「原作のもっとも変えてはならないと思えた設定が変えられてしまった」護られなかった者たちへ macaronieveさんの映画レビュー(感想・評価)
原作のもっとも変えてはならないと思えた設定が変えられてしまった
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原作最大のサプライズだった、円山=カンちゃんという事実が割と早々にバラされたのも「ん?」だったが
作者がこの作品を世に出した目的とも思える大切な問題提起が完全に無くなっていたのにはがっかりした。
生活保護の対象者は増加傾向というのにそのための社会保障費は政府厚労省によって削減され
それに従わざるを得ない地方自治体が、本来生活保護を受けることができる人を理不尽に門前払いしているいう問題。
映画ではそんな問題など無いことにされ、三雲・城之内・上崎は全員が善人。遠山が自らが保護申請を辞退したことになった。
つい先月、経済産業省中小産業庁が行っているコロナ対策・月次支援金の申請の際の問題点について某議員が国会で指摘した。
申請しても書類の不備を理由に申請却下、再申請するも同様の理由で却下。不備の内容は訊いても教えてくれない。
結局申請期限となり結局不給付となったというホテル・旅館経営者が少なくなく不満の声が上がっていると。
本当に困っている人の切実な申請が理不尽なやり方で弾かれているというのは確実に今日本に存在する問題なのだ。
その問題提起を全削除してどうすんだよ。
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