「端的に言えば、ファッキンジャップだなあ。」護られなかった者たちへ ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)
端的に言えば、ファッキンジャップだなあ。
社会派ミステリー映画。
少し前の「ひとよ」とか、最近でいうと「あんのこと」などの作品にも通ずる、
どんよりとした暗雲めいたものがあるし、
本音と建前、綺麗事と現実味を行ったり来たりして、
切なく、やるせなく、重く、考えるだけで疲弊する。
国家、行政、国民という枠組の、目を背けたくなる本質的な冷酷さ。
知ってて知らんぷりをする自分。この作品を観ている間はひどく同情するくせに、
翌朝目が覚めたら、その枠組の冷酷さを後方支援するような発言をSNSでしたりする。
外国はこの辺、どうやりくりしてるんかなと覗き見したくなる。
とにもかくにも、ファッキンジャップだなあ。
良かった演者
清原果耶
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