「Woody Allen ファンのドツボにハマる」レイニーデイ・イン・ニューヨーク lostsamuraiさんの映画レビュー(感想・評価)
Woody Allen ファンのドツボにハマる
先日、雨の降る新宿で見てきました。不思議な物で、Woody Allenの作品はセッティングがほとんどNY、パリだったり、キャラクターの喋り口調がWoodyA llenそのまんまだったり、ファンとしては、「おお、また来たー!」と喜びを覚えます。だけど、前に見たことがある感じがあるのに、ストーリーの展開など、初めてみる感覚もあります。今回の主人公たちは20代前半の大学生。ウッディ口調のキャラクターも、若かしころのウッディーを連想させられますが、違和感なく演じられ、キャラクターも新鮮ささえを感じます。80歳を超えても良く、20代の若者の感情を描けてるなぁ、と感心するばかりでした。最近は、過剰に注意を引きつけるカメラワークや、ガチャガチャとうるさい映画が多いのですが、本作のピュアに映画を見せる手法にも安心しながら見てました。劇場のそとに出ると雨は上がっていて、少し、太陽も見え隠れしていた。映画を見る前と比べると足取りが軽くなった気持ちがしました。なぜか笑顔を止めることができませんでした。映画後、直ぐに妻に電話してしまいました。(妻と一緒に見るべきだった!)こんな気分にさせてくれる映画って素晴らしいなと思いました。
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