「明るく楽しい人殺し映画」ザ・ハント novさんの映画レビュー(感想・評価)
明るく楽しい人殺し映画
人が死ぬことをエンタメとして見せる低俗な思想のもと
作られた映画だが、それを気にさせない
明るく楽しいちゃんと振り切った割と珍しい描き方をしている。
命の重さや尊さを描かず
爽快感あふれる軽妙なテンポで人が死にまくる。
こんな映画ばかりみてるとバカになる
と、言えるほど振り切っているので
エンタメとしては成立しまくっている。
単純に面白い。
人が人を狩る映画は割とよくある設定だが
ダークな要素を一切捨てる潔さは
素晴らしい。
この映画や、グラフィックノベルの
サブリナなどを見て思うのは
日本も陰謀論者が増えてきているが
それはテレビを見なくなったせいだと思う。
テレビがつまらないのはコンプライアンスと
スポンサー、作り手が無能になってきたせいだが
ある意味で数多に増えたメディアの中では
一番の無思想なところは再評価されるべきだと思う。
このままいくと日本も陰謀論者が
さらに増え、自分は選ばれた人間だと勘違いした
バカたちが暴れ出す未来も近い気がする。
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