「キャッチャー・イン・ザ・ライを思い起こす」レイニーデイ・イン・ニューヨーク アツコさんの映画レビュー(感想・評価)
キャッチャー・イン・ザ・ライを思い起こす
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前半
ギャツビー君が
キャッチャー・イン・ザ・ライの
ホールデン君に
似ているなあと思いながら
観ていました。
生家はアッパーイーストの裕福な家庭。
頭は良いのに
勉強に興味がなく名門校からドロップアウト。
親のすねをかじっているのだけれど
親が煙たくて家には帰らず
マンハッタンをうろうろしている。
大人や社会に不信感を持っているけれど
自分の生き方が見つからない。
ヘビースモーカー。
ラストの
セントラルパークの動物園前の
時計が回転するシーンでは
これは、キャッチャー・イン・ザ・ライへの
オマージュではないだろうかと思いました。
母の告白に救われ、
自分がどう生きるべきかを
真剣にポジティブに考え始めたギャツビー君を観て
こちらの気持ちも軽くなりました。
コロナで海外旅行どころか
国内旅行もままならないこの頃ですが
ギャツビー君と
ニューヨークのディープなバーで音楽を楽しんだり
メトロポリタン美術館で名画やエジプト文明の展示を鑑賞したり
セントラルパークを上から眺めたり、歩いたり
ちょっとした旅行気分を味わうことが出来ました。
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