いのちの停車場のレビュー・感想・評価
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考えさせられるけど
とにかくハンカチで涙を拭くほど何回も泣いた。しかしエンディングはあれで良かったのか分からない。もしかすると安楽死という道は選ばなかったのかも知れない。ただ人間の尊厳や最期を迎えようとしている人の安楽死という選択を叶えたいという気持ちは分かるが、希望を叶えてあげられなかったとしても、意識が無い状態ならばその人にとっては希望通り死んでるのと同じ。もし安楽死という手段をとったならば遺された者が抱く罪悪感や辛さ痛みは決して消えない。だから、遺された者の事を思うといくら希望しても安楽死を選択すべきではないと思う。遺された者の意思も尊重すべきと思う。
吉永小百合さん、広瀬さん、桃李くん、南野さん、石田さん、そして田中さんの演技が素晴らしかった。
特に小百合さんの佇まいや優しくも悲哀に満ちた表情や広瀬さんのなんとも言えない滲み出てくる泣きの表情。病気に冒されてからの田中さんの演技と桃李くんの純粋な好青年の演技が素晴らしかった。
答えのない問い。答えは人それぞれ
すごく良かった。ただ観て良かったというだけじゃなく、考えさせられるし、おすすめしたい映画です。
泣くつもりはなかったけれど、ポロポロと涙が抑えられなかった。
ティッシュかハンカチは持っていった方が良いと思います。
役者の方の演技が良かった。演技が良いというより、生きていた。それぞれが魅力的だった。
時折、芸術的なカットがいれてあり、ジーンと染み渡る感覚があった。
※ここからネタバレあります。
色んな人の生と死を見ることになるけど、一番印象に残っているのは主人公の父親の話です。
延命治療をしないでほしい。苦しみや痛みから永遠に解放されたい。
そんな本人の願いを聞いても、父親を安楽死させることは計り知れない辛さがあるだろう。人を救いたいと思っている医師だからこそ余計つらい。
安楽死をしたら父親を殺したという罪の意識が残る。かといって延命治療をすると父親を苦しめることになり、罪悪感が残る。
自分も苦しみや痛みもなく、眠るように死ぬのが一番理想だし、自分の事だけ考えると安楽死は良いと思うが、残される側は悲しみと罪の意識が消えることはないんじゃないかと思う。
父親役(田中泯さん)の演技がリアルすぎて、祖父を思い出してしまった。
少し思い出話です。
祖母も祖父も、寝たきりの期間が長く在宅介護でヘルパーさんを雇ったりしていたが、主に母が看病していた。祖母はほぼ植物状態で先に亡くなったが、祖父の意識はしっかりしていた。
寝たきりになる前は、体は丈夫なほうで毎日欠かさず運動しているような人だった。だからこそ思うように動けず辛かったんだと思う。何度もブザーを鳴らし、「あ〜!あ〜!しにたい!ころしてくれ〜!」と毎日の様に叫んでいた。高校生だった自分はそれが嫌で「じゃあ、しねよ。」なんて心の中で思っていた。すごく邪悪でいやな奴だと思う。
そんな祖父が亡くなってから、なぜか母は鬱になってしまった。私が苦しめてしまった。と自分を責めていた。
今は母は元気になってくれたが、母ひとりに負担をかけていた事を反省する。
涙がこぼれたのは、そんな経験があったからかもしれないが、それぞれ何かしら思うところがあると思う。
そんなことがあり介護をしている方や、高齢者に優しい方、介護職に就く方は本当に尊敬する。
医療のことは詳しくないので、違和感なく見れたのですが、最初だけ違和感がありました。
最初の車のシーンを見た時は、んっ?これは孤狼の血なのか?と思った。
なぜ煽っていた後続車が渋滞に自ら突っ込んだのか。推測だけど、追い抜きざまに「なにちんたら走っとんじゃワレ〜!」などと横を向いて怒鳴っていたのか、
で前向いて「あっ!やっべ!もうムリ〜」ギュ〜ン、ドン!となったのか。マヌケすぎてそこだけ違和感があった。
交通事故で看護師の姉が亡くなったこととかけてあるのか、どうなんだろ?
長々と書いてしまって、見にくい文章になっちゃったけど、この映画を観れてよかった。改めて、親を大事にしようと思った。
映画観たあとに確認したけど、平均レビューが低かったのが意外だった。百聞は一見にしかず。個人的には観て良かったと思える映画。
うーん。。
映画を観た後、原作を途中まで読んだ感想。
正直、原作を中途半端に切り取って繋いでいるように感じる。全体の20%ほどしか読んでいないが、それでも原作の良さが削られて勿体無いと思った。
原作の咲和子は老いを感じながらもパリッとシャキッとしているように感じる。吉永小百合はおっとりという感じで、大切であろう場面での緊張感が薄い。
まほろば診療所に移ってからも、中途半端に在宅医療を受けている人達を出してくるので1人1人の話を掘り下げられずに終わってる印象を受ける。
それなら、どんな人を受け持っているのかを軽く流した上で1人にフォーカスを当ててくれた方が良かったように思う。例えば原作では並木シズの話はもっと深くて"アドバンス・ケア・プランニング"とか家族を失う事を恐れている徳三郎に死の勉強をする場面とかそれだけで一本作れるんじゃ無いかと思うほど。
あと、柳葉敏郎演じる患者の最期の場面は、お涙頂戴な過剰演出に感じてしまってちょっと苦手だった。
出てる役者さん達の演技は本当に素晴らしいものだったのに、一冊分を2時間で纏めてしまったが故に、全体的に薄い内容に感じた。
あっ、でもBAR STATIONは本当に存在してて欲しいくらいに好きな空気感だった笑
原作読み終わったら、また印象が変わるんだろうか。。
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原作読み終わった感想。
原作、良いよ!!映画化したくなるの分かるよ!!
ってくらい、リアルな人間の心理が描かれていて本当に良い作品。主人公の考え方が変わっていく描写やラストに向けての葛藤、患者&家族の死の受け止め方や葛藤、周りのスタッフの優しさ。。
描写が映画と全然違う。削るのは仕方ないとして、何故、そのままの人間関係を出してくれなかったのだろうか。。申し訳無いが、原作読んだら映画自体の評価が下がってしまった。。
かなり中途半端かな
サブキャラの皆さんの無駄遣いの作品の典型。演技力が素晴らしいので尚更です。
吉永小百合さんありきで作品を構成するなら、もっと現実味のある設定にしないと違和感だけが先行して作品の本筋が霞んでくるのではないでしょうか。
ストーリーはエピソードが多過ぎて消化しきれていないため、その先はどうなるんですか?と疑問で溢れてしまった。さらに完結する話はもれなく御臨終ではバッドエンディングのオンパレードで納得できない。
邦画で安楽死を取り上げるならそれなりの覚悟が必要です。思わせぶりなエンディングで観客に投げるのはちょっとどうなのでしょうか?
テーマの整理が下手過ぎるように感じました
〝安楽死〟というテーマ、日本映画は本当に苦手なんですね。
そこだけみてたら『ドクター・デスの遺産』の体たらくというかダメ振りを思い出してしまうほどでした。
あそこまで〝家族〟であることを描いてきたのに、なぜ苦悩や悲しみを分かち合い、まほろばの人たちが自分のことのように感じ合う過程もなく、あの光の煌めく朝を迎えなければなかったのか。
①せっかく繋がった大事な家族を自分の犯罪に巻き込むわけにはいかない。
②やはりあなたたちは他人、自分の犯罪に巻き込むわけにはいかない。
どちらだとしても、結果的には独りよがりで周囲の誰もが不幸になる結果しか残りません。
あれだけ増えた患者さんやその家族のケアはどうするのでしょう。
親しい人の死を乗り越えてこれからもまだ生き続けなければならない人たちを描く映画。
いや、乗り越える必要はない、その悲しみとともに生きるのだ、という描き方の映画もたくさんあります。
理性的な判断過程を省略して、患者(父親)を痛みから解放してあげたいという情緒的な衝動で観客の心を揺さぶろうとするのは、あまり感心できません。
まほろばの家族では、追い詰められたサワコ医師を支えることはできないのでしょうか。
そんなに信頼関係は薄かったのでしょうか。
なんだか、我々鑑賞者まで信頼されていないように感じました。
家族としてこれからも生きる者同士支えたり、応援したり、というテーマと、尊厳死を認めるか、医者という特権的立場(薬の入手と執行が一般の人より容易)の人の犯罪をどう抑止するのか。
未読ですが、そんなこんなでとても重厚な作品に仕上げることのできる原作だったはずだと想像してます。
松坂桃李さんのちょっとイタイ過剰な振る舞いもなんだかもったいないし、とても残念です。
医療映画のようで根本のテーマは介護か
【箇条書き】【役名略】
•原作の大事な部分カット
•テンポがはやすぎる
•登場人物多すぎるが故にエピソードが浅い
•映画の尺に収めるなら、登場人物を絞って掘り下げたほうがよかったのでは。
•よって柳葉さん、伊勢谷氏、小池さんは不要だったと思う
•石田ゆり子、泉谷しげる、子供のエピソードを掘り下げて欲しかった。
•松坂桃李がバカすぎる。子供の抗がん剤治療で辛い、頑張りたくないと言っているのを聞いていたくせに、死にそうになると車を売ってまで新薬を試せと医者にせがみ、すぐ我に帰る。アホか。
•序盤の点滴シーンもアホか。そのへんは原作ではちゃんと書いていたのに端折ったせいでただのアホに見える
•おそらく正義感が強い不器用な人ということを書きたかったのだと思うが空回り。
•医学部は卒業したけど国家試験落ちたという解釈でいいのかな、映画でそこに触れないのもおかしい。話がわからなくなる。
•広瀬すずと西田敏行さんのラストシーン、え、あれだけ?あのセリフがラストでいいの?
•途中の映像ちょっと酔った(お正月のシーン)
•脚本はおそらくもっとあったのだと思うが、監督が色々とカットしたように感じた。
•監督のカットの仕方が下手。原作読み込んでもっと頑張れたはず。せっかくいい役者さん揃えているのにいまいちな仕上がりになってしまった。上から目線のようで申し訳ないが、プロとして製作しているのだから…。
今後に期待。
私の解釈では吉永小百合さんのラストシーンは、擬似家族を捨てて犯罪者になること、医者のキャリアを全て捨てること覚悟し、これからやるぞ、というシーンだと思う。あの聡明な医師がそうしてしまうほど介護疲れは深刻な問題なのだ、ということが根本のテーマだと読み取った。
あの状態で朝日を見ただけでやっぱりやめようとなるとはわたしにはどうしても思えない。
曖昧なまま終わったのは確かに消化不良だが、今の日本映画ではこれが限界。今後日本にとって安楽死がどう扱われていくのか、それによって作られる映画の形も変わる。
関係ないことだが、伊勢谷氏のシーンで世界一キライなあなたにのルーとウィルの出会いのシーンが思い浮かんだ。
舞台挨拶の対応が素晴らしかったです。
人を死なせては感動させる安易さの極地
終末期医療の話なんで当然と言えば当然ですが、たくさんの登場人物が死にます
それで観客を感動させるの繰り返しでストーリーは進むんですが、それがとても安易だなと思い、まったく没入できませんでした
この映画はまるで24時間テレビのような、感動ポルノそのものですね
製作者の意識が低いのか、吉永小百合のパブリックイメージを汚さないためにこうしたのか、製作委員会の権限が強すぎて作家性は表現しづらいのか、はたまた観客はこんな話で喜ぶと思われてるのか、理由は定かではありません
しかし、現実に劇場では多くの観客(高齢者)がすすり泣きしていました
偏差値45の作り手と偏差値45の観客の需要と供給がマッチしてることだけはハッキリと分かって、私は1人劇場で絶望しました
コロナでも映画を見にきて欲しいと吉永小百合がアピールしてましたが、こんな低俗な感動ポルノしか作れない邦画だったら、いっそこのまま潰れて良いとさえ思いました
あと、本編はよく分からないラストで終わります
安楽死を望む患者のエピソードなんで、日本で安楽死の是非は例え創作でも主張出来ないから敢えてよく分からない終わり方をしたんだと思いますが、だったら最初から安楽死のエピソードを出さなきゃいいのに、と呆れています
大の大人が揃いも揃って有限不実行って、ほんと邦画(製作委員会方式)は終わってます
邦画はいつ安楽死するんでしようね
全てに中途半端
在宅医療の問題を問う医療ドラマ。ただ、在宅医療に置いて、日々起こる悲劇、悲しみ、つらさを映しただけの作品。ストーリーも単純で誰でも想起でき得る内容。主人公の葛藤も、最後は身内への安楽死に至って閉幕してしまう。俳優陣について。果たして吉永小百合さんを主人公にする必要があったのだろうか。作者南杏子さんの他の作品の主人公と同様、中堅医師たち(50歳ぐらい)のように、傷つき実家のある地方にもどり、在宅医療に否応なく取り組み、医師としての本来の目的と矜持を取り戻す物語を期待していただけにとても残念。患者役の石田ゆり子さんぐらいの年齢の女優さんがよかったかなと思う。又金沢芸者を演じた小池栄子さんに関してはなんだったのだろうと、全く理解出来なかった。田中みん(漢字が出ませんでした、すみません)さんの演技だけは、流石だと思った。何もかもが中途半端な作品だったと思う。
言いたいことはわかるのですが…
あれだけの事故を起こした患者が運ばれた、救命救急医を統括していた人物が吉永小百合とは思えませんでした。スローな対応を見ていると、失礼ながら親子の年齢には無理があるように感じましたが、対応に問題ありと考えると、医療事故が起こるのも納得できました。
診療所に移っても相談にのったり、医師を紹介したり、血圧を測るシーンはあるけど、大きな病院にいた医師としての経験を生かして臨機応変に治療にあたるシーンがありませんでした。末期の患者はことごとく亡くなるのに、診療所を利用する患者は増えていて、はたまた業務のシーンと並行して診療所のメンバーでご飯を食べ、絆が深まるシーンがやたらに多く、言いたい事はわかるのですが、数ある病院の中からあえて直接治療しない、治療の範疇を超えたフォローは積極的にしているこの診療所を選んだ決めてのようなものが、現実離れしているように感じました。
末期の症状に苦しむ患者や、やりきれない家族を散々見てきたのに、自分の親の安楽死に加担する場面が患者のそうした場面と同じテンションで描かれた上に、最後ウヤムヤになっていたので、いやそこは1番大切な所だろう!!と感じました。
吉永小百合の総合的な美しさを第1にした映画のように感じましたが、エグい部分を演じてもファンが怒らない女優さんで、美談だけではなく、目を背けたい人間の弱さを考えたりしながら、ストーリーを満喫したかったです。
。
残念過ぎる
昔第一線で三次救急で働いていましたが緩和ケアがしたくて転職した自分にとってはまさに興味ある題材で、役者も揃っているので公開を楽しみに見に行きました。
途中までは時々小さな違和感を覚えながらも、涙なしには見れず良い内容だったのですが、終盤にいきなり父の安楽死をするため?に職場を辞めた意味もわからないし、最後は安楽死をさせたのかさせなかったのか、とにかくさっぱり訳がわからず涙も一気に引きました。ちゃんと病院で鎮静剤を使って苦痛をとってあげたら苦しまずに違反にもならないのに、なぜあえて法をおかすことをするのか、とにかくもやもやだけが残りました。安楽死問題もわかりますが、この流れでありえないです。残念過ぎます。
咲和子先生、患者さんをあまり増やさないで
城北大学病院の救急科責任者の白石咲和子先生は潔い先生だ。院長役の西村まさ彦にはこの際悪役を一手に引き受けて貰うしかない。上昇指向が強いだけで、保身のことしか頭にない奴はうじゃうじゃいる。医療の現場も例外ではない。だが、それだけに腹が立つ!羊の皮を被った悪人をあぶり出す方法はないものか?善人ほど都落ちしていく現実はよく聞く話し。老親のそばで西田敏行が院長の在宅医療医院での第二の人生を選択した咲和子先生。そこはこの世で傷ついた人々が生きて行くオアシスでもあった。医師国家試験に3度失敗し、その道を諦め、事務員として就職した野呂聖二。大規模トンネル事故でごったがえす救急室。病院の前で交通事故に合った子供を抱えて入って来た。確かに事務員が医療行為をするのは法律違反だが、彼には実習などで得た知識があり、一人の人間としての葛藤もあったはずだ。中古でも1000万で売れるベンツ(思わず札束数えた)で、金沢に来て、土下座しての直談判!仙川院長(西田敏行)の心意気。この映画は人情を軽視する輩は観ないで頂きたい。吉永小百合が救急科の責任者という設定がもう浮き世離れしていること自体、頭のいい奴だったら、呑み込んでもの申せ!と言いたい。ああいう修羅場での責任者の実際の仕事は、救える見込みのない患者の蘇生を怒鳴りながら諦めさせ、人工呼吸器の有効活用を指示することなのだと思う。
松坂桃李の涙💧 対称的に泣かないすず。いいじゃないか。
ラーメン屋でのカットだけでも観る価値ある。実際、早逝した兄弟の子供を育てている人もいるだろう。すず、強い。この二人が夫婦になって、まほろば診療所をやっていく絵が見たかった。
泉谷しげると松金よね子のゴミ屋敷の夫婦。泉谷の何言ってるかわからない嗚咽の演技。おいらにはかなり響いた。
佐々木みゆちゃん。ACの図書館の聾唖の子役のコマーシャルが印象的なゆみちゃん。お終活 熟春! 人生百年時代の過ごしかたでは「おじいちゃん、不倫してたの?」
彼女は天才子役です.
松坂桃李が彼女をおぶって海に入る場面も泣けました。「バカ、先生じゃねーよ」
福井には先端医療センターが実在するようだ。さすが北前船で潤った北陸3県。伊勢谷友介のIT社長役の脊髄損傷の話しは咲和子先生の学生時代の同級生とのエピソードのためもあろう。仕事に忙殺されて恋愛どころではなかった真面目な彼女の半生を浮き上がらせる。
田中泯の父親役。小百合と同い年なのに親子に見える。石田ゆり子もアラフィフなのに、この二人は43歳と32歳くらいにしか見えない奇蹟。幸せとしか言いようがありません。
最後、重たい気持ちになりました。時間の経過が遅く感じてしまいました。
あぁ、あの薬は筋弛緩剤?塩化カリウム?
朝日を見て美しいと思う親子。小百合の涙で、終わってくれてよかった。個人的には大腿骨骨折して、リハビリ中に脳梗塞になったあとに、首つるシーンなんかなくても、父親の希望が何回も繰り返されたので、安楽死までテーマが及ばなくても、この映画は充分いい映画だと思えたので、後半15分余りは辛かったです。
みなみらんぼうの店、STATION。パオ。おいらは思いました。涙とともにパオを食べたことのない人に人生の味はわからないんだよ。みなみらんぼうの弾き語りにハモる西田敏行の声。良かったです。
ギバちゃんの厚労省官僚が無駄な医療費の高騰が国益に反することを考慮して、在宅医療を選択したことなどは理想論なんでしょうが、そういったメッセージもこの映画の潔さを強調していたと思います。現実はあらゆるコネを使ってでも助かりたいと画策すると思われますが、松坂桃李の背中をさすりながら、息子役をさせる咲和子先生。ブラレールの話し、泣ける。
夢千代日記での患者役が印象的な吉永小百合さんの初の医師役。
咲和子先生、患者さんをあまり増やさないで、心のこもった医療をお願いします。お身体、ご自愛くださいませ。
2時間、夢をみせていただき、ありがとうございました❤️
火曜日の最後の上映でしたが、観客はアタシより高齢の方ばかりでした。映画館のスタッフが来なかったので、重い扉をご高齢の皆さんが出るまで開けて押さえました。いい映画を見て、いいことして、気持ちに余裕が生まれました。ありがとうございました。
終始入り込めない映画で残念
最初のトンネルでの爆発からcg感が伝わり安っぽく見えた。
最初の救急の現場でも東京の大病院とは思えないほど、医者が少なく、さらに、バリバリの救急医には見えなかった。ゆっくりしすぎ。
石川県の診療所に話は移るが、態度や言動が長年医者をしてきて人間っぽくなく、どこか頼りなさがあり、話に入れなかった。それから、患者一人一人とのストーリーが消化不良感が半端ない。内容が薄いのに、感動させようとするからさらにキツい。
死にそうなお父さんを息子じゃない人が息子のふりするシーンとか、死にそうな子を海に入れて一緒に泳ぐとか、なんかそんなことしていいのかって思うシーンも多かった。
吉永小百合のお父さんは結局安楽死したのか、ダメだろって思うけど、どうしたいのかもわからないし、小池栄子役の人も最初と最後謎に出てきて終わったり、安っぽい渡り鳥のcgのシーンが謎に出てきたり、なんの意味があるのってシーンも多い。
映画を作る上で、こう言った人間ドラマはリアルをもっと求めずして、どうやって他の映画より面白くできるのかと思ってしまった。
唯一見れたのは、すずちゃんと松坂桃李が外食しているシーンのみ。
正直、見ててイライラした。吉永小百合はこの役にめちゃくちゃ合ってなかったと思う。
キャストがせっかく豪華なのに、内容がかなり薄いです。結局何を伝えた...
キャストがせっかく豪華なのに、内容がかなり薄いです。結局何を伝えたいのかはっきりしません。
吉永小百合が救急の医師を演じるには無理があったと思います。実際の医療現場とはかけ離れた演技が多く中々作品に入り込めませんでした。
楽しみにしてたので少し残念でした。
期待が大きすぎた。
吉永小百合のおっとりとした台詞が殺伐とした救命の現場で浮いてしまっていた。冒頭からこれで違和感を覚えた。故郷で在宅医療の医師として様々な患者を診ることになるがそれぞれのドラマがあるにはあるがあまりに短い時間で一人一人の病気が扱われているために表面だけさらった印象を受けた。何もかもが中途半端でおっとりとした吉永小百合は医師役には向いてないと思った。癒やされたくて観に行ったが無理だった。ただ、キラキラと光を使った映像が心に残りそれには癒やされたかな。内容的には映画よりドラマでじっくりやる内容。深く掘り下げられていない部分が多々あったため。みなみらんぼうの演技はありなの?と思うくらい拙かった。
親父ぃ!
あんまりこういうお涙頂戴系は好き好んで見ないのですが、イオンシネマで行われているワンデーフリーパスポートの力を借りて、普段見ない作品を見まくろう!という事で今作に白羽の矢が立ちました。
予告の時点で安楽死が絡んでくるんだろうなとは思っていました。安楽死は昨年の「ドクター・デスの遺産」で思っくそやらかしてたので少し不安でしたが、そこまで酷いものではなかったのが救いです。
最初に起こる事故が煽り運転なのか、飲酒運転なのか、体調不良なのかが分からない奇妙な運転をしていたので、そこがメインでは無いのですが、少しだけでも明らかにして欲しかったなと思いました。
一人一人のエピソードがかなり薄く、子供以外に感情移入することができませんでした。官僚の死に際に本当の息子が来ないからと言って、桃李くんを息子代わりにして親父ぃ親父ぃと言わせるという謎プレイングで思わず笑ってしまいました。根がひねくれてるので、笑わせにきてんのかな?と思ってしまいました。
全体的によく分からない作品でした。歳を重ねるごとにこういう作品の重みもわかっていくのかなぁ…
鑑賞日 5/23
鑑賞時間 12:05〜14:15
座席 E-14
吉永小百合・・☆
吉永小百合の映画ということで、正直あまり期待せずに鑑賞。
でもその割には、なかなか良かった。
彼女自身は、ファンには申し訳ないがどの作品も自分には同じに見えてしまう・・
しかし、いつも通り脇の役者さんが素晴らしく固めてあるので、つい見に行ってしまう。
他の方のコメントにもあるように、冒頭の救命救急のシーンがあまりにのんびりと
した演技でどうか??と思えたし、大病院を去ることになる理由もなんだかなぁ・・と
稚拙な感じがした。
故郷の金沢に帰り「まほろば診療所」で働き始めてからが本編だが、エピソードが
盛り込み過ぎで、却って浅い印象を残してしまう。
個人的には、やはり女の子のがん患者のエピソードが時間を割いていたこともあり、
女の子に関わる松坂桃李と広瀬すずが若々しい感じの医療従事者のイメージを
出していて良かった。
ネタバレになるが、5㎏減量して臨んだという田中泯の演技が素晴らしくて
これに見入ってしまった。
最後に田中泯演じる実の父親を安楽死させるかどうかという決断を迫られる。
ラストシーンは、果たして薬剤を投与した後なのか、それともまだ迷いの中なのか・・。
答えは、あるのかわからない。
(ToT)場内すすり泣き
絶対この映画は途中退場、★1.5に違いないと思い視聴。
吉永小百合であろうがなんだろうが切り捨てるという意気込み。
俺は駄作はなますギリだぜ!!かかってこい!
いやー〜ー、号泣。隣のおばちゃんと一緒に鼻啜ってました。
吉永小百合ERの医師役、この世にあんな医者200%いないんだけど、見終わってこんな医者がいて欲しいという願望に変わりました。話は死を前にした患者さんに寄り添う事の重要さを伝えるベタな物語ですが泣きです。コレは全世界普遍的なテーマなんだろうね。
ラスト耐え難い痛みを抱える自分の父親を安楽死させるか否かで朝日が登るシーンで終わります。父親は〝美しい〟と一言、、、、。その後安楽死させたのでしょうか?
否でしょう。そう願います。朝日が登るのを人間が防げるわけもなく、同様に美しい人の命をさまたげることなんてできないって事なんでしょうね。
詰め込みすぎた在宅医療の物語
ある問題により地方都市(地元)に戻ってきた医師が在宅医療をやることになるんですが、いろいろな要素を入れ過ぎててどこに主軸を置いてるのかが分からない微妙な作品です。
もう少し診療所の人物関係を掘り下げて欲しかったのと、複数の事柄が同時進行で起こってるはずなのに、単体として扱ってる様に表現してるのに違和感を覚えました。
やはりいろいろなことが同時に重なりあって…感じで持っていって欲しかったです。
吉永小百合の女優魂
いのちについて 終末期の在宅治療で素晴らしい作品でした。安楽死は、犯罪 でも 痛みに苦しむ患者と家族の気持ちを考えると必要かも いい作品だったけど 最後が 何で?ここで終わるかなと!不満も残りますね
全46件中、21~40件目を表示