劇場公開日 2021年8月27日

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「初っぱなの母ちゃんの声」劇場版 アーヤと魔女 うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0初っぱなの母ちゃんの声

2021年12月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

ヘタな人がやっとるなぁ。
誰かは調べる気も起きないが、何なんだろう。

音楽的に過去のジブリ作品と明確に違う。
しかしながら、殻を破れない感じが…。

主人公のアーヤ・ツール、こまっしゃくれてて可愛げはない。だが活発で人生を切り開く力に満ちていて頼もしく思う。何かにつけて「やりたいようにやらせてもらう」と小ズルい感じが凄い。
ハサミ虫の頭と不貞腐れた目付きが従来のジブリヒロインとは一線を画しており、海外ではウケそうな気はした。
作品の雰囲気は海外ファンタジー作品のノリでそう言う意味ではオリジナリティーはあんまり感じない。やけに広い室内、消えるドア、使い魔とか、裏庭とか。

後は初っぱな母ちゃんの声にガッカリしたが、寺島しのぶの声の演技力はさすがと思った。寺島しのぶって言われないと寺島しのぶと分からなかったから。
ただ、豊川悦司である必要は感じなかったけど

それにしても、アヤツールって名前通り、他人を操るのが上手いとして、アーヤとベラとマンドレイクと仲を深めた流れとかあっても良いのに、いきなり強引なエンドにビックリ。
金の問題なのか納期の問題なのか?
いきなり物語に入り始めた所でぶったぎられた感じ。

まぁ面白いな…と思い始めたとたんに終わりを迎えたから、なんじゃこりゃ!となるのは仕方ない。

それなりに宮崎吾朗監督の目鼻が付き始めたとも言えるのではないだろうか?

今後に期待を込めて☆3にする。
ただ、今作にかぎって言えば、ぶったぎりのラストで映画作品として完成していないと思うので本当は☆1である。
色々切りすぎとは思うので、途中まで面白いとは思うが、もっと作り込んで欲しかった。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)