「概念と現実と」Summer of 85 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
概念と現実と
ノルマンディーの海辺の町に越してきたばかりの16歳の少年と海で彼を助けた18歳の少年の出会いと別れとその後の話。
借り物の小さなヨットで海に出て転覆させたアレクシと、彼を助けたダヴィドが「理想の親友」になって行くストーリーを、被告として裁判を控えるアレクシが振り返る体でみせていく。
ちゃんとみてれば問題ないけれど、ちょいちょい時系列が違うシーンがミックスされるので、序盤はボーッとしてるとこんがらがるかも。
恋愛部分に関しては、恋愛映画にあまり興味がない自分的にはまあそうですかねと言う感じで、特段引っ掛かるものは無し。強いて言えば、結構早い段階で登場したケイトがなかなか出てこないな~程度w
青春映画としてはまあまあ面白かったけど…。
ダヴィドが母親にどの様な話し方をしどこまで話をしたのかわからないけれど、彼女のリアクションがちょっと狂気で、それがなければ成り立たないけれど、だからこそ引っ掛かってしまった。
BLの恋愛物語といえばそうだけど、アレクシが理解されない想いを書く為の切っ掛けとしてその方がストーリーにしやすいから?それとも単にBLが描きたかった?
個人的にはその辺に偏見はないけれど、何か狙っている感じがして鼻についた。
それにしてもフランスの刑罰って厳しいっすね。
おはようございます。
成程。
私は、The Cureが好きなので、(今でも、車内で聴いてます。当然、この映画を見に行く時には爆音でIn Between days を聴きながら車を走らせましたから。音楽に物凄く引っ張られました。
閑話休題:今からワクチン接種に行って来ます。(ドキドキ・・)では。
お酒の神様。今晩は。
鼻に付く映画監督。それは、ノーブル感がどうしても漂い出てしまう監督。
私の(とても好きな)鼻に付く映画監督は
1.今作のフランソワ・オゾン監督
2.テイストが少し似ている自己韜晦男、グザビエ・ドラン監督
3.2作しか公開していない、トム・フォード監督
です。
3人に共通するのは、”同性愛は全然OKだよ!”でしょうかね。
トム・フォード、もう映画作らないのかなあ・・。では。