「高低差が激しくて最高!」哀愁しんでれら ゆみゆみさんの映画レビュー(感想・評価)
高低差が激しくて最高!
公開初日おめでとうございます。
公式さんからの場面画像や動画の投下がありつつ(ダンスシーン以降は避けてました🤣)、それらをぶっ飛んで超えるすごい作品でした。
みんなが少しづつ黒くて、でも決して真っ黒じゃない、なのに、どうしてこうなった?というのが2時間足らずで、流れるように展開されました。
役者さんたちの演技力、脚本の良さ、小道具の隅々までキャラクターの人となりがわかるものでした。
最初は、本当にシンデレラストーリーのような展開で、あのダンスシーンで『めでたし、めでたし』で結ばれていた物語のその後の怒涛の流れ!
大悟やヒカリちゃんの見えていなかった部分、それに翻弄される小春は必死に反面教師の自分の母や、児童相談所やニュースで目にする酷い母親のようにならない!『理想の母親』になる!ともがけばもがくほど、姑の『母親になるというのと母親であるということは違う』という言葉がのしかかってきているようで、見ていて苦しかったです。
本当に、これまでの土屋太鳳とは全く違う『小春』という女性が、ここ最近の田中圭のイメージとは違う『大悟』やヒカリと出会って、家族や周りを巻き込みながら最後にたどり着いた場所を、もっともっと見届けたいので、また近々必ず観ます!
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