「小松菜奈に救われた映画」恋する寄生虫 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
小松菜奈に救われた映画
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今年、「恋の病」という台湾映画を観た。潔癖症の男女が恋していくラブストーリーなのだが、普遍的な恋愛問題を描いていて考えさせられた。本作も潔癖症の男の子と視線恐怖症の女の子のラブストーリー。
でも、雰囲気はかなり違う。そもそもあまり恋してるシーンも控えめ。さらには、脳にいる寄生虫が宿主を恋させようとしているという設定が待ち構えていた。この設定が本当なのか、それともイカれた研究者の戯言なのか判別できずにかなり戸惑ってしまった。寄生虫の名前もCTの画像も出てこないし、引きこもりとか潔癖症とかの7割は寄生虫のせいだなんて学説怪しすぎるでしょ。この寄生虫設定がウソなんじゃないかと意図的に思わせるようにしていたのかと思ってしまう。
他にも、なぜ彼にたどり着いたのかの説明も適当だったし、いろいろとモヤモヤしてしまった。でも、観終わったときにそれほどひどい印象でなかったのはすべて小松菜奈のおかげ。「ダサいこと言ってんじゃねーよ」は最高のセリフだった。
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