タイムリミット 見知らぬ影

劇場公開日:2020年6月26日

解説・あらすじ

「ピエロがお前を嘲笑う」のボータン・ビルケ・メーリング主演、「パンドラム」や「ニック NICK」シリーズを手がけたクリスチャン・アルバート監督で、爆弾魔に脅迫され絶体絶命の危機に陥る男の壮絶な運命を描いたサスペンス。ベルリンの不動産会社で大規模な建築プロジェクトに携わるカールは、ある月曜日の朝、娘と息子を車に乗せて学校に送り届けようとしている最中に、正体不明の男からの脅迫電話を受ける。男はカールたちが座席を離れると爆発する特殊な爆弾を車に仕掛けたと言い、巨額の金を支払うよう要求してくる。同じ犯人に脅迫された上司とその妻が目の前で爆死させられるのを見たカールは、やむを得ず要求に従おうとするが、爆発の際に破片を浴びて息子が重傷を負った上、今度は警官隊に包囲されてしまう。警察は、カールが不仲の妻への復讐のため子どもたちを人質にとったと考えていた。やがて、八方塞がりのカールの前に脅迫者が大胆にも姿を現し……。

2018年製作/109分/ドイツ
原題または英題:Steig. Nicht. Aus!
配給:ブロードウェイ
劇場公開日:2020年6月26日

スタッフ・キャスト

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(C)2017 SYRREAL ENTERTAINMENT / TELEPOL / ZDF / TRAUMFABRIK BABELSBERG / SECHSUNDZWANZIGSTE BABELSBERG FILM

映画レビュー

3.5 既視感こそあるものの緊迫感◎

2025年9月15日
Androidアプリから投稿

子供二人が乗った、爆弾が仕掛けられた車の中、男は脅迫によって追い詰められていく。

というまぁ何となく既視感のある設定とあらすじではある。
が、車内での男の感情表現は失敗できない状況と周囲をコントロールできないことで一人追い詰められていく様子には迫力がある。
もっと上手いことできただろって気持ちもあるんだけど、しごできのビジネスマンと言えども子供を人質に取られている状況下で犯人に主導権を奪われるのはどうしようもない。
問題は警察側の無能を超えた愚かさであり、流石に過剰すぎる。
この警察のバカさ加減と妻と弁護士の不倫問題の落とし前はそれはそれとしてちゃんとつけて欲しかった。

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昭和ヒヨコッコ砲

4.0 ローワン・アトキンソン似の警部はやることがジョニー・イングリッシュ並み

2025年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ドキドキ

 非協力の原則とは何なのかよくわからなかったけど、面白かった。娘ヨセフィーヌ、息子マリウスも性格の違いはあれど、家族を愛する気持ちは同じ。パパとママに離婚なんてしてもらいたくなかった点は同じなのだ。特にヨセフィーヌが爆弾の仕掛けられていない後部座席から自ら助手席へと移動したところ。「私と一緒にいればパパは撃たれない!」涙ちょちょぎれ。

 爆発処理班ピアがまたカッコいい。バカの警部とは対照的で家族が置かれた状況をすぐさま察知する。防護服で登場したときは、冒頭の飛行機で性的アピールしてきたココちゃんかと思ったんだけど、まったくハズレてた。そういや、あれは単に愛妻家をアピールするためだけのエピソードだったのか?

 爆弾は地雷と同じ仕組みで一旦圧がかかるとスイッチが入ってしまう。しかも遠隔操作で爆発させることも出来る。犯人の巧みな脅迫はかなり計算されつくされたもの。カールの妻の口座から現金を引き出して送金する意味もわからなかったが、これが妻への復讐と思わせる伏線にもなっていて、バカの警部を助長する罠だった。

 携帯の電波が遮断されるというテクニック!オープンスペースでそんなことが実際に出来るの?などと、ちょっとビックリ。まぁ、終盤はあり得ないくらい手の込んだ騙し合い。やっぱり人間、落ちるところまで落ちないと素直になれないよなぁ・・・お見事。

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kossy

2.5 物語だけど…

2024年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

良かった点は、事件が解決したことと、その根源だった会社の方針に対し最終的に会社が破綻する事になったこと、主人公が初めて自分の責任を認めたこと、そして家族が一つになったこと。
主人公の周囲の環境設定はよく出来ているが、警察が間抜けていることでなければこの物語は成立しない。
犯人の動機もごく一般的で、自分の身より子供の将来のお金のためにしていることで、彼の動機と行動に不満はない。
問題が主人公だ。
しかし、映画そのものはシリアスで緊張感が最後まで続き気が抜けない。
物語は主人公が良かれと思ったことすべてが裏目に出てしまうことから始まるが、子どもたちを乗せたことが最悪の悪夢を招く。
車に仕掛けられた爆弾… この時点で一度映画を消した。つまらなくなるのが必至だからだ。結局は、見てしまったのだが…
物語が進行しなければならない要因に、主人公が犯人に従うということになるが、この主人公はいったいどこまでバカなの? まるで洗脳されたかのように正しい答えを出せずに犯人の指示に従う。
そしてこの主人公の絶体絶命の危機を知りつつも、どうしても彼の行動に共感できない。
ここが最大のポイントだ。
冷静さのかけらもないまま無心で犯人の言うことに従う。
警察に犯人の電話を渡さなかったことは、どんな被害者でもありえない行動だ。
物語というのか、主人公の行動はどこまで行っても共感できず、お前はバカなのと言いたくなる。
物語で主人公に共感できないのは致命的だと思うのだが…

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R41

3.5 【優れたるプロットは、他国の映画製作陣の製作意欲を強く刺激し、優れたるリメイク作品を生み出す。映画の正の連鎖である。又、この映画サイトのあるレビュアーさんに感謝を申し上げる次第である。】

2023年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

■先日、映画館でリーアム・ニーソン主演の「バッド・デイズ・ドライブ」を鑑賞した。
 レビューを上げたら、お世話になっているレビュアーさんから韓国のリメイク版「ハード・ヒット 発信制限」をお勧めされた。
 で、観賞したら凄く面白く、且つ泣けた。多分、韓国映画の湿性感が自分に合ったのだと思う。
 そして、昨晩、本作を鑑賞した。
 流石に、プロットが分かっているので(そりゃ、そーだ。)感動までは行かなかったが、絶対絶命の父の行動や、犯人の犯行動機も沁みた。

 この映画サイトには、素晴らしきレビュアーさんが多数いらっしゃる。
 そして、イロイロな映画をお勧めしてくれる。
 改めて、感謝を申し上げる次第である。

<内容は、(「バッド・デイズ・ドライブ」+「ハード・ヒット 発信制限」)/2である。どれも、面白い作品である。
 リメイク毎の細かい違いを探すのも、楽しいモノである事を今作を観て知った作品でもある。>

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NOBU

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