「タイトルの意味と重さ」護られなかった者たちへ いとーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルの意味と重さ
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「護れなかった」、じゃなくて「護られなかった」
一文字違うだけで立場が逆になる
震災で生きててよかった、と思う人と、生きててよかったのかな?と思う人、初めて3人で寝た夜に言った台詞がタイトルにも関連してて、見終わった後に気付いた
実際に震災で被害を被った訳じゃないけど、被害者やその家族のことを考えると物凄く考えさせられる
早いもので震災から10年
いちえふのような大きな事件ではないが、映画の台詞を借りれば「怪物」が起こした人生や心を大きく変化させた出来事だったんだな、と改めて考えた
それにしても予告だけで判断すると佐藤健が犯人なんだろうな、と思ってたけどフタを開けたら、清原果耶の静かに見える、とんでもない憎悪をラストシーンで見せつけられた
完全に阿部寛と佐藤健を食ってた
あんな可愛い顔してるのに…
佐藤健は普段の役柄とは真逆だったけどいい演技してるし、倍賞美津子も本当に素晴らしい演技
震災や貧困、生活保護など扱ってるテーマは重いけど、見て損はない映画
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