冷たい水

互いの家庭環境が複雑でありながら彼女の荒れてしまう気持ちは理解出来る反面で彼の行動がイマイチ腑に落ちない、ラストは印象的でも裸一貫で彼女は何処へ、脱ぎ捨てられた服に残された手紙の内容が気になる！？

ジャニス・ジョプリンからＣｒｅｅｄｅｎｃｅ Ｃｌｅａｒｗａｔｅｒ Ｒｅｖｉｖａｌやアリス・クーパーなどボブ・ディランの「Ｋｎｏｃｋｉｎ' ｏｎa ｈｅａｖｅｎ'ｓ ｄｏｏｒ」が流れる７０年代の雰囲気がピンと来ない、本作の監督であるオリヴィエ・アサイヤスは勢力的に映画を撮っているイメージがあるけれど興味が惹かれない感も。

若気の至りからの突発的行動が幼い少年、少女にとって必要な現時点での問題を払拭させる為の術でありながら、彼女の選択肢は先に続くものであって欲しいと願うばかりの終わり方。