BURN THE WITCHのレビュー・感想・評価
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駆け足感は否めず
原作?が調べるとありそうだがあるのであれば原作は未読。
BLEACHの原作者ということでこの度初鑑賞。
率直な感想としてはこの作品の世界観には興味を惹きつけらるシーンは多々あったが、ストーリー展開が駆け足気味で所々理解ができずに話が進んでしまう所があった。
アニメ作品のためそこまで高い完成度を期待しているわけではないが、展開が駆け足気味だと緊張感も生まれない。最後のシンデレラと戦うシーンもメッシュの男性が二転三転した行動に出るためせっかく見せ場の最終決戦も緊張感が生まれず、結局最後はチーフが全てを持っていってしまう。
チーフの存在を初め気になるシーンは多々ある。それはもちろん興味があるが故である。
製作側はこの作品をきっかけに原作をという流れを期待して作っているのかな。
そういう意味では個人的には続きが気になり、またこの世界観の興味を惹きつけらて終わった為見る価値はあったのかなと思う。
パターン通り
典型的"ジャンプアニメ"。
それも「ジャンプフェスタ(アニメツアー)」などでよくある、プロトタイプ的イベント上映版を観たような印象。
『銀魂』の「何事も最初が肝心なので多少背伸びするくらいが丁度良い」とか、『鬼滅の刃』が特別上映版『兄妹の絆』とかのパターンでおなじみですな。
最初の「ドラゴン憑きバルゴ」と「新橋 のえる」の出会いを描いた読み切り版をすっ飛ばして、最近ジャンプで短期連載した「メイシー」と伝説の「童話竜(メルヒェンズ)・シンデレラ」のエピソードを映像化。
作画は綺麗だけど、アニメとしての動きの快感は微妙にて、新鮮味がないというか漫画まんまだった。
で、バルゴの意味合いが、最初からすべての漫画版を読んでいない、このアニメが初見の人にはわかりにくく、実に不親切極まりない。
きっとテレビか配信で、オリジナルシリーズ展開を狙っているんだろうなぁ、そのための気球観測という感じ。
オサレ×オサレ
前作「BLEACH」の頃からのファンで、この作品の読み切り、そしてシリーズ連載がされた時から何かしらキャラが動いてくれないかなぁと思っていましたが、まさかその夢が劇場で叶うとは思いませんでした。超面白かったです。
63分のOVA形式で、シリーズ連載の1〜4話を忠実に再現されてて非常に面白かったです。アクションやカメラワークが見ていて高揚感を覚え、スクリーンに引っ張られながら観ていました。声優陣もハマっていてニニーが一番ドンピシャでした。
必殺技を叫ぶ場面も久保先生のオサレが爆発していて、1つ1つ技の名称を叫ぶだけなのにめちゃくちゃ興奮しました。武器はかなりファンシーな物なのに、火力は侮れないものが出るのも最高です。他にもスプレーで魔法陣を描きとてつもない火力を出すのも必見です。オスシちゃん可愛い。
63分をあっという間に駆け抜けて、ロゴから色彩を抜いていくと「BLEACH」となるのを劇場でもやっていて痺れました。ロゴを3回も見せる作品が存在するとは…
これからもシリーズ連載は続いていくので、今後の劇場アニメ作品として期待値MAXです。最高でした。
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