「むしろ「私は一人」じゃね?」彼女はひとり bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
むしろ「私は一人」じゃね?
2週間以上振りの劇場鑑賞となった土曜日。休出を早目に切り上げましたがな。クリスマスやし。でも、あれです。子供達が成人した夫婦二人じゃ、クリスマスもクソも無かったりするからw
上映後、脚本・監督の中川奈月さんのリモート舞台挨拶あり。
脚本、と言うかストーリーが面白いです。元々は卒業、と言うかマスターの終了製作作品だったそうですが、脚本が面白いと言う事から、プロの撮影とプロの音声さんが参画する運びになったそうです。割と納得。
脚本は、ある時点までホラーがバリバリな感じだったけど、復讐劇やドラマ要素も盛り込んで盛り上げて、結果的に、こうなったそうどす。
悪く言うと、散漫な印象もあります。正直、ホラー演出の効果音とか無しでも良いんやないかと。幼馴染と母親の死を受け入れられず、疎外感を拗らせた霊感少女。と言うニッチ設定がクドイっちゃークドイ気もしなくは無いけど、上手く尺を使い切りました!って言うまとまりの良さも感じました。
ホラー演出無しで、少女のメンタル・テロリズム一本に絞って、も少しだけ深く、も少し重目の演出にした方が、個人的には好きだったかも。
いずれにしても、ラストがホラーじゃなく「ドラマ」で良かったし、最後の一言は好き。かなり。
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