「護りたくても護れなかったモノ」護られなかった者たちへ くろすけさんの映画レビュー(感想・評価)
護りたくても護れなかったモノ
東日本大震災をきっかけに、知り合った3人(利根、カンちゃん、ケイさん)を中心に話は進みます。
震災による被害者
生活保護を受ける人
生活保護を受けたくても受けられない人
生活保護の担当を担う福祉関係者
それぞれ護りたいモノ、護れなかったモノがあり、葛藤しながら生きている。
今は、普通に看取られて死にたいと思っても、出来ない。
死ぬときは1人だから。
みたいなセリフがあり、確かに孤独死も増えている現状。
結末は「まさか……」と予想外でしたが、3人(佐藤、倍賞、清原)の演技力に魅了され、感動し涙しました。
清原果耶さんは、ココ最近注目している女優さん。表情が表現力が、素晴らしいです。益々成長が楽しみです。
最後の海辺のシーン
瀬々監督らしく、最後の感動シーンでも涙……
「震災は猛獣」
全てを破壊する
色々な意味で、自分の事しか考えていない人も、今の社会に生きる猛獣達ではないでしょうか?
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