キングダム2 遥かなる大地へのレビュー・感想・評価
全561件中、1~20件目を表示
マンガの実写化はまだ戦えることを示した
予告編があまり魅力的でなかったので、鑑賞前に不安を抱いていたのだけど杞憂だった。お金をかけた分だけ映像に迫力がみなぎっていたし、最後まで飽きさせることがなかった。マンガの実写化企画はもう限界なのではないかと実は思っていたのだが、これだけ振り切って予算をかけてやりきればまだ競争力があるのだと示した功績は大きいと思う。
上映時間のほとんどが合戦場で展開するのも今までの日本映画ではなかなか見られなかった。アクションに次ぐアクションでどんどん場面をつないでいく大胆な展開できちんとスリルも迫力もあった。アクション監督、下村勇二の作るアクションはスピード感も迫力もあって、なおかつ何をしているのかきちんとよく見える。今回もすごく良い仕事をしていると思う。
要所要所を大御所の役者が大きな存在感を発揮して、映画全体の格を上げているのも良い。キャスティングにセンスを感じる。この規模の大作を日本を舞台にできるといいけど、中国ロケと中国スタッフがいてこそ実現できている部分があるので、日本国内の環境整備とスタッフ育成を時間をかけてやらないといけないんだろう。
作品のクオリティは前作を凌駕 清野菜名と渋川清彦がけん引
この夏の注目作のひとつ。邦画では最も話題になる作品といっていいだろう。
前作は作品の出来云々ではなく、個人的にいまひとつ乗り切れていない部分があったが、今回の続編は前のめりで鑑賞することが出来た。
主演の役割をきちんと果たしてみせた山崎賢人の奮闘ぶりは言うまでもないが、今作では清野菜名と渋川清彦が実力をいかんなく発揮したというインパクトが強い。
もともと確固たる演技力を持ち合わせた2人なので驚きというよりは、作品に良い意味で余白を与えてくれたと形容するほうが適切なのかもしれない。
ワイヤーアクションのくだり、全く気にならないとはいわないが、それ以上にコロナ禍で製作上の苦労は数知れず、それでも1作目を軽々と上回る作品世界を作り上げた製作陣、キャスト陣には喝采をおくりたい。
それにしても、トヨエツと大沢たかおの並びは、画力があるなあ……。
作品の展開上、前作のような壮大な風景の変化に乏しいが、アクションシーンはそれなりの見せ場があった。
前作は邦画では本格的な映像にこだわるべく、舞台である中国での撮影を敢行するなど、風景の壮大さが感じられました。
その一方で2作目はコロナ禍での撮影となり、CGを駆使しての撮影となったからなのか、背景映像のスケールがパワーダウンしたように感じました。
とは言え、この2作目が、似たような風景が続く、砂の舞う屋外での戦いを描く作品なのであれば、このCGを駆使しての映像でも問題はないのでしょう。
本作での最大の見せ場は、何と言っても山崎賢人が扮する信、そして、清野菜名が扮する羌かい(きょうかい)のアクションシーン。2人とも訓練を積み、全体的には迫力のある映像になっていたと思います。
このように基本は良いのですが、「超大作映画」であるがゆえに気になってしまうシーンがいくつかあり、特に気になった点を列挙してみます。
羌かいが「策がある」と言うシーン。
本来は面白いシーンなのでしょう。しかし、羌かいが女性であることを隠しているためか声を張っていなく、あれだけ距離の離れた信たちには聞こえるはずのない状況となり、見ていて残念に感じてしまいます。
砂の舞う屋外で、声の通りも決して良くはない場所なので、あの時は、羌かいが信たちに近付いた位置で「策がある」と話しかければ、違和感のない自然な場面に見えるのでは。
このように、声の大きさと役者の位置に違和感のあるシーンが散見されます。
「ワイヤーアクション」に見えてしまうシーン。
いくらワイヤーを使ったアクションでも、「るろうに剣心」シリーズのように上手く動かすことでワイヤーを感じさせない自然な動きを追求できるはずで、前作と同様にまだ「ワイヤーアクション」に見えてしまうシーンが散見されます。
信と羌かいの関係性の不自然さ。
冒頭の信の登場シーンの必然性と、わざわざ「●●がいれば」などのように説明調な言葉を残して死んでいく敵。そして、信が戦場で伍(五人組)を組む際に、服装が他とは全く違い異彩を放ち、誰もが注目する羌かいが「余りもの」で残って❝最弱の伍❞に入る展開。そして、冒頭の話とつながるような無理やり感が見える脚本。
この他では、前作で「キングダム」といえばONE OK ROCKの「Wasted Nights」が良い意味で世界観を際立たせていたのが本作ではアーティストごと変わり新味に欠けてしまった点や、終盤での戦車隊がなぜだか連鎖的に破壊されていく映像展開の必然性の分かりにくさなど、いくつかあります。
とは言え、「コロナ禍でのアウェイな状況」を考えると、よく出来た方だと思います。これから先も続きそうなので今後の展開に期待したいです。
仲間と共に未来を切り開け!
全作からさらにスケールアップした壮大な戦のシーンと、信が大将軍への一歩を踏み出す成長の物語が描かれています。信が厳しい戦場での葛藤や限界を乗り越えていく姿には、大きな夢を抱き挑戦を続ける人々の強さを感じました。
特に印象的だったのは、仲間と共に生死をかけた戦いに挑む信の姿です。どんな厳しい状況でも仲間を信じ、前へ進む姿勢は、自分自身が起業家としての道を歩む中で経験した「支え合いの大切さ」を思い出させてくれました。
信と政が、互いの夢を胸に支え合いながら未来を切り開く姿は、ビジネスやリーダーシップにおいても重要なメッセージを伝えてくれます。
『キングダム2 遥かなる大地へ』は、未知の領域に飛び込む勇気や、仲間と共に成し遂げる喜びを改めて感じさせる作品で、挑戦し続けることの意義を深く再確認させられました。
本作の主役は清野菜名といっても過言ではない。 とにかくかっこよかっ...
本作の主役は清野菜名といっても過言ではない。
とにかくかっこよかった。
大沢たかおは今回もいい味を出している。
渋川清彦は最初は滅茶苦茶な指揮官かと思ったが、実は仲間思いの熱い男だった。
後半は魅せてくれた。
総大将のトヨエツも最初はバカなのかと思ったが、天才肌の大将軍でかっこよく戦いを締める。
戦闘シーンが長くて少し飽きるところもあるが、全体的にはよかった。
戦闘シーンは、迫力があり楽しい。山崎賢人さんは、主人公のシンにピッ...
戦闘シーンは、迫力があり楽しい。山崎賢人さんは、主人公のシンにピッタリだと思う。清野菜々さんは、キレのある動きがすごい。面白い映画だった。
信&羌かいの無敵感で突き進む
前作はひどいと感じながら見たが、免疫がついたのか今回は違和感なく、見ることができた。
信に対して特別な感情が持てず、なんで信だけ特別扱いなの?と不満を感じてしまい、ひねくれた観客を黙らせるような説得力のある演技、佇まいが主人公には必要なのではと思ってしまった。あまりに能天気すぎ。
今作は羌かいが新たに登場。真っ白なマフラーが汚れてないのが気になるが、アクションは良かった。
食事のシーンが一切なかったが、この時代の人は戦場で何を食べていたんだろう。馬に食べ物や水も与えないといけないだろうに。お風呂とか生活はどうしてるんだろう。と関係ないことが気になってしまった。
あとは、岡山天音がいい味だしてて良かった。
谷間のストーリー
ストーリーが大きく動くわけではないため、どうしても盛り上がりに欠けた印象。
あくまで今後キーになる登場人物の自己紹介、「中華統一を目指す」という目標の提示、といった側面が強い。
省くことはできないけど、ただ前作ほどのワクワク感はなかった。
命をたぎらせ、生きろ。
感想
前作を凌駕するエンターテイメント超大作、誕生!!
前作から3年の時を経て、更なるスケールへとパワーアップを果たし、映画『キングダム2 遥かなる大地へ』としてスクリーンに帰ってくる!!
信の初陣ということで迫力の戦場シーンでした!
戦シーンが多いのでストーリー性は乏しいかと…。
まあでもワクワクして楽しめました!
今回は山の民お休みです笑
縛虎申がかっこよかったです、渋川清彦ハマってました。
羌瘣の清野菜名はやっぱりアクション向いてますね。
個人的に濱津隆之、岡山天音好きなので今後に期待です。
麃公の豊川悦司、呉慶の小澤征悦もシブすぎですね!
今後の呂布韋の佐藤浩一、昌平君の玉木宏の活躍に期待です。
※トーンタンタン トーンタンタン
アクションシーンに迫力が有り、出演俳優も魅力的で、面白かった。
佐藤信介による2022年製作の日本(134分/G)映画。
配給:東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2022年7月15日
ヒット作の第2作は難しいものだが、期待以上に面白かった。
ただの若造に見えた山崎賢人演ずる信が、だんだんと成長していく様が見える脚本がgood。原作者が参画しているのが成功の要因なのかなあ。
全く知らない女優だったが、羌かい役清野菜名のアクションが本格的で、とても素晴らしかった。戦いでしんがりを務めボロボロになるまで闘う姿に、ホロリとさせられた。そして、やはり知力も優れた大将軍大沢たかおの王騎が、得体が知れない不気味さも有りながらも、とてもカッコ良かった。
更に、いかにも弱そうに見えるがしぶとく生き残る5人組長の澤圭を演じた濱津隆之(自分的に岡田裕二は、「カメラを止めるな!」の主役俳優)が、少しとぼけながらもリーダーとして良い味を出していて印象に残った。また、橋本環奈も前作よりは出番も多く、それなりに可愛かった。
合戦シーン、特に多数の馬の表現は素晴らしく、特に馬が転げたりひっくり返るシーンには迫力を感じた。撮影に使える馬の数はかなり限られていて国内編では15頭、中国編でも最大40頭で、その先はCGで増殖させたとか。馬の3Dモデル開発は、ModelingCafe (株) (本社 代官山)とか。本物様で全く違和感が無かったので、レベル高と感動!
監督佐藤信介、原作原泰久、脚本黒岩勉 、原泰久、製作茨木政彦 、沢桂一 、松岡宏泰 、高津英泰 、田中祐介 、松橋真三 、弓矢政法 、林誠 、名倉健司 、本間道幸、エグゼクティブプロデューサー瓶子吉久 、伊藤響、プロデューサー松橋真三 、森亮介 、北島直明 、高秀蘭 、里吉優也、音楽プロデューサー千田耕平、ラインプロデューサー毛利達也 、濱崎林太郎、撮影佐光朗、照明加瀬弘行、録音横野一氏工、Bカメラ田中悟、美術小澤秀高、装飾青山宣隆 、秋田谷宣博、衣装甲冑デザイン宮本まさ江、かつら濱中尋吉、ヘアメイク本田真理子、特殊メイクキャラクターデザイン藤原カクセイ、特殊造形デザイン統括藤原カクセイ、VFXスーパーバイザー小坂一順 、神谷誠、編集今井剛、サウンドデザイナー松井謙典、音楽やまだ豊、主題歌Mr.Children、アクション監督下村勇二、ホースコーディネーター辻井啓伺 、江澤大樹、操演関山和昭、スクリプター田口良子 、吉野咲良、中国史監修鶴間和幸、キャスティング緒方慶子、助監督李相國、制作担当斉藤大和 鍋島章浩 堀岡健太。
出演
信(しん)山崎賢人、えい政(えいせい)/漂吉沢亮、河了貂(かりょうてん)橋本環奈、
羌かい(きょうかい)清野菜名、壁(へき)満島真之介、尾平(びへい)岡山天音、尾到(びとう)三浦貴大、澤圭(たくけい)濱津隆之、沛浪(はいろう)真壁刀義、渕(えん)田中美央、羌象(きょうしょう)山本千尋、爽悦(そうえつ)青木健、輝蓮(こうれん)栄信
章久保勝史、丹竜二尚鹿(しょうかく)渡辺邦斗、黄離弦(こうりげん)田口隆祐、楊端和(ようたんわ)長澤まさみ、ひょう公(ひょうこう)豊川悦司、昌文君(しょうぶんくん)高嶋政宏、騰(とう)要潤、肆氏(しし)加藤雅也、宮元(きゅうげん)高橋努、縛虎申(ばくこしん)渋川清彦、蒙武(もうぶ)平山祐介、呉慶(ごけい)小澤征悦、昌平君(しょうへいくん)玉木宏、呂不韋(りょふい)佐藤浩市、王騎(おうき)大沢たかお。
キャラはよせてるけれど
ストーリーのスケールが大き過ぎて
日本だとどうしても迫力が物足りなく感じるし
キャスト陣がスタイル良すぎて違和感。笑
こればっかりは仕方のないことだけれど。
豪華キャストで、演技の迫力はあったと思う。
観る側の私の問題がかなり大きい。
意見が割れてしまうところがここだと思う。
友達から、キョウカイが‥‥
って言われて勧められて観てみたけれど
アクションもイマイチで
頑張っているな〜とは思うけれど
容姿、演技、演出
私はどれもイマイチだと感じた。
キングダムでキョウカイは必要不可欠なのにな〜‥
次の作品も勧められてるから、
観てみるけれど、期待しないで観ることにする。
中国の話だけれど、
日本の武将の話と頭の中で切り替えて観るようにしてる。笑
そしたら、少しマシになった。笑
キングダムは好きです。
演技派キャスト陣で固めてるから、演技に注目
戦争というか、何かの競技のように感じた!!
戦争というか何かの競技のような感じで、映画ではなく劇のような気がしました。MAPが表示されず、地理や布陣等は分かりません。羌瘣のアクションシーンは画面が暗く、真・三國無双のような日中の派手なものを期待したら何か違いました。ラスト30分で大沢たかおが出てくるのも物足りないです。豊川さんVS小沢さんは良かったです。
安定の面白さ
採点3.7
シリーズ二作目。
相変わらず原作を丁寧になぞっていてすごい。
逆にシリーズはいつ終わるのか不安にもなります。
そして改めて壁が原作よりも色男すぎる。あと真壁の登場ですよw
それと羌瘣役の清野菜名が光ってました。アクションの動きが良いのですよ。以前坂口拓の元で勉強してたのも納得です。
あと「トーントトン」はあーゆうイントネーションだったのですね。驚きました。
やはり全体を通して安定の面白さでした。
大ヒットした前作に続いての2作目も期待以上に最高の作品でした。 天...
大ヒットした前作に続いての2作目も期待以上に最高の作品でした。
天下の大将軍になる!という大きなビジョンを描いている信がまた一つ大きく成長し
ビジョンに近づいた話でした。
毎回毎回続きが気になる終わり方をするので3作目も期待してしまいます。
きょうかいを愛でる
ようやく戦争描写が出てきた。これぞキングダムだ。
原作の信はいまや将軍だが、そういえば最初は伍だったんだよな。あんな先頭を走ったら真っ先に殺される気がするし、あんなジャンプ斬りで周りの兵隊が吹っ飛ぶのはおかしいでしょ。三国無双じゃないんだから。
さて、人気キャラのきょうかいが出てきて嬉しい。こんな砂埃舞う荒れ地でやたら綺麗な白いストールみたいのしているのは違和感あるけど、やっぱかわいくてかっこいい。
それにしても相変わらず場面転換がパワポみたいなんだけど、みんな気にならないの?
俳優たち
岡山天音が上手。
コメディの間とかテンポとかトーンとか、上手。
ツッコミや嘆き、タイミングや強さをちょっと間違えただけで結構邪魔になったり違和感を感じたり変な間ができたりするんだが、
岡山天音氏はその感じをちゃんと掴んでる役者なんだな〜と今回思った。
キャラ的な役割的にも、コメディやりやすい立ち位置ではあるけど
下手な人がやったらめちゃくちゃ下手な感じになる位置だとも思う。
清野菜々さんの演技も初めて見た。
悲しい目をする一族ということだけど、なんかその目の雰囲気、清野菜々氏の目に合ってる気がした。
豊悦、小澤征悦、佐藤浩一、玉木宏、要潤、
濃いけど、濃いのが嬉しい。
そこ持ってくるか〜みたいなキャスト嬉しい。
要潤の贅沢使いみたいな感じが、毎回笑ってしまう。
年齢重ねないと出ない貫禄を、このキングダムで存分にみんな活かせてる感じが気持ちいい。
⭐︎4.3 / 5.0
7月20日(土) @ AP映画(2022)
キングダム2 遥かなる大地へ
---
「だってお前はまだ生きてるじゃないか!」に涙腺緩々🥹縛虎申&麃公は本能で動き過ぎだけど😂次は思いっきり笑おうぜー!
---
#movie 🎬2024
#備忘録
#キングダム2遥かなる大地へ
#映画
#映画鑑賞
#映画レビュー
#映画好き
#映画好きと繋がりたい
#映画好きな人と繋がりたい
アツい上におもしろい!
周りから『キングダム』おもしろいという話は以前から聞いていたものの、だいぶ遅れを取っていたため原作読まず、アニメも観ずでしたが、実写映画化を知って「ここだ!」と思いついに接触!想像を遥かに凌ぐスケール感、激しいアクション、豪華なキャストにすっかり魅了され、4作目が公開されたこのタイミングで遅ればせながら続編鑑賞。
今作注目は原作でも人気だというキャラ「羌瘣」役を私が好きな女優さんのひとりである清野菜名さんが演じられたこと。キレッキレのアクションはもちろんですが、尾平に放った「だってお前はまだ生きているじゃないか!」はその表情も手伝ってウルウル来てしまい益々好きになってしまいました。
彼女以外でも豊川悦司さん、小澤征悦さん、渋川清彦さん、濱津隆之さん、高橋努さんなど本作に厚みを与える中、前作以上の存在感を示したのが「王騎」役の大沢たかおさん。その際立った役作りとハマり具合に思わず笑ってしまったほどです。
前作でその格好良さと美しさに目を奪われた「楊端和」役の長澤まさみさんが前作回想シーンでしか見られなかったことと、良きタイミングでせっかく3作目が「金曜ロードショー」で本編ノーカット放送されたのに録画し損ねたことが残念ですが、山崎賢人さん、吉沢亮さんの相変わらずのイケメン具合に加え、後半に出演された佐藤浩市さん、玉木宏さん、平山祐介さんの次作での活躍に期待が持てるだけに、まだまだ今後も追いかけていきたいシリーズです。
全561件中、1~20件目を表示