「センスいい」レイニーデイ・イン・ニューヨーク ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
センスいい
やっぱりウディ・アレンはニューヨークが良いんではないかな。
裕福な大学生カップルが、彼にとっては故郷、彼女にとっては大人になってから初めてのニューヨークで1日を過ごすが、すれ違いだらけでなかなか一緒にいられない。
ウディはジャスにも造詣が深いので音楽のセンスも良い。色白ブロンドでスタイルも抜群のエル・ファニングがドリュー・バリモアを彷彿とさせる垢抜けきらなくてちょいイラッとさせる女の子、美少年の代表ティモシー・シャラメが貧相な(華奢な)体つきを生かしてウディ自身を投影しているとされる役柄を演じている。
ウディ・アレンは昔から好きで毎回観ているし才能ある人だと思っているが、このたび作品が#metooで出演者から出演を後悔していると言われ否定されたというのは、やはり切り離して考えるのは難しい。それを超えるほどとは言い難く、面白いことは確かだが、見たからってどうということはない、とも思った。私はやっぱりマッチ・ポイント以前の作品が好みだなぁ。
コメントする