「【モンペ】」哀愁しんでれら ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【モンペ】
モンスター・ペアレンツのことをモンペと短縮して呼んでいることを初めて知った😁
昔の女性用の作業着も、もんぺ、だったはずなので、ちょっと笑ってしまった😁
この作品、親がどのようにしてモンペになるのか、という意味では興味深いし、やはり、親は子供との約束を簡単に反故にしたり、かりに些細なものでも嘘をついたら良くないとか、考えさせられる。
よく、虐待をされていた子供が大人になると、自分の子供に虐待をしたり、周囲と上手く付き合っていけなくなるという事を聞くが、親が虚栄心に満ち満ちていて、嘘が平気で、簡単に学校に乗り込んで来ては文句をぶちまけるのも、子供としては嫌じゃないのかなあと思う。
家庭は社会の縮図だ。
だから、こうした人達は、周りと上手く折り合いをつけていくことも、映画に描かれているように難しいのかもしれない。
実家を窓から覗きこみ、皆が楽しくやっているのを見て、小春は、ここには自分の居場所がないと感じたのだろうか。
こうした孤独も人によっては耐え難いものなのだと感じる。
エンディングは、救いもないし、荒唐無稽で好感は持てなかった。
もし、彼らが社会から阻害され孤立している存在で、このエンディングだったら、何か意味があるかもなんて考えると同時に、あまりに身勝手な人間であればあるほど、こうした事件を引き起こしかねないと示唆しているのであれば、偏見のように感じられて、やっぱり好感は持てない。
土屋太鳳ちゃん、俳優として、これまでのイメージを払拭するような役に挑んだのだと思うし、頑張ってるなあと感じたのだけれど、キスシーンは、かなりぎこちなかった😁
ごめんなさい。
下世話で。
でも、土屋太鳳ちゃん、ウンナンのウッチャンが前に言っていたみたいに、僕も父親のような気持ちで、変な男が擦り寄ってこないようにとか思いながら、応援してるんだけど、もう、良い大人なんだよなあと感慨深くなりました。
だから、プラス0.5。
こんなことばっかり言ってる過保護な親も本当は良くないんだろうなあ😁