ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価
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綾野剛、やっぱり良い。
新宿スワンの時の綾野剛。
良かったなぁー
今回のはどうだろう??
凄く見たくて今日やっと観れました!
それに、他の豪華キャスト
舘ひろし、小野真知子、駿河太郎(孤狼の血では、私的には1番記憶に残ってる役者さんです。
磯村侑斗(今日から俺は ヤンキーやらせたら絶対と思ってた相楽)
このメンバーです。面白くない訳ないです。
やはり、良かったですね。
ヤクザ映画から、ヤクザにとっての苦悩が
ちゃんと伝わってきました。
本質的に豊原さん演じる加藤や、
駿河さん演じる川山には
凄い嫌気がさしましたが。。(今回の駿河さんも
流石の演技でした)
少なくとも、柴咲組には嫌悪感は
さほど感じなかったというか
良いのか悪いのか解りませんが
同意する部分までありました。
ラストのシーンは悲しかった。
皆が生きやすい
良い世の中に進化していって欲しいです。
やくざにしかなれなかった人々の悲しみ
藤井監督の作品と綾野剛さんと舘ひろしさんのメンバーで見たかった映画でした。3部構成になっていて、綾野剛演じるやくざの父が麻薬で死んで、絶体それだけはやらないと決め、舘さんが親分の組に入る、抗争に巻き込まれ上役の代わりに刑務所に十何年も入る。兎に角、最初はやんちゃなを演じ、舘さんのファミリーとして動き。刑務所出てきたら、法律が変わりやくざでは生きていけない
時代になって体を使う仕事を始めて、好きだった尾野真千子演じる彼女と再会して、公務員として働く彼女の家に転がり込む。自分の子供としりながら家族として過ごす。昔の知り合いと働く場所で写真を撮られSNSにあがる事で彼女がソープ嬢だった事や仲間に嫌われ。泣く泣く別れることになるが彼女の携帯の留守電に残した言葉が泣けます。家族で良かった…。最後は死んでゆくのですが、若い時のギラギラした眼と亡くなる頃の優しい眼を綾野君は表現してて、とても良かったです。
じんわりとくるヤクザの物語
タイトルどおりいわゆるヤクザものでなく『ヤクザ』を取り巻くひとと環境に視点を当てたストーリー。スマホ一台買えない、恋人とも付き合えない。何よりヤクザやめても5年は反社。
若者がながれないように、犯罪の金が流れない為の措置なのはさておき。。今のところ私の人生には全く関わりのない話だから、じんわりな感じだけどそんな世界の娘に生まれた人や息子に生まれた人には堪らないルールだ。。
キレキレな映画
表現が思いつかないのだが
頭の中ではキレキレな映画と残っている。
綾野剛さんの演技はもちろん
磯村勇斗さんの演技力に凄みを感じた映画。
今後の映画が楽しみである。
そして、舘ひろしさんの
何もかもの振る舞いが、カッコいい。
演技力の凄さの先の深みを感じれる。
役者がバケモンすぎる
ストーリーは決して難しくなく
登場人物の背景や感情、変化が割とわかりやすく描かれているので、余計なこと考えずに映画に集中できた。セリフの違和感とか演技とかは実際のヤクザに会ったことも話したこともないしそもそもが分からないから「そういうもの」として観れた。
自分の中でヤクザのイメージはあっても
実際どんなことをして生きて死んでくのかはわからない。それでも感じることの多い映画だった。
どうしようもなく時代に流されて淘汰されていく様が本当に切なくて、哀しくて、でも温かい部分もあって。
「綺麗事だけじゃ飯食っていけない」
このセリフが心に残っていて、色んなことを考えた。
一度沈んでしまった人間に救いはあるのか。
真っ当に生きることは許されないことなのか。
それはヤクザに限ることではないし、
自分がこれからの時代を生きる社会の一員としてどう生きていきたいかを考えさせられた。
本当に語彙力がなさすぎて
感じたことを言葉にするのが難しくて
すべて涙になってしまったけど、
それくらい複雑で深い感情になった。
映画の詳しい演出とか、役者の演技の良し悪しとかに詳しくはないし、ダサいとか寒いっていう意見があるのは、作品にとって当たり前だと思うけど、
この作品の役者は全員バケモンやった。
綾野剛をはじめとして浮いてる役者はいなかったし
役者の作品にかける想いが伝わってきた。
主題歌、エンドロール含め本当に良かった。
いずれサブスクとかに出るんだろうけど、
おうちでぬくぬく見るのではなくて、
ぜひ、映画館で見てほしいと思う。
ヤクザ映画ではないヤクザ映画
変わりゆくヤクザ世界の20年を描いた。
役者陣の素晴らしい演技、久しぶりに映画館で観るべき映画でした。
ヤクザである・あった(過去)だけで、二度と普通の生活には戻れない。
SNSは国民主体の総監視システムなのね。
ヤクザに同情するわけではないけど、SNSは怖い。
平成ヤクザの悲哀
3時代を描くと言うので昭和、平成、令和と描くと思いきや平成ヤクザ一人の物語。それだけ平成はヤクザにとって激動の時代ってことかな❗ヤクザ映画も変わって行くと言う悲哀が良く出てる映画。綾野剛アカデミー賞獲っちゃうかな❗
昔のヤクザと今のヤクザ
ヤクザ、任侠はちょっと苦手ですが、そこまでコテコテじゃ無い。
ひと昔前の所謂ヤクザという者は色々生きづらい現代。義理人情だけじゃ生きていけない。
最初、この役に市原隼人?!と思ったけれど、進むにつれて なるほど!!ってなった。
綾野剛、本当は細やかで普通に生きたかった不器用なヤクザ。
良かったです。
ラストのシーン、ささりました。
素晴らしい!だが、1つだけ…
ヤクザの子という立場から見える世界、起こる出来事。それによって見えてくる大切なもの。最後の終わり方は衝撃的だったけどケンボウにはよかったのかな(涙)
本当に素晴らしかったのですが、しっくりこなかった事が1つ。ケンボウと娘さんが両親に全然似てないのは最後まで違和感でした。それこそ理不尽な社会の中キャスティングしたのかな!?と色々考えてしまいました。
ヤクザは生き方ではなく、居場所
ワンデーフリーパスポートの2本目
ヤクザものは好きではないのですが、家族や絆を訴えるような予告にひかれて鑑賞してきました。期待どおり、これまでのヤクザものとは一線を画す、心に響く良作でした。
本作では、組同士の激しい抗争をメインに据えず、徹底して山本賢治にスポットを当て、周囲の人とのつながりの中で、賢治の人としての成長や家族の絆を描きます。と同時に、差別や偏見、無責任な誹謗中傷など、現代社会の抱える闇にも警鐘を鳴らしています。
父親を覚醒剤で亡くし、刹那的な生き方しかできなかった賢治を変えたのは、柴崎との出会いです。初めは反発していた賢治が、親子の契りを結び、その考え方や生き方を変えていく様子が丁寧に描かれます。賢治にとってヤクザは、生き方ではなく、居場所だったのだと思います。世間からも家族からも捨てられたような賢治にとって、柴崎の包容力はとてつもない安心感を与えてくれたのではないでしょうか。
山本賢治役の綾野剛さんの渾身の演技も光りますが、それを支えているのは、なんといっても柴崎役の舘ひろしさんの演技でしょう。圧倒的な貫禄で存在感を発揮し、賢治にかける一言一言が泣かせます。
賢治と柴崎は血縁のない、親子の契りを交わしただけの関係です。それでも賢治は、柴崎を実の父親のように慕います。それは、自分を拾ってくれた恩に報いるといった面もあったでしょうが、それ以上に絶対的な居場所を与えてくれる安心感がそうさせていたのではないかと思います。この絶対的な居場所こそが家族であり、賢治にとっては、それがたまたまヤクザだっただけなのです。
その一方で、血縁のある実の娘や愛する女性には受け入れてもらえず、そこに自分の居場所がないというのは、なんとも皮肉なものです。家族とは何か、何をもって親子というのか、いろいろと考えさせられる内容でした。
ヤクザに人権はない。確かにそうかもしれないし、それでいいと思っていました。しかし、それがちょっとだけ変わった気がします。もちろんヤクザを認める気はないですし、社会から根絶すべきだとも思っています。だからといって、少なくとも足を洗い、カタギになった人間まで誹謗中傷で責め立てることが許されていいわけがありません。ましてやその家族にまで矛先を向けるなど、もはやどっちがヤクザかわかりません。ヤクザにしろカタギにしろ、最も大切で守りたいものは家族なのだと、改めて感じました。先に観た「哀愁しんでれら」とそこは重なるのですが、心に響く重さは比べものになりませんでした。
邦画でもやれるじゃないか
只々骨太な良いドラマを見せて貰いました。
気になる点としてはヤクザを綺麗に描き過ぎている所、東海テレビのヤクザと憲法の影響をかなり受けている所、過去から現在まで長いスパンで描いているので少しテーマが散漫になってしまっている所などけっこう粗はあります。
またラストひとつ前のシーンは話の展開としてはハッキリ言って0点です。
あの人物がラスト前に主人公の綾野剛に対してあの行動をする為の動機が弱い。原因となる部分もモンタージュ的に描いているので感情移入出来ずおやっと思ってしまう。
ただ、ラスト。あのラストシーンには唸りました。あれは発明であり発見であり、生きた人間を描く事に成功している数少ない映画になりました。見事です。あれこそが小説にも漫画にもない映画の醍醐味です。
ラストが100点なので結果的に映画も100点です。
つまらなくはない
他にこの監督の作品は「新聞記者」しか観ていないが、社会の重要なテーマをうまくエンターテイメントに昇華させているが、登場人物の気持ちの流れに違和感を感じる。こんなに急に許せるか?好きになるか?
あとツバサが半グレには見えない。
無寛容の世の中で…
映画の上映予告で観たいと思い、綾野剛や舘ひろし、市原隼人といった、俳優陣も魅力とあいまって、とても期待して観賞しました。
十代の反抗に反抗を重ねて、ある事件をきっかけに、反社の親分と盃を交わす。
そこは今まで感じた事のない、家族の絆があって…。
綾野剛演じた山本は、最初から最後まで、家族を欲したんだな。
どういう形であれ、自分を含めた家族の温かさが。
最後のシーンで、山本さんからお父さんに変わったセリフで、救われた気がした。
日本映画、新時代の幕開け。ゼロ年代となりうる作品。
いわゆるVシネというジャンルはあまり観たことが無いので、ヤクザ映画の醍醐味というのがイマイチ分からないけど、それでも「これがヤクザ映画か!」と実感する極道を貫くバイオレンス活劇。
綾野剛の現代に呆れた若かりし頃の表情から、目がギラギラと光るカッコイイ表情。そして魂を抜かれたような死んだ表情。
そして3つの時代を異なる画角(シネスコ、IMAXサイズ)で描く構成の巧みさよ。
色濃いシネスコサイズ(横長画角)には血みどろなヤクザの世界を提示し、ヤクザの分裂と闘争を表現。ここまでは堕落した男がヤクザに光を見出した姿を描き、ドラマもしっかりしたエンターテインメント作品として面白い。
がIMAXサイズ(正方形)で現代を映し出すとどうだ。色濃い照明は消え失せ解像度が下がったようなすっからかんの映像。綾野剛の死んだ表情。舘ひろしの頼りなさ。ヤクザの虚しい後ろ姿。
変わった人と変わらない人。
なんだろう。言葉が出なかった。
とにかく灰色の世界で堕落した男がさらに堕落し不幸のスパイラルの繰り返し。
そして最高に胸糞展開し、見覚えのある水中のワンシーン。藤井道人はこの表情が撮りたくてこの映画を作ったのだろうか。
あの綾野剛のラストシーンは素晴らしい画面設計でした。アイコンにしたいくらい。
『ヤクザの家族』ではなく、『ヤクザと家族』ということは、「ヤクザ」と「家族」は完全に二極化しているということ。
結構みんなは「山本にとっての家族はあの人で…」と考察してるけど自分の解釈は「山本は結局、家族がいなかった」という感じ。ヤクザによって崩壊する家族も描いているので負の面での『ヤクザと家族』だと思った。
ヤクザと言う存在が煙のように付きまとう男のクロニクル。『哀愁しんでれら』といい、『すばらしき世界』といい、去年ならば『ミッドナイトスワン』といい、最近は疎外された人間の「不幸のスパイラル」というテーマが流行りなのかもしれないな。
藤井道人監督、急に大御所感出て来ました!A24制作の夢を諦めず頑張って貰いたい。2020年にも変わってきてると感じたが、2021年は日本映画新時代突入の年かもしれない。
最後だけ…うーん
「デイアンドナイト」は主人公がアホ過ぎて感情移入できなかったですが、今回はなかなかよかったです。ブルーレイも買うでしょう。
在日同胞どうしの殺しあいを匂わせるものを感じられてリアルです(血よりファミリーが大事)
ただ最後の市原隼人の動機だけ、弱すぎると思いました。いくらなんでも。不幸のきっかけを作ったのは自分やん(同僚にぺらぺらしゃべったり写真取らせたり)。
磯村くん?はなかなか良いですね。ただ、ふとした表情や、死んだような目付きが菅田将暉とかぶってるきてるような気がします。
現代のシーンだけ画面をくすんだ感じにするのは過去との対比をハッキリさせたかったのでしょうが、余計な演出だと感じました。
迫真の演技
綾野剛さんのファンです。まわりのキャストがまた存在感が半端ない。舘ひろしさんの渋さ、迫力、親父としての大きさ。やさしく諭されたらあたしも泣いちゃう。任侠映画ですが演技がまた半端ない、ちょっと怖いですが迫力満点です。抗争する組の豊原功補と駿河太郎のコンビも適役でしたね。綾野剛さんの演技に最後まで引き込まれました。最後まさかの舎弟に刺され泣くなりますが、不器用な寂しがりやなやさしい方、ただただ普通の温かい家庭が欲しかったのだと痛いほど伝わりました。最後のシーンは寂しくてかわいそうでした。これから、石原さとみとラブコメドラマ放送されるようですが、こちらのインパクトがあまりにも大きくて私が切り替えられないかもしれないです。
でもきっとこれが現実
今までによくあった「漢」と書いて「オトコ」と読むような男の美学みたいな話でもなければ、ヤクザ同士の抗争のドンパチ映画でもない。
なのでヤクザ映画は痛そうで苦手と思って観るのを躊躇してる人も比較的観やすいかと思います。
(多少痛いシーンはありますが)
1人の男が家族を求めてヤクザの世界に入り、その世界で生きた成れの果てに何が待っているのか。
どうしても主人公目線に立ってしまうので辛く悲しい想いに寄り添ってしまったけれど、きっとこれが現実であり、所詮普通に生活している私も役所の人々の様な態度を取るんだろうか。
綾野剛さんがとにかく素晴らしかった。組長に、行くとこはあるのかと聞かれて泣くシーンがとてもよかったです。
内容の構成と役者の演技が秀逸。
まず、舘ひろしや綾野剛をはじめ多くの役者の演技が素晴らしく、しっかり物語に感情移入させてくれました。
次に、ヤクザモノの映画の新たな見せ方を感じました。
昭和・平成・令和で変わる社会の中でのヤクザの立場の移り変わりを描く構成、舘ひろし・綾野剛に類似する場面を演じさせ半グレも同じ道を辿ると言う暗示(類推)など、暴力だけではない部分の作り込みがしっかりしていてマンネリ感を感じず楽しめました。
そして、タイトルにもある家族の見せ方がヤクザと言うものの現実をうまく表現しています。
血縁のある家族、ヤクザの親父や兄貴のような絆としての家族を両面描きそれがよりヤクザと言う組織の現実を際立たせています。
推測ですが、副題の「the family」は絆としての家族を表現していると思います。
最後に、この映画はヤクザの絆の強さと組織の抱えるジレンマを家族というものを通して非常によく表現されているここ最近でも指折の映画だと思いました。
残念なところといえば上映回数があまりにも少ない事でしょうか。さまざまな意見や自分では気づかない描写や物足りない部分など、より多くの意見をもっと見たいです。
エンディングまでしっかり楽しめる映画です。
気になっている方は是非観てください。
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