「【Shall we dance?】」レディ・トゥ・レディ ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【Shall we dance?】
このセリフは、男性から女性にかける言葉という前提なのだろか。
社交ダンスのことは、周防作品と、昔のウリナリの芸能人社交ダンス部から得た知識程度だ。
だから、改めて、この映画のように女性だけでというのは良しとされないとか、リードが云々とか、初めて知った。
売れない女優と、反抗期の娘を抱えるパート主婦。
なんか日の目を見なさそうな二人の挑戦は、練習のヘタ部分の過剰な演出に腹も立つことはあるが、ちょっと痛快だ。
相手を気遣ってリードを交代してみたり、友情もある。
突き詰めてしまうとジェンダーの窮屈さの話になってしまうが、こんな状況は、世界のあちこちに転がってるに違いない。
だから、いつかは変わるだろうと前向きな気持ちは持ちつつ、競技とか別にして、今は、楽しむことが一番なのよ!という一華や真子の言葉は、逆に新鮮だったりする。
肩の力を抜いて観る作品だ。
ところで、ウリナリの芸能人社交ダンス部の企画で、僕は初めてベッキーを知った。
キャイ〜ンの天野くんとペアで、天野くんは、それこそリードはおろか、当時の初々しいベッキーの可憐さの足を引っ張っていたように見えた😁(ごめんね)😁
ベッキーのお父さんが武道館に応援に駆けつけていて、「ジョーズ!」だか「ウマイ!」と言って、拍手して大喜びで応援していたのも覚えている。
いろいろあってテレビの露出は減ったけれども、ベッキーは母親になった。
ベッキーの子供も社交ダンスして、お父さんがおじいちゃんとして、競技の応援に行けたら良いのにと考えてしまった。
作品とは全く関係のない話でスミマセン。
きっつい練習の果てに、ダンスを楽しむ。
日々生活や仕事に追われるだけではなくて、どこかに楽しめる何かを持っておくことは、生きて行く上で、とても大切な何かを教えてくれるような気がする。