「少しは黙ってろ。」サンダーロード bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
少しは黙ってろ。
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ベネツィアよりサンダンスの方が好きだわ、やっぱり。
離婚後、娘の監護権を元嫁と争う事になった痛い男の話。失読症だが、よくしゃべる。うっざい。マジでうざいです。
前日見た「佐々木」も痛かったけど、この主人公ジム・アルノーも負けてません。母親の葬儀でのスピーチから訳わからんフラダンス。娘の前で演じる良いお父さん。親友家族と食卓を囲んでもイタイ話しかできません。全身全霊がイタイ。離婚した元嫁が一人娘のクリスタルの監護権と給料と年金の半分を寄こせ裁判でも。痛さ全開で判事に絡みます。敗訴を弁護士に告げられて、ドドドドとブチ切れて、最後は破れたパンツ。あぁ、イタイw
親友の救いで上向き気分も、状況が劇的に変わる訳じゃ無く。これがアーバズレッな元嫁のオーバードーズで裁判は吹っ飛び、念願の父娘生活。
それだけ。教訓も高説も何にもない、あるイタイ男の生活をのぞき見してる風な物語。勤め先でも、家庭でも、押さえつけられ、鬱になりそでやってらんないよ、と言う野郎共は共感してしまいそうなジム・アルノー役は、監督と脚本の三役のジム・カミングス。どこまでが体験談なんでしょうか?って言う詮索は無しで。
ジム・カミングスの次作も楽しみです。
好き。結構。
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