなあ・・。>
飲んで飲んでまた呑んで
中年の危機を迎え仕事もプライベートも上手くいかない
そんな時は頭と心を麻痺させてやり過ごすのがベスト!
コントロールを失った仲間を偲んで献杯
教え子たちのお祝いに飲んで踊って送り出す
「控えめ」という言葉が存在しない飲み助達の人生との向き合い方
紙一重
画面が暗く、言葉も英語以上に良く分からず、少し眠かったけど…。
血中アルコール濃度を0.05%に維持するか否かは別として、本当にこれ以上上昇しないのなら確かに効果はあるのかも知れない。
だからと言って運転出来るとか、そういう話ではないけれども…。
酒は百薬の長たけど、やはり飲みすぎは良くないという典型的なパターンで、薬の効果は紙一重なんだよね…。
今回は、お話なので、3勝1敗という感じだったけど、このハッピーエンドはとってつけた感があったかなぁ…。
最後は、やっぱりヤケクソで踊って、でも、お酒の力で、明日も頑張ろう!ってなるんじゃないのかなぁ…。
まずまず面白かったけどね…。
酒好きなのであっさりと感情移入してしまいました。アルコールを肯定も...
酒好きなのであっさりと感情移入してしまいました。アルコールを肯定も否定もしていないけど、社会生活に影響を及ぼさないという大前提を踏まえた内容。
コロナ禍の禁酒時期ではない時に観たら楽しさ倍増だったと思いますが、このご時世では映画館で楽しめただけでもありがたいです。
飲んで呑んで酔いしれる🥃✨
飲んで呑んで酔いしれる🥃✨
あるノルウェー哲学者が提唱した
《ある一定量のアルコールを飲むと人生うまくいく》
この言葉を人生に行き詰まった4人の高校教師が自ら証明しようと奮闘する人生を感じる深い作品💫
そのうちの一人、トミーの物語は心に刺さるものがある
色気に溢れるその踊り
もともと僕は「人生少し酔っぱらってるくらいがちょうど良い」って思ってたりします。
だからこの作品はすごく気になっていました。
トレーラーの時点で「ハングオーバー」のようでなく、もっとシリアスなテイストなんだろうなとは思ってました。
マッツ・ミケルセンの見せる表情がそんな感じで、やはりそんな作品。
冴えない毎日をただ繰り返すだけになっていた、中年の仲間達が試した密かな実験。
最初は冗談めいていた事も、それによって生活は一転鮮やかなものに。
しかしながら、やはりすぐ転げ落ちるようになってしまう。
でも、今置かれた状況を変えようと苦しむのは、いつの年齢でもままあることなのでしょう。見ていて少し辛かったです。
社会や家族、そして友人まで壊した後にやっと気付き始める。
そうして迎えたラスト、ありのままに向き合えるようになり、まさに花開いたようなダンスは圧巻。。
スクリーンに映る卒業生のように心踊り、色気に溢れるその踊りに見惚れていました。
まさに「人生に祝杯を」な、シーンでしたね。
甘美な酒もあれば苦々しい酒もある、光も影もある人生をアルコールに照らし合わせたような作品でした。
そして撮影直後に無くなってしまった監督の娘アイダさん。どうか安らかに。
自信と楽しむ気持ちと
学校でも家庭でもイマイチうまくやれていない4人の教師が、適度な飲酒状態ならうまくいくと思い、酒を飲み始めるが・・・といった物語。
まぁ凄く普通の事を言っちゃえば、やはり飲んでも飲まれるなって感じで、調子に乗り濃度を上げていってしまう様を、シリアスとコメディを織り混ぜながら展開していく。
大人でも、涙がでるほど辛いことはありますからねぇ。それぞれ深く悩みつつも、集まれば無邪気に楽しむ4人の姿が印象的。
代償は大きくとも、最初からこのままではダメだと思ってたわけですからね。何もしないままでいるよりは、1度よりダメになってでも、また変わらなくてはと思えたキッカケをつくった訳だから、これも良かったのかなと。とは言え取り返しのつかないこともありましたが。
また、酒は裏切るかもしれないが、友は・・・ね。
そんなことを思わせてくれた作品だった。
終わり方は何と言えば良いのかわからない感じもありますが、やっぱり教師は生徒に愛されたいですよね♪
個人的には、汽笛の音をバックに颯爽と歩くマッツ・ミケルセンの姿がベストシーンかな。本当に絵になるこの人は!!
ポスタービジュアルも抜群ですb
そして、初っぱなからツッコミたかった案件については、エンドロール最後に答えがありました。知らなかった。
【酒とダンスと友情と】 とびきりユニークな人生賛歌
酒は高揚感と多幸感をもたらしてくれる良薬でもある反面、飲みすぎると日常にも支障をきたし、最悪の場合死に至る。我々日本人からすると考えられないほどの酒の量取り込むデンマーク人と“お酒”との関係を描いたユニークな物語。んなアホな!って突っ込みたくなるコメディな面とほろっと泣けるシーンもあったりで、文化の違いも感じ取れる良作だ。
お酒はドラッグやセックス同様に、幸せに満ちた時間を与えてくれる一方で、朧げで泡のように消えてしまうからこそ人が依存しやすい。
酒によって成功を勝ち取るものもいれば酒に飲まれて身を滅ぼすものもいる。お酒の量はほどほどに…。
ということを物語を通して警告しているんだけど、とりわけ秀逸なのが高校教師がアルコール濃度を0.05%保つことの効用を体験し実証するという脚本だ。
第一段階のお酒との程よい距離がから第三段階の酒に飲まれる人間の愚かさが描かれる。
お酒で解決したとしてもそれって一時的なもので問題は解決していない。お酒に頼らずに、どのようにして自分や人に向き合うか。マーティンと夫婦の関係を通して示唆している。
以下ネタバレ↓
ラストに差し掛かるシーン、トミーのお葬式での教え子の眼鏡の男の子が映し出され、二人の関係に涙が止まらなかった。
試験前にお酒を少量飲みなさいって、日本じゃ考えられない。笑
こんな破天荒な教師たちに出会ってみたかったな。
デンマーク人のための映画?
結論から言うとちょっと私には合いませんでした。何を言いたかったのか?デンマークの飲酒事情?私はよく分かりませんでした。
デンマークのお酒事情がよくわからないし、そもそも臭いでバレるんじゃないかと思ったり、後半の悲劇もなんかあまり悲壮感がなくしょうがないよね、まあ飲んで踊ろうか!みたいな流れは全く相容れない気持ちで観ていました。
あんなに酒飲んでパフォーマンスが上がるんだったら皆んなやってますよね。
中年の抱える問題は分かりますが、職場が同じであれだけしょっ中会って飲めるのだからストレス発散はできているだろうに。あんな実験にかこつけたクソ飲酒で親友を失ってまた飲み始めて踊る?だから嫁に愛想尽かされると納得。しかし妻側に落ち度を作ったり都合よく和解の連絡ってかなりシラけました。
タイトルもアナザーラウンドってまったく反省もなにもしてない感じで結構嫌な気分になりました。
役者と音楽は悪くなかったと思います。
追記 そのあと考えたのですがこれは喜劇なんですね。そう考えるとラストも納得できます。妻からの都合よく来る復縁メール、アナザーラウンド、最後踊って海に飛び込むシーン。
酒はほどほどに。
血中アルコール濃度の適正数値があるとは知らなかった。確かに気分は高揚すると思うが所詮は酒の力、な気がする。ましてや映画の通りセーブが効くわけないだろうし…酒に頼りだした中年4人の姿が身に沁みる…。根本で学校に酒を持ち込んだスタートからアウトな人生だが。
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