「見やすい恋愛ムービー」レイニーデイ・イン・ニューヨーク KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
見やすい恋愛ムービー
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ウッディ・アレンの恋愛ムービーは個人的には結構合う合わないが激しいタイプの作品があるが、この作品は非常に見やすく、この作品の舞台となるニューヨークを東京に、そして俳優たちも日本の俳優に作り直しても全然通じそうなとても見やすい作品であったと思う。
ギャッツビーは自分のやりたいこと、生き甲斐を中々見つけることができずニューヨークから地方に逃げ、そこ出会ったアシュレーと過ごすことが生き甲斐と信じ彼女を愛するわけだが、彼女のジャーナリスト活動で家族が住む故郷のニューヨークに戻ることで少しずつ自分の考え、存在を気づき始める。
アシュレーは逆に言えば田舎娘でニューヨークに戸惑い、人々に騙されかけながらも前向きに歩もうとする。
最後はギャッツビーは故郷のニューヨークでもう一度歩み直す事を決意し、アシュレーとは別れニューヨークで生まれ育ったチャンと愛し合う事を選択する。
都会の悪い誘惑だったり、勝手さだったりを描きつつもそこで生まれ育った者のが故郷に導かれる自然な姿、選択なんかもユーモアにそして淡く描かれていてとても面白い作品だった。
今作は結構ユーモラスなシーンが多いのだが結構クスっと笑えるのがまた良い。
作品内容とは異なるがアシュレー演じるエル・ファニングがとにかく可愛くて魅力的。
彼女の根本にある素朴さ純粋さがこの作品では映し出されていた。特に数ある笑顔のシーンが魅力的で癒される。
彼女のファンであれば是非勧めたい作品だ。
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