レイニーデイ・イン・ニューヨークのレビュー・感想・評価
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上流社会趣味
アレンの養子だったディラン・ファローの告発によってA Rainy Day in New Yorkはお蔵入りしそうだった。
ハリウッドでは定石だが前妻のミア・ファローは養子を乱受するひとだった。アレンからの性虐待を訴えたディランもそのひとり。アレンの現妻スン=イー・プレヴィンもかつては養子だった。
当時、MeToo運動(2017年~)の気勢にのって、多数の公人が告発された。もちろん今も続いている。MeToo運動とは、告発の連鎖のことではなく、公にさらけ出すことを常態化させた変革だった。
ディラン・ファローが養父ウッディ・アレンからされた過去の性的いたずらを告発したのは二度目。一回目は養母ミア・ファローが訴え、証拠不十分により不起訴となっていたが、二回目は成人した養女本人からで、テレビで大々的に報道された。
それをきっかけに多くの俳優が反アレンに回った。A Rainy Day in New Yorkのほとんどの出演者も出演を後悔したりアレンとは仕事をしないとの声明を発表している。
一方、ヨハンソンやダイアン・キートンなど彼を信頼しいつでも仕事すると公言した俳優らもいた。ケイト・ウィンスレットのように私生活は仕事と関係がないとのスタンスを表明する俳優もいた。
が、MeTooの世相である。
巷は向かい風だった。
マリオン・コティヤールはこの一件を──
『私生活についてはよく知らなかったけど、養女(スン=イー・プレヴィン)と結婚したと聞いて、正直ちょっと気持ち悪いと思ったのを覚えているわ。撮影現場でもどこかギクシャクしていて、私にとってはあまり良い体験ではなかったし、彼と仕事をすることはもうないでしょうね。今回の報道が事実か否かは、当事者じゃないから何とも言えないけれど、ディランさんが苦しむ姿を見て胸が痛くなったということだけは確かね』
──と語ったが、この発言は世間一般見解の代弁のようでもある。
結果、年1作ペースだったウッディ・アレンの仕事はガクンと細った。
思えばウッディ・アレンは半世紀以上一線を走ってきた。
アニーホール(1977)、ハンナとその姉妹(1987)、地球は女で回っている(1997)、マッチポイント(2005)・・・時代毎に多数のピークを持つ名匠であり、かつてはアレン映画の解釈をのたくる文化人や文化人もどきが大勢いた。アレン流のエスプリを解するのが映画通と見なされていた時代が確かにあった。
じっさいウッディ・アレンは長らく映画業界に貢献してきたのであり、突如としてはじまった逆風に不服を述べている。
曰く──
『そもそもこれは何年も前に決着している問題であるし、何十人もの女性から訴えられている奴(ワインスタインを指している)と、ひとりの義娘から一回だけのことを訴えられ、その他にいかなる告発の来歴もない私を一緒に語らないでくれ、ほんとに迷惑しているんだ』
MeToo運動もさることながら、本邦のガーシーもそうだがSNS時代とは、告発や暴露によって功績がおしゃかに帰する時代──とも言える。
A Rainy Day in New Yorkは2017年の10月には撮り終えているが、ごたごたの末、公開されたのは2019年。しかも本国アメリカでは公開されずメディアリリースに終わった。
──
映画は軽快なコメディ。撮り方もサクサクという感じ。まるでオーディションリールのように気取らず、構図も決めずに進んでいく。
話もオポチュニズムで主人公がニューヨークを歩いていると知人や有名人に出くわして話がこっちからあっちへとつながっていく。そのいい加減さは悪くないし、男女間の情が出てくるような場面になるとサッと場面転換してスピード感を損ねないのも巧かった。
ただし。上流社会趣味ほど今のじぶんの感情から遠いものはなかったw。
ビターでスイートなニューヨークの恋人たち!!
今回のウディ・アレン作品は、今一番輝いてる若手売れっ子スター、
ティモシー・シャラメとエル・ファニングが主役です。
おかげで、断然に若々しく瑞々しい。
映画界の内幕が、散りばめられている所も興味しんしん。
ニューヨークを知り尽くした男ウディ・アレンのニューヨーク愛と
名所が楽しめる点もgoodです。
雨に煙るニューヨーク・・・もう、たまらなく素敵です。
ウディ作品としてもかなり内容はよく出来ています。
田舎大学のほやほやカップルのギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)は、ニューヨークにバスで向かい、ロマンティックな週末を過ごそうとしていた。(もちろんホテル泊の予定です)
しかし、アシュレーのもう一つの目的は、大学新聞に載せる有名監督ローランド(リーブ・シュレイバー)にインタビューすることでした。
アリゾナ生まれのアシュレーに生粋のニューヨーカーのギャツビーがニューヨークを案内す計画は、アシュレーが監督、脚本家おまけにフェロモン俳優ヴェガ(ディエゴ・ルナ)に
猛アタックされたことで狂いに狂ってしまいます。
このあたり、尊敬する監督(スティーブン・スピルバーグとか?)
好きな映画の脚本家やブラッド・ピット(たとえばの話よ!!)から相談されたり、
デートに誘われたらどうします?
田舎大学のBFを忘れて、舞い上がりませんかしら?
・・・なんて話が、ニューヨークの素敵なロケーション・・・ホテル・ピエールに
ホテル・カーライルそしてメトロポリタン美術館にセントラルパークを舞台に繰り広げられます。
名所が初心者向けなのもラッキーです。
(ギャツビーは実は凄いギャンブラーだし、ピアノの弾き語りまで得意・・・という
おまけ付き!!)
それにしてもエルちゃん演じるアシュレーは、シャラメ君をことごとく後回し・・・
こりゃー男ならいくら辛抱強くても、落ち込みます。
恋模様はニューヨークの天気のように移り気でした。
実はこの映画。ウディ・アレン監督の過去(40年近く前のセクハラ事件が再燃して・・・)
★★なんとこの作品はアメリカで劇場公開をされませんでした。
日本では公開されたんですが、出演スターたちはどんなに悲しかったでしょうね。
エルちゃんは出演を後悔するコメント発表しましたし、
出演者の殆どが、ギャラの全てをボランティア団体に寄付する騒ぎとなりました。
★★ウディ監督は失業状態で、毎年恒例になっていた新作の発表は
今後難しい状況です。
★セクハラの真偽は本人と当事者のみぞ知る・・・ですが、
セクハラの代償は大きいですね。
★☆★最近の情報ではアレン監督の新作が計画されているそうです。
パリで撮影がはじまるとかなんとか!!
ある大学生の恋人が週末を雨のニューヨークで過ごす。 あることから別...
懐かしいウディ
気楽に楽しめるドタバタ、ラブコメディでした。
ここのところ、深〜い内容の邦画を連続して見ていて、どれもとても素敵で満足していたのだけど、
ちょっと休憩に軽いコメディを見たいと思ってこちらを鑑賞。
久しぶりにニューヨーク?アメリカ?の若者Lifeを見たのだけど、実は何か違和感を感じました。
(ケータイを使っていたので時代設定は現代だったと思たのですが、どうなんでしょう?)
ではありましたが、
ティモシー•シャロメ君の抜け感となんとも言えないアンニュイ感が素敵で、
エル•ファニングちゃんの若さ溢れるバカっぷりも可愛くて、
昔懐かしいウディアレンの軽快なコメディを楽しみました。
しかしながら…ウディとミアのいろいろも映画の後に見てしまって、複雑な心境。
本当に困る。
私にはわからない。
苦手のウディ・アレン作品のわりには良かった
ドタバタ劇が良い
古典芸能的ウディアレン♡
雨の日の出来事
撮る眼差しの優しさ。
運命なの 仕方ないわ
恋多いキャラクター達
いや皆んな恋しすぎやろ!!!
そんで彼女美人すぎる
でも良い子なんやけど薄情というか、あーそうしちゃいます?ってことしすぎる
だからこそ終盤は可哀想なことになってて笑った
歌手のセレーナゴメスさんもでてんねけど、口の悪いのなんの!
ただ口悪いわけでなくて良い感じに主人公と殴り合ってるのがおもしろかった
監督みたらミッドナイトインパリの人でなんかそんな感じした!って感じ
映画の全てでNYを表現した映画
若いカップルのすれ違い in NEW YORK
軽い
大学生カップルが文字通り雨の日のニューヨークに滞在して色々あって別れる話し。
あの時期って恋愛と自分のやりたいことの両立がすごく難しい。思いもよらないところでかつ絶妙なタイミングでチャンスが舞い込んでまくるから、相手に理解してもらうことはできなくても、器の大きい人と付き合ったらいいってわけでもなく、、難しいなあ。
でもお互い最後別れてギャツビーにはお似合いの人、アシュレーは1人になったけど、それぞれの今にはそれが一番合ってるなと思った。
公式サイトを今見たらコメディって書いてあった。そうなんか。すごくリアルで普通に見えるけど、それが良かったな。でも自分に当てはめたら過去の話になるから、もっと等身大の映画を見たいと思った。
雨のニューヨークへのラブレター
ウッディ・アレン監督のロマンチックコメディ。
雨のニューヨークの光景が最高!
ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスが美しい。
雨の日に観たいラブストーリーNo1!
タイトルなし(ネタバレ)
なんかオシャレなのはわかった。
心に残る映画ではないかな。
好きなんだけど微妙に合わないというか一緒にいて楽しいけどなんか違うみたいな、そういうことってあるよね。
ニューヨークに来る前から元々そんな感じだったんだろうな。
妻と育てた養女を?二十年後の妻との離婚後に、妻に迎える男→Wアレン!
流石だ!いつも思うが?
Wアレンはダメ人間の中のダメ人間のクズだ!
でも???
ダリも?ピカソも?ゴッホも?頭おかしい輩だ。
そして?Wアレンも→あたおかだ!
そして?
そんなあたおかの作る映画がこんなにチャーミングになるのは、ある意味自明の理だろう。
ワンカットの長回し、を今回特に意図的に使ってるように見えるが、それがとても良く効いてる。
これは?過去のWアレン作品の中でも、かなり秀逸なのでは無いか?!
浮気とか不倫不貞の全否定はしない人向け度】☆⑤
クズが作る作品はいつの時代も凄い度】☆⑤
笑い声が嫌いだから別れる!ての、分かる気もする(=´∀`)人(´∀`=)
エルファニングの演じるバカ女のかわいい度】☆⑤
ーーー
嫌われ松子の一生/見た後に泣くか?笑うか?
この作品を見て?誰に感情移入しますか?
Wアレン信者の俺的に、この作中の映画監督さんや脚本家や著名俳優の三バカトリオに?一番感情移入するかな?
流石の!変態!!!
まごう事無く!☆④以上を付けます!
あ、エルファニングちゃんも大好物ですが?セレーナゴメスちゃんも俺的に大好物です!
全ての変態はS/Mか?スカ/トロジーか?に行き着く。
全ての変態もWアレンに行き着く。
本作は良作だ♡
伯爵の準品質保証作品に認定!!!
見るべし!そして泣け!笑え!
チェットベイカーの『エブリシングハプントゥミー』が、香辛料の様にピリリと効いてる!名作!
(*植物男子ベランダーでは無いぞ!)
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