「胸が締め付けられる。」護られなかった者たちへ キチさんの映画レビュー(感想・評価)
胸が締め付けられる。
クリックして本文を読む
「震災と貧困問題は別なのでは?」と考える向きもあると思いますが、間違いなくこの震災で貧困に陥った人たちはいると思います。
その後の仮設住宅問題、「復興五輪」なんて耳心地の良い囁きで被災地を含めた弱者をうやむやにする国。
「太陽の子」でも書きましたが、一方的な描きをするストーリーがとても嫌いです。
実際に何度も被災地に出向きましたが、「強盗」、「火事場泥棒」、「痴漢」数々の事を耳にしました。
それでも報道で流れるのは「こんな時でもキチンと並ぶ日本人」や「皆で分け合っている素敵な人たち」など、綺麗事ばかり。
この映画は架空のお話しかもしれませんが、「もしかしたら、どこかの誰かの実際の物語かも?」と思わせる説得力のようなものを感じました。
被害者にもそうした理由があり、加害者にもそうしたい理由がある。
最後に健が言う「死んでいい人間なんていないんだ」ってセリフは深く深く突き刺さりました。
原作は未読なので、かんちゃんが大の大人の男性を一人で2階に運べるのか?など、違和感がないわけではありませんが、それを含んでもなお、評価5です。
コメントする
キチさんのコメント
2021年10月5日
kossyさん
コメントありがとうございます。
ホント、何だったんでしょうね…
被災された方たちに意味はあったんでしょうか?
結局、誘致するのに利用されたぢけな気がします。