護られなかった者たちへのレビュー・感想・評価
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55点
映画評価:55点
個人的な意見ですが、
ドキュメンタリー(リアル)以外で、
ファンタジーと現実の合間の様な設定は
あんまり好きではありません。
今回でいえば、
3.11をテーマにされているのでしょう。
もう少しイメージ付きにくい
架空の事件ではダメだったのでしょうか?
これを見て、
悲しい想いが込み上げる方も
いるのではないでしょうか?
私はただただ悲しくなりました。
内容もメッセージ性があるし、
被災者を弄んでいる訳ではないので、
良い作品なのかもしれない。
ですが、
この作品を楽しむ程、
私は強くないし、出来た人間ではない。
【2023.4.15観賞】
途中で見るの止めたわ
途中まで見て違和感を感じ監督調べたら、嫌いな監督だった。
基本的に受け付けない監督、違う作品で痛い目見たのでもう見ないと思ってたけど、また見てしまった。
ちなみに生活支援のカウンターでプライバシー無さすぎて笑った。
演出より撮りやすくしたかったんだろうね。
お役所がますます嫌いになった
震災で辛い目にあったのに、生活保護申請でまた追い討ち。全てではないだろうが、職員の対応は事務的でマニュアル通りっぽくて好きになれない。
助かるはずだったのに亡くなってしまった、辛く悔しい感情が強く伝わってくる。ワルに見えて優しい佐藤健、物静かでも内に秘めた清原果耶、阿部寛も皆はまってた。
人災
東日本大震災を起点にして、日本国内の貧困問題に切り込む作品。
生活保護、原理原則、声を挙げて、死んでいい人なんていない…
どれもまっとうな言い分。
「助けようとしてくれて、それを声に出してくれてありがとう」
このセリフはガツンと効いてしまった。
ちょっとした善意を持ち寄ることが公助なんだろうけど、
じゃあその”公”ってやつはちゃんと機能してるんですか?と。
良かった
原作より少し捻っているけど、余計と感じる人もいるだろうけど、これはこれでいいと思う。
ただ、犯行シーンの回想、あんなに髪の毛振り乱してたら、証拠残るでしょ…
あそこはヘアキャップとゴーグルとマスクしないと…
痛く辛い
この作品を映画にしたの凄いと思う。
災害に生活保護…
乗り切らないと生きていけない、でも乗り切りきれない
そうゆう事が本当にある
災害や貧困そして病気とか
この物語を観終わって考えさせられました
悲しすぎて辛すぎてそれが怒りや憎しみに変わってしまったカンちゃんも間違えているけれど
もう心が折れてしまってるいたのだろうなって思った。
出演者の演技素晴らしかった
日本人として観るべき作品だと思います。
静かだけど確かな演技力
佐藤健が良い。叫んだり、大声をあげたりするわけじゃないけど、確かな怒りを表情から感じられる。
善人と呼ばれた2人が投げつけた言葉には善人のかけらも感じられなくてちょっとびっくりした。
圧巻の芝居。画面から伝わる熱量がすごい
佐藤健、阿部寛、清原果耶、林遣都と演技派のオンパレード。
どいつもコイツもやっばいやっばい、すごい芝居。
分かってはいたけれども清原果耶の芝居は素晴らしい (そもそもそれが観たくて、見始めた)。
2002年産まれってことは、100%、これ撮影時、10代ですよね?
...バケモンだわ。
他では絶対に観られない佐藤健の殺意剥き出しの感じも、イイ。
るろうにとは違って、眼が46時中血走っている。
普通に阿部寛が雰囲気俳優かと思うくらい、霞む。
それくらい、上記2名がスゴイ。
話の内容はなかなかに切ない。
時系列を前後に弄るのは分かったから、せめて画面でもうちょっと一目で分かるよう
区別してほしい。
護らなかった我々へ
生活保護をテーマにしたミステリ
ストーリーの意外性というよりは現代社会の問題を提起する社会はミステリの一つですね。
生活保護は国に助けてもらうと考えるのではなく、自分たちが自分たちでみんなを支えている制度だと考えるべきだと思う。支えられるべき人が支えられないのであれば、僕らは安心して生活できない。なぜなら自分たちがいつ働けなくなるかわからないし、苦しい思いをするかわからない。みんなが安心して暮らすためには、必要な人は必ず生活保護を使うべきだ。何も恥じることはない。むしろ、支えるべき人を支えられないことこそが我々の恥である。
この映画の結末自体は個人的には好きではないし、ミステリでしかこういうものを映画として描けないのは少し残念でもあるが、人々に広く問題提起するためとしてはお勧めしたい作品ではある。
原作と同じオチは使えない
原作ではカンちゃんの正体でどんでん返しがあるのだけど、それは文字だけの小説だから使えた手法だったので映画ではどんでん返しを前提にはしていない。どんでん返しなど無くても作品になるとふんでの採用だったのだろう。
本作のテーマは生活保護だが、震災後の東北という状況を被せることで、問題点がより際立っている。本当に救済を必要としている人は生活保護が受けられず、不埒なものたちが生活保護を受けていく。その現実から目を晒さずに向き合っていく必要があるのだろう。
絶大な佐藤健人気
佐藤健人気がすごくて映画を観ないのにファンがパンフレットを購入したりしていて売り切れ状態。
作品はというと、最初から最後まで胸に響くような内容や演技で俳優陣も豪華で最後の最後までスクリーンに釘付けでした。
佐藤健の凄まじい演技
テーマは生活保護。東日本大震災は様々な人たちの生活を踏みにじっていった。それぞれ家族と離れてしまった佐藤健扮する利根泰久、倍賞美津子扮する遠島けい、清原果耶扮する円山幹子は他人ながら寄り添って生きていた。
佐藤健の演技が凄まじかったな。泥水に顔をつけられてもひるまず、歩く姿も常に何かしでかしそうな出で立ちで、犯罪者の雰囲気が良く出ていたよ。
これに阿部寛扮する出世を望まない苫篠刑事が執念深くからんでいく。林遣都扮する蓮田刑事は、役柄もありちょっとイメージ下がったな。
サプライズを狙ってるんだけど…
邦画にクサい台詞や演技はありがちですが、ギリギリそうならない程度でした。大物役者たちの力でしょうね。
必要以上に家族ドラマを見せないで大事なシーンだけに収めてたのはよかったです。
全体を通したシナリオ的には普通でした。
犯人おびき寄せるのに顔割れてる阿部寛がいたらダメだろ。そういうあたりサスペンス性が薄かったです。
真犯人のオチも分かっちゃったし、色んな新事実が判明するんですが、イマイチドキドキせず。サプライズを狙ってるんだけど、スローなテンポのせいでスベってた感じです。
あと阿部寛の台詞は相変わらず聞き取りづらいです(笑)
重たい犯罪の話だが、
善と悪の真っ二つではない。いいところもあれば悪いところもある。光もあれば影もある。救いようのないことにも救いがある。
清原果耶さんと佐藤健さんの演技、特に表情に、魅入ってしまった。
余談ですが、【汚名挽回】というセリフ、気になって調べてしまった。実は、誤用ではないんですね。
永山瑛太がムカつく!
重たい、非常に重たい映画でした。
鈍色の映像が、東日本大震災で人々が心に負った傷を現しているような。
主要な登場人物は少ないので、謎解き要素は全くありませんが、観てる側が想像する最悪の事態に一歩、一歩近づいていく感覚が何とも切ないです。 そしてエンドロールで流れる、桑田佳祐の月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)で涙。涙。 豪華キャストの皆さんも迫真の演技で、引き込まれますが、個人的には永山瑛太。心のこもっていない対応をする職員の役を、見事に演じきっておられます。本当に憤りを感じました。
一言「重厚」。
震災で被災した話と生活保護の話が、過去と今に行き来する内容(9年)。
生活保護の申請や認定が、うまく機能していなかったら?。
その責任は、誰が取るのだ?。
そこに起こった殺人事件。
福祉の盲点や弱点を、うまく突いてます。
主役級の俳優さんたちがゴロゴロ出演しているので。
あれ、誰が一番悪いやつ?がわかりません。
私的には、ええーー!と驚きました。
「護る」ということ、それはどういうこと?。
終盤その意味がわかってきて、胸熱。
144分あったけど、もうお腹いっぱいな展開。
社会に問う内容でした。思っていたほどヘビーではないので機会があれば。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「声をあげてください。そうすれば誰かが助けてくれる」
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