劇場公開日 2020年10月30日

  • 予告編を見る

ザ・ハントのレビュー・感想・評価

全160件中、61~80件目を表示

5.0保守にもリベラルにも中指を突き立てる壮絶な皮肉を塗り込めた爽快なトラジコメディ

2021年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

猿轡を咬まされた白人の女性が目覚めるとそこは森の中。そこにいたのはお互い全く面識のない11人。そこがどこかも分からない彼らの前にあるのは大きな木箱。恐る恐る開けてみるとそこに入っていたのは1匹の豚とたくさんの銃器とナイフ。そこに鳴り響く銃声。彼らは自分たちが置かれた状況を掴めないまま武器を手にその場を離れるが、彼らを追う何者かに1人また1人と餌食になっていく。

要するに“人間狩り“映画で、古くは『裸のジャングル』に始まり『ハード・ターゲット』や『アポカリプト』等枚挙にいとまがないジャンルですが、本作は現代風刺を盛大に盛り込んだどエゲツないトラジコメディにした点が斬新。冒頭早々にブチ込まれる下ネタに始まり善良な人か悪党かも判らない人達が次々に壮絶な死を遂げるのも全部ギャグ。一体ここはどこで何の目的でこんな目に遭っているのかというシャマラン監督が好きそうな仕掛けに対するオチが元も子もなく、耳がキーンと鳴るくらいの理不尽が横たわっています。風刺の内容は保守もリベラルもレイシストも人権擁護派もくさす上を向いて唾するかのような凶暴なものですが、木箱に入っていた豚には何の意味があるのか、謎の男女の標的となりながらも卓越したサバイバルスキルで生き延びる主人公クリスタルがなぜ“スノーボール”と呼ばれているのかといった辺りにアカデミックな要素もチラつかせていて、約90分の短い尺ながら分厚いドラマになっています。死屍累々の後の訪れるアナーキーな爽快感はイリヤ・ナイシュラー監督の傑作『ハードコア』に感じたテイストと酷似、ヒロインのベティ・ギルピンの凛とした佇まいがくっきりとした残像を残す傑作です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
よね

3.5とても引き込まれた

2021年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

人間狩りをテーマにした作品。
そこにとても風刺が効いていて、大統領が上映を禁止したことでも有名。
豚の後に銃器がバラっと出てきたのは中々のインパクトだった。
完全にB級ながらもそのテンポはすごい良い。
断片的にしか情報を見せない作りはとても引き込まれたし、作中のキャストと同じ気落ちになれる楽しさがありました。
そんな中ヒラリー・スワンクは短いながらもすごい存在感があり、さすがといったところ。
巧妙なサスペンス仕立てでしたが最後は実に人間臭い戦いで、モロに肉弾戦なのがまた面白い。
そんな中にジョークを挟むのも忘れずに「ガラスは嫌!」とか色々面白かったです。
最後には不思議な友情みたいなものが芽生えてたように見えたのも、何とも皮肉が効いている。
戦いの後は世界が開けたように音楽も軽やかに、食事に治療にドレスにシャンパン。
ラストの「イッツファッキングレート」の一言は何とも爽快。
コンパクトな尺も良くて、中々に良い作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
白波

4.0意外とおもろかった‼︎ちょいちょい笑いも入れてて90分あっという間。

Nさん
2021年10月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

意外とおもろかった‼︎ちょいちょい笑いも入れてて90分あっという間。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
N

3.0思ってた以上にアホな映画

2021年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

思ってた以上にアホな映画だった笑
まあ最初の死人続々の段階で、あ、これアホだ、とわかるので見るこっちも心の準備はできる。そっちなんだな、という。

売店の老夫婦のところまでメインキャストが誰なのかわからない展開。あれ、と思ってるとようやく主役登場するわけだがしばらくは、こいつも何時死ぬかわからないな、みたいな感じが続く。

後半はわりとまじめになってきて、経緯を回想したりする。でも今更まじめに見れねえよ、みたいなところはあって、アホな格闘はじまるとなんか安心するという変な映画でした。。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
okaoka0820

3.0コメディー!?

2021年9月18日
スマートフォンから投稿

笑える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
雪

3.0怖〜😱

2021年9月18日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 10件)
アンディぴっと

3.0アウトローではなかった

2021年9月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:3.0
予告や評判よりかは、随分と薄味な演出と脚本と感じた。アウトローな作風がウリなはずだが、アウトローさも平均的で残念。ヒラリー・スワンクも無駄遣いとも思う。
出だしは面白かったので、期待した分、満足感が薄まったか。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
カメ

3.5【設定と演出が面白いノンストップアトラクション×エググロ映画】

2021年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

・2020年公開のアメリカのアクション・スリラー映画。
・森の中で目を覚ました12人の男女が突然銃やボウガンで襲われる。それは、富裕層が娯楽として一般市民を狩る「マナーゲート」という人間狩り。そこから逃げ出す男女、という大枠ストーリー。

[お薦めのポイント]
・とにかくエグイ
・主人公誰⁈という冒頭演出
・終始、登場人物に疑いを持たせる物語構成

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・設定が非常に面白かったです。「娯楽で人間が人間に狩られる」なんて想像もしませんでした。ただ、その背景となる理由や物語のオチがちょっとイマイチ。演出が非常に面白くて、一気に最後まで観たくなる映画なので、背景をもう少し分厚く、オチをもう少し明確にしてほしかったなぁ、と思ってしまいました。とはいえ、設定と演出の面白さで終始面白く最後まで観ることができます。

[演出]
・「主に映し出される人間が主人公」という共通認識をうまく利用していて面白かったです。まず最初にとある女性がさも主人公かのように映し出され物語が進んでいき、イケメン男性と話ことで「彼女と彼が中心人物ね」と思わせます。そこから、彼女が殺される。「え⁈」となります。次にイケメン男性に視点がうつり、「あー、そういうことか。彼が主人公か」と思います。すると次に彼が殺されてしまいます。再び「え⁈」という衝撃。この繰り返しによって、「結局誰が主人公なんだよー!」というモヤモヤになりますが、そこが面白い。制作サイドが簡単に予測はさせないよ、と言わんばかりで、狩る側の人間が誰なのか、狩られる側に潜んでいるのでは?という疑心暗鬼状態に視聴者自身が襲われます。この時点で、既に物語に没頭。笑 「疑い」を終始持たせることでどんどんとのめりこむ感じ。これは見事な演出だったと思います。また、エグイ表現とアクションが見ごたえを増してくれて、一気に最後まで観たくなってしまう一作です。

[映像]
・とにかくエグイです。特に前半戦のグロさがすごい。私自身も気づいたら手で目を覆っていました。笑 苦手な方はやめておいた方がいいかもしれません。後半は若干落ち着くので観やすくはなります。

[音楽]
・特に際立って感じたことはありません。

[演技・配役]
・知らない人だらけでした。企画が斬新なモノだったこと、主人公をしっかり決めない惑わす演出、ということを考えると逆に知らない人だらけであることが重要な気がしました。

[全体]
・生きる上での知恵や哲学的な何か、を特に得られる映画ではないです。が、単純に約2時間を愉しめるアトラクション映画。純粋に見入ってしまいます。内容が内容なだけに公開前後で物議をかもしたらしいのです。ただ、それくらいきわっきわな内容になっているので、愉しめたのかもしれません。移動中に観ていたので途中でストップしたのですが、通常なら続きをしばらく後に観たりするのですが、この映画は帰宅後、すぐに続きを観たくなってしまうような作品でした。ありがとうございました。

#映画 #アクション #スリラー #アトラクション #THE-HUNT #ザ・ハント #2020年 #クレイグ・ゾベル #ベティ・ギルピン #ヒラリー・スワンク #グロ #エグイ #設定が面白い #演出が面白い
#全体3.6 #物語3.5 #演出3.8 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.7 #音楽3.5

コメントする (0件)
共感した! 4件)
3104arata

3.0グロ

2021年8月29日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
VF25

5.0とにかくおもしろい!

2021年8月25日
iPhoneアプリから投稿

これ、なまらおもしろい!
何しゃべってもネタバレになるからなんも言わないけどとにかくおもしろかった
とにかく何も知らずに出来ればポスターも見ずに観賞してほしいです
知らない人だらけだから先入観なしで見られますよ

コメントする (0件)
共感した! 5件)
カルヴェロ

4.0おうち-289

2021年8月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

序盤の3大選手権(飛行機寝付きのよさ選手権、私が禰豆子選手権、主人公は俺だ選手権)、永遠見ていられる。

お久しぶりです(/ω・\)チラッ。
最近、家でぼーっとするときはYouTube視聴ばかりで、映画はどうしても頭を使ってしまうので観てませんでしたが、
この作品は瞬きもせずに見てしまいました!
『パージ』『キル・ビル』大好き人間はホイホイ。

何が始まるんだ?ワカランゾー?ん、君は誰?あ、君が主人公ね、よろすくー、、、死ぬんかい!!
はいすき。視聴者に謎をポイッと投げては、考える暇なく展開を進めて、驚きとともに解消したと思えば、また新たな謎をポイ。
主人公が決まってからは、『パージ』『キル・ビル』的な展開に。
この2作品と比べると、戦闘シーン少なめかもしれませんが、この映画のストーリーにはこれくらいが合っている気がします。
ラストのシーンは、『キル・ビル』を連想せざるは得ないですよね??(どことなく主人公がユマ・サーマンに似てなくもない気が、、、。)
ところどころ、コメディ要素(ブラックジョーク)が混ざっているところも、、、。

さて、自分がもしマナーゲートに参加するハメになったらと考えてみましたが、
マレーシアぐらいなら着陸まで熟睡するほど寝付きはいいので、無事、森には到着できそう。
禰豆子コスプレは似合わなそうなので、カメラに抜かれる心配もないでしょうし、
主人公は俺だ選手権にも、ただのビビリなのでカメラに抜かれなさそうですが、
単純にドジ&足遅いので、禰豆子選手権のさなかに罠に引っかかるか撃たれてると思いました。

コメントする 6件)
共感した! 14件)
かいり

3.0【”ウサギと亀。そして、G・オーウェル著『動物農場』” シニカルすぎる、”ハンティング・ゲーム”である。】

2021年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

幸せ

ー G・オーウェル著、『動物農場』に着想を得た映画は、近年では「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」が記憶に新しいが、今作も又、強烈な作品である。ー

・富裕層のアシーナ(ヒラリー・スワンク)達が、遊びで架空の”ハンティング・ゲーム”をスマホでしていたが、いつの間にか拡散してしまい・・。
ー 後半、この事実が明らかになるが、モラルに反した遣り取りが拡散した腹いせで、リアル”ハンティング・ゲーム”を、用意周到に仕掛けるトコロから、アシーナ達の狂気性が分かる。
  作品構成としては、良く出来ている・・、気がしないでもない・・。ー

・亀だった筈の、捕らわれた人たちの中に、一人だけウサギが居た。その名は”スノーボール”本名クリスタル(ベティ・ギルピン)。アフガニスタン戦争経験者の強者で、日々、退屈なレンタカーの仕事に飽き飽きしていた・・。
ー 『動物農場』を読んだ方であれば、直ぐに分かると思うが、アシーナ達が”スノーボール”と名付けたクリスタルの位置づけが分かる。更に、アシーナ達が捕獲した、クリスタルは、同性同名の別人物だと分かるシーンも、ナカナカである。ー

<”ハンティング対象は全て亀を選んだと思っていたら、一人だけ俊敏な”ウサギ”が居た・・。”前半は、先の読めない展開と、不条理な世界観が面白かったが、全体概要が見えた後半は、狩る側が弱すぎて、少し拍子抜けしたかな・・。
 ラスト、クリスタルがハンティング側が乗って来た飛行機で、高価なシャンパンをラッパ飲みするシーンは、ナカナカ良かったね。
 劇場で観たら、怖かっただろうなあ・・。(映画チキンですから・・。邪道だなあ・・。)>

コメントする 1件)
共感した! 19件)
NOBU

3.5中盤まで、主人公誰?!ってなる

2021年8月22日
iPhoneアプリから投稿

次から次えところころ(ハントされてく)逝くので、心にゆとりがなかったっす汗

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ダイさん

2.0観る、観ないはあなた次第。

2021年8月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
にゃに見てんだ

3.5ストーリーは

2021年8月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

ともかく、出だしからラストまで、騙しあいの殺しあいが途切れること無く続くテンポの良さで観やすかった。

冒頭の主人公の様な男女が、あっという間に殺されるのは斬新だった。

生き残った本当の女主人公の強さ、非情さ、タフさ、スタイルの良さは凄すぎ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
REpower

5.0なかなか面白い。

2021年8月19日
Androidアプリから投稿

primeビデオで鑑賞したのですが、評価が3.5と余り期待できそうな作品ではなかったのですが、これがなかなか面白い。私的には傑作でした。
最初、狩りの対象の人間たちが尽く殺られていきもはや太刀打ちできないのではと思っていたら、そこに1人のスーパーヒロインが登場、バッタバッタと返り討ち、なんてたって殺られる側が殺る側になるなんて痛快そのものです。まるで現代版夕日のガンマンである意味溜飲が下がる映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ねこすけ

3.0ぶっ飛んでる…

2021年8月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 20件)
KEI

3.5大ボスが大女優

2021年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

森の中で目覚めた12人の男女は、命を狙われどんどん殺されていく。
主役は誰だ状態が続くが、次第に全貌が見えてくる。
そしていよいよ大ボスの登場となるが、演じるのはなんとヒラリー・スワンク、ビックリ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
いやよセブン

3.0人間狩り

2021年8月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

まあまあ面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kana

3.5中二感のないサバゲー

2021年8月14日
PCから投稿

マンガでも映画でも小説でもいいが作品が作品世界を展開している。そこへ突如、天の声(作者の脚注)が出てくるような仕組みのことを「メタ」と冠することがある。
(よくわかっていないが、たぶん。)

日本にはメタの構造をもっているマンガやアニメが多いと思う。銀魂のように脱力していて、それは辛辣な批評にたいする回避策にもなっている。メタフィクションてやつ。

そうこうするうちに、メタ構造が多様化した。
こじんてきな解釈として、登場人物が作品内世界を抜け出して、話しかける──ことだけでなく、構造にネタめいた気配をもっているものが、もはやぜんぶメタだと思う。

がんらいこれもネタの構造をもっている。物語は人狼のようなサバイバルゲームだが、和製のような中二展開やこけおどし感がない。死にざまはリアルで、そのリアル度とは裏腹な哄笑をはらみながら、すさまじいテンションで生き残り闘争が展開する。

ネタのポイントとして第一に挙げられるのが、俳優のポジショニング。
たとえば役所広司と津田寛治がでてくるドラマで、さきに役所広司が死んじゃうってことはない。俳優格の上下だけでなく、事務所都合的にも有り得ない。もしそれをやるとネタになる。ただネタでもぜったいにやらないだろう。The Huntは、まず、それを無視している。

imdbのtop500圏内のEmma Robertsがものの10分で頭を撃ち抜かれる。これがどれほど痛快な構造か、おわかりになるだろうか。和製の人狼ものでは、ポピュラリティと顔偏差値順で生き残りが決まる。例外はない。ぜったいにない。くやしかったら森田甘路が最後に生き残るドラマつくってみろや。──とわたしは思う。

つまり、転じて、なぜ和製でメタが流行るのかというと、メタ構造をしていながらも想定内だから──なのである。観衆は見る前から、銀時や新八や神楽がどこまでふざけるかを知っている。メタでさえ水戸黄門のようなもの──なわけ。

ところがあっちの奇才がメタをやるなら、予定調和をしなきゃならない理由はひとつもない。冒頭数十秒で山崎賢人と土屋太鳳がやられても、メタですからってことにしとけばいい。──という話。監督の来歴にCompliance(2012)があり反骨な作風をなるほどと解するものがあった。

また、これは偏見ではなく現実的なロジックだが、巨乳は、業界や作品や絵づくりのなかで、そこに注意が集中してしまわないように、三番か四番あたりの位置に居るものだ。それを打破しているBetty Gilpinに新しい時代性を感じた。It’s fucking great.

コメントする (0件)
共感した! 1件)
津次郎
PR U-NEXTで本編を観る