レイニーデイ・イン・ニューヨークのレビュー・感想・評価
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NYの街並みを堪能できる佳作ラブコメ
巨匠映画監督にインタビューが決まってニューヨークに来た学生記者とその彼氏の週末を描いたラブコメ。 ウディ・・アレンの映画をそれほど観てきたわけではないが、画面の雰囲気、台詞回し、話の展開、どれもが彼の映画っぽいつくりだった。 エル・ファニングはちょっと田舎くさいし、シャラメは猫背であまりかっこよくは見えない。話もなんだそりゃ?って感じ。結果、お母さんの話が1番心に残ってしまった。彼の自分探しの話のような印象だ。 でも、MOMA、セントラルパークといったニューヨークの街並みを堪能できることは確か。行ってみたいな思わせるだけの魅力には溢れていた。作品の舞台となる場を作るのはやっぱりうまいんだな。
現実は誰の為?
要所の台詞は、流石にうんと唸るような粋なものですし、俳優も矢鱈豪華で見ててたのしい。ケリーローバハ綺麗!
ただ皆んなの妹エルたんをあの扱い!全体の流れは米国でうけいれられるの?あー、例のあれでミーツーで…公開されてないのかー
ニューヨークと女優
今作もエル・ファニングがとてもチャーミングに撮れてます。正にミューズ。
言うまでもなく、NYも魅力的。やっぱりウッディ・アレンは女優とNYをチャーミングに描かせたら右に出るものはないのかな?
先週のストーリーオブマイライフに続き、ティモシー・シャラメ。でもこっちの方が制作は先か。
こちらも好演。少しだけ粋がってるけど、根は真面目。お母さんの育て方、お父さんの大きさ故か。
落ち込んでからの一夜の成長度合いは正にeverytiing happen to me.
20thセンチュリーウーマンの時はエル・ファニングは斜に構えた隣のお姉さん役でティモシーくんを指南する役どころだったと記憶してますが、やっぱりこの二人、今を代表する青春スタァってところなのね。
天気と心は比例する
ウディアレンはこれまで幾度となく、天気と土地を恋愛にかぶせてきた。
恋人は、普段と違う土地に行くことで互いの価値観の違いに気付き、破局にいたる。
それに加え、この映画では主人公の心と天気が比例する。恋人との距離が遠くなれば雨が降り、希望を持てる、もしくは別の人との距離が近くなると天気と心は晴れる。
しかし母親との会話により自分の価値観を整理することができ、ラストは雨の中で幸福が訪れる。
『ミッドナイトインパリ』のストーリーと非常に近く、セレーナゴメスが出てくるだけで最後にくっつくと予想できるようになっているが、それでもラストシーンは主人公達が劇中で言う通りとてもロマンティックだと感じた。
雨はこんなにも美しく切なく見せれるんだ…
雨が降りかかるガラス越しからのアングルがとても美しくもっと見ていたかった。 これはたった1日の出来事を映画にしている。 ニューヨークで起こった恋人とのすれ違い。 すれ違いといえど、お互い良くないよ!と思う部分があって心苦しかった。 コメディとして鑑賞しないと切なすぎてしんどい。 ただ、映画の雰囲気は呑み込まれてしまうほどの美しさ。1秒足りとも目を離したくない。 でも内容が私にとって心が痛くなる。 そんな葛藤をした映画だった。
雨の日にキスして。
え?良いやん、このラストw
回れ右。なのか?マジか?それ、良いなぁ。と言うか、あれ、伏線だったんよ。言葉の戯れで溢れてたんで気に留めなかったけど。なかなか良いやん!ってなりましたw
途中から、かなり突っ込んで笑いを取りに来てる印象ですが、そこはウディ・アレンのトーク・コントなんで、爆発力は有りません。ジワジワとフフフ。と思いきや。エルファニがやってくれましたー!腰が折れるかと思うくらいの大技ジャーマンスープレックスw
知的って言う程じゃないけど、ウディ・アレンらしく、気の利いたコンテンツが満遍なく並べられてて心地良く楽しめました。
Everything Happens To Me
ここぞと言う時、必ず何かが起きて上手く行かなくなるのが私の人生。
と言う自虐的内容のクラシックなフランク・シナトラの歌は、ギャッツビーの内心の呟き。想定外のハプニングが続いた雨の日の1日目は、トラップだらけの迷路の様な土曜日。生き方を変えるための小路も見つけました。
ギャッツビー自身の選択で馬車を降り、彼女に別れを告げ、向かった公園。たまには素晴らしい事も起きる雨の午後6時。雨の日曜日のキスの相手は、自分の思い通りに生きようとしている、小憎らしくて、居心地が良いくらいに思った事を言い合える女の子。この先も、色んなことが起きるんだろうな、なんて思いました。
好き嫌いのレベルで言いますが、良かった。とっても!
三角関係の至福
40代の若造にウディ・アレンを語る資格はない。20年は早過ぎる。ただただ自分の知識と教養の無さを痛感するばかり。それでも根拠のない期待をしてしまう。自分の後半生も捨てたもんじゃないぞと。大いに学ばなければならないし、必ず行かなければならない。何処へ?勿論、ニューヨークへ。 「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」は、今をときめくティモシー・シャラメを擁し、小道具としてスマートフォンは登場するものの、描かれるのはクラシカルな古き良きニューヨークである。舞台はカーライルホテルやメトロポリタン美術館。マクドナルドやスターバックスは背景としても画面には映らない。 郊外の大学に通う生粋のニューヨーカーである主人公が、アリゾナ出身の彼女に地元を案内することから始まるドタバタ劇であるが、とにかくキャラクターが古い古い。今どきこんなに知的でウィットに富んだ会話を楽しむ大学生カップルなんて、アメリカには存在するのだろうか。とても魅力的である。 人生を斜に構えて薀蓄を語る大学生はアレンの分身だろうし、スランプに陥る有名映画監督にもモデルがあるのだろうが、随所に飛び出す辛辣なジョークが理解出来れば、もっと映画が楽しめるのに勿体ない。とはいえ、有名人との遭遇に舞い上がる意識高い系の女子大生を演じるエル・ファニングが可愛くて、ほとんどギャグではあるが、出会うおじさん皆が惚れてしまうのもさもありなんと思う。 そして、セレーナ・ゴメス演じるマンハッタン在住の元カノの妹を忘れてはならない。こましゃくれて可愛げのある都会の女性を好演。エル・ファニングとの対比が面白い。多分に男性目線の映画であり、登場人物が多過ぎてあらぬ方向へも持って行かれるが、唐突に訪れる美しいラストシーンで再認識するのは、三角関係の至福である。本当に凄いぞ、84歳。
ウディ・アレン自身のゴタゴタでもう公開されないのかと思っていたら...
ウディ・アレン自身のゴタゴタでもう公開されないのかと思っていたら上映が決まり「ストーリー・オブ・マイライフ」に続きティミーを連ちゃんで観られるとウキウキしてたので公開初日に予約。 ただ、当日の午後位から仕事がバタバタし始め、平行して疲労感もちょいちょい出てくる始末。ラブコメもあまり得意じゃないからなぁなんて思い始めたら、疲労感がどーん😓 申し訳ないけど、こりゃ居眠り映画シリーズになるなぁ、、 なんて思ってたんだけれど、作品が始まったら眠気も疲労もどこえやらで完全に作品にはまりました。 エルちゃんのキラキラした髪の毛で頬を染める感じと、そのシチュエーションでもメモ取るんかいとツッコミたくなる天然な感じが可愛すぎるし、 セレーナの皮肉たっぷりのディスりが、ちょっと低めのハスキーボイスから放たれる度に声を出して笑っちゃったし。 そんな二人の正反対な性格がティミー演じる主人公ギャツビーに変化をもたらすあたりがよく出来てるなぁと。 ティミーはやっぱり長髪が似合うなぁ。 そして肩をちょっとすくめ猫背気味で若干がに股なキャラはティミーそのままな感じだし。 この三人の子供以上大人未満な感じと、 ジュウド・ロウ、リーヴ・シュレイバー、ディエゴ・ルナのちょっと不完全大人男子みたいな感じが対比になってるみたいで面白かったな。 ティミーが本作に出演してるからかどうなのかわからないけど「君の名前で僕を呼んで」のエリオパパとの名シーンにちょっと寄せてるんじゃないかと思えるシーンもあって個人的にはニヤリ。 あと笑い声w 寝落ちするかと心配だったけど 映画館を出るころには足取りも軽く、 降り続ける雨が心地よく感じるほど 最高に素敵な作品でした。
なんかいい
特別おもしろいストーリーとか深く感動するとかじゃないけど、なんかずっと不思議におしゃれな雰囲気で、映画見たなーって感じさせてくれる作品。長くもないからスッキリ。 ギャツビー売れっ子ですなーこの間ストーリーオブマイライフ見たばっかりだけど、なんか色気ありますな。アシュレーは酔うとかわいい。癒されるのもよくわかる。ヴェガはセクシーすぎる、あれは抱かれても仕方がない、笑。 そしてお兄さんの婚約者は、さすがにあの笑い方は俺も結婚したくないなと思った、笑。
とにかくオシャレでロマンチックが止まらない
雨のNYの一日を舞台に、一組のカップルのすれ違いや心の移り変わりを、とにかくロマンチックで雰囲気抜群のウディアレン節炸裂で描いた、NYと俳優陣の美しさをたっぷり堪能できる作品になっていました。 スクリーン越しに見るNYの雨景色はどうしてこんなにうっとりする程美しいのでしょう…。雨粒がしたたる窓ガラスや車、雨をよけて走る姿、そして雨の中のキスシーン。ロマンチック!!! 最高のロケーションに負けず、俳優陣も美しい。ティモシーシャラメの謎に醸し出しまくる色気、エルファニングの笑顔の破壊力、二人とも役柄にピッタリのナイスキャスティングでございました。 物語やメッセージ性は、個人的には特にこれと言ってハマれずというか、普通です。 でも、まぁーーーとにかくオシャレで美しいシーンしか無いと言っても過言ではない程の画力なので、ビジュアルだけで既に満足でした。
お洒落な恋愛映画だけど、ちゃんと芯は通ってる
ウッディアレンらしいテンポのよい展開の作品。アシュレーのお茶目な体験が作品の表面を彩っていたけど、本筋は「ギャツビーの成長」で 「自分の価値観を押しつけがちな親との確執から人生を見失っていた20代が、あることをきっかけに確執が氷解して、新しい人生を再び探し始める」 という筋がしっかり通っており、決して軽薄な恋愛映画ではなかった。 ギャツビーがNYを離れた大きな理由が母親との確執なので、母親のまさかのカミングアウトに対して彼が母親を人として理解し直したことが、再びNYに残る最大の理由になったのだろう。 最後は「そっちに行くの?」笑と思ったけど、決してそれだけを目的にNYに残ったわけじゃなくて、むしろ彼の再出発の象徴では?
若き才能ティモシー・シャラメを愛でたいあなたにオススメ!
オシャレ映画監督の代表格、ウディ・アレンの最新作は、 予想外のフレッシュな展開が盛り込まれた、良作ロマンチック・コメディでした! ニューヨークを訪れた大学生カップルが2人だけのデートを楽しもうとするものの、 様々なハプニングに遭遇し、次第にすれ違っていく様子を描きます。 最大の魅力は、今最も輝いている若手俳優ティモシー・シャラメの、 可笑しさに満ちた行動の数々でしょう! カノジョに振り回されて困惑するシャラメ、 「あなたのキスは10段階で4」とディスられ落胆するシャラメ、 皮肉を浴びせてくる女性に負けじと対抗するシャラメ、 親戚から逃げるため、美術館でかくれんぼに興じるシャラメなど… これらの微笑ましいコメディ演技は、シャラメファンのあなたを満足させること間違いなし! ウディ・アレンが作中の主人公と同様、大学中退を経験(しかも2度!)していること、 彼と同じニューヨーク出身のシャラメを起用していることを考えると、 監督はこれまでの作品以上に、若い頃の自分を主人公に投影しているように感じました。 他のキャストでいえば、 カノジョ役のエル・ファニングは、おじさん達に愛されてしまうのも納得のキュートな魅力全開ですし、 前作『デッド・ドント・ダイ』での雑な扱いで爆笑を誘ったセレーナ・ゴメスは、 思ったことを臆せず口に出す、芯の強い役柄がよく似合っています。 シャラメと表面上は仲良くしているが、OPからずっと話が噛み合ってないエルと、 彼と本音でぶつかり合いながら、お互いに理解を深めていくセレーナの対比にも、ぜひご注目を。 肝心のストーリーは、ありがちな三角関係のもつれに終始するのかと思いきや、 ある人物の思いがけない告白により、主人公の家族関係に一気に焦点を移していきます。 このツイストの効いた展開が本作にビターな味わいを与えると同時に、 最後には主人公の今後に幸あれ!と願わずにはいられない、 爽やかな余韻まで残してくれました。 御年84歳のウディ・アレン、これからも良作を生み出してくれる予感ビンビンですが、 養女へのセクハラを暴露されたことで彼は信用を失い、 本作もアメリカでは劇場未公開となってしまいました。 出演俳優たちからも大きな非難を浴びた彼は、今後一体どうなるのでしょうか… とはいえ、日本公開に踏み切ってくれた配給会社には大きな感謝を送りたいと思います。 ちょうど雨の多いこの時期、肩の力を抜いて存分にお楽しみください!
【人生は空模様のように、気まぐれに変わる。尚、今作は”実存主義を描いた失敗作”では、決してない。】
ー序盤、ギャツビー(ティモシー・シャラメ)の恋人アシュレー(エル・ファニング)が著名な映画監督ローランド・ポラード(リーブ・シュレイバー)に急遽インタビューするシーンで、監督が”君にはゴシップネタをあげよう・・。私はこの新作が気に入らないんだ!”と言ってから、試写室にアシュレーを連れ、映画を観ている途中で”吐き気がする。実存主義を描いた失敗作だ。”と吐き捨て、出ていくシーンがある。
嫌な予感がする・・。いつもの、ウディ・アレンの悪い癖が出なければ良いが・・。-
序盤は、ギャツビーが予定を立てたデートプランが、映画監督ローランドの気まぐれにより、アシュレーが引っ張りまわされ、更に人気スター”フランシスコ・ヴェガ”の一夜の恋人になる辺りまではガチャガチャしている。
ーが、若い二人が気まぐれな運命に翻弄される姿が可愛らしく、面白い。ー
約束をすっぽかされたギャツビーは且つての恋人の妹(セレーナ・ゴメス)にも振り回され、得意のポーカーで稼いだ金であることをする・・。
ーこの後、スノッブだと思って、敬遠していた母がギャツビーにある事実を告げるシーンは白眉だったなあ。-
<ウディ・アレン御大の作品の中では傑作ではないが、実存主義の視点から市井の人々の移ろいゆく心情を描いた佳品である。>
■蛇足 近年、ジュード・ロウが出演していても、直ぐに気付かないのは、私だけであろうか? オーラを消しているのかな?
それも才能
ヤードレー大学の学生新聞の記者として、ニューヨークで映画監督の取材をすることになった彼女と、一緒に週末を楽しもうと同行したニューヨーク出身の彼氏のすれ違いの話。 自己否定モード全開の監督に気に入られたことから転がって行く彼女のモテモテエピソードと、彼女との予定が狂った彼氏のやきもき&やさぐれ気味エピソードを交えてコミカルにみせていく。 彼女を大好きなのは伝わってくるけれど、ちょっと面倒くさい彼氏と、案外何も考えてない振り回し系彼女。 ここまで話が大きくないにしろ現実世界でもありそうなタイプの2人という感じで、恋愛映画といえばそうだけど、恋愛じゃない部分で急な展開の連続だし、ヌメ~ッと終わられたら嫌だなあと思っていたけれど、ある意味綺麗で正しい方向に進んで行きなかなか良かったかな。
微妙なタイミングで集大成的な良いのが出てきてしまった
ここ数年、ブルージャスミンかミッドナイト・イン・パリか以来くらいで一番よかった。全体的に甘口のウディ・アレン。職人芸とも言える、スノッブなラブコメだけどピリッとしめるドラマ。いかに恵まれた環境にあっても毒吐く壁の花、その顛末。結局ニューヨークを愛してます、の話。 後半が特によかった。エルファニングの見たことない表情がありました。また今回も先生が引き出したんですかね。
作品と複雑な背景は別問題
やはりウディのマンハッタンは最高だ。シャラメやゴメスとの食い合わせや若いラブストーリーに若干不安だったが、個人的にはここ数年では最高傑作でした。 シャラメの出演作でも最も味が出ていた役で、台詞演技もとても良かった。まさか自分がシャラメを絶賛する事があるとは思いませんでした。逆にジュード ローはすっかりハゲ親父が板に付いており興味深かったです。 ウディ作品はもう75点をコンスタントに出すくらいかと思っていましたが、間違いでした。それだけに昔の疑惑をほじかえされて、役者やスタジオが掌返しをやっているのが残念。キチンとしたステイトメントを出し環境を整えて傑作を連発して欲しいと切に願います。
雨が多い映画ですね!
晴れのシーンがホントに少なかった。 お母さんの告白にビックリだけど、息子のわだかまりが解けてよかったです。 アシュレー大活躍だったけど、なんかかわいそう。 ラストは、ビックリ結末でした。
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