「正直であれ」滑走路 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
正直であれ
原作知らず。
中学生、20代官僚、30代切り絵作家という3人の人物の、苦悩と自戒と解放の話。
イジメられている幼馴染みを助けたことから、今度は自分がイジメられることになった中学生。
自分と同じ25歳にして自死した男性のことを調べる理不尽な環境で働く官僚。
優しい様でいて何も自身では判断せずどうしたい?と投げ掛けてくる旦那との関係に疑問を覚える30代切り絵作家。
という3人のストーリー。
一応話は繫がっているけれど、繫がりが希薄、というか直接的に繫がってなくても良い様な感じだし、中学生の主人公の彼が後にそういう言い訳や選択をするキャラですか?と違和感がある。
そもそもちゃんとイジメっ子に抗いそうなキャラだしね…。
一つ一つの話は、モヤモヤしたりやり切れなかったりするところから、自分に向き合い、人と向きあいという展開から、温かさと幸せを感じる流れが、赦されている様な感覚になり、なかなか面白かった。
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