マザーハウス 恐怖の使者
2013年製作/101分/ベネズエラ
原題または英題:The House at the End of Time
スタッフ・キャスト
- 監督
- アレハンドロ・イダルゴ
- 製作
- アレハンドロ・イダルゴ
- 脚本
- アレハンドロ・イダルゴ
- 撮影
- チェザリー・ヤボルスキ
- 音楽
- ヨンカルロス・メディナ
-
ルディー・ロドリゲス
-
ギレルモ・ガルシア
-
ロスメル・ブスタマンテ
-
へクター・メルカド
-
ゴンサーロ・クベロ
2013年製作/101分/ベネズエラ
原題または英題:The House at the End of Time
ルディー・ロドリゲス
ギレルモ・ガルシア
ロスメル・ブスタマンテ
へクター・メルカド
ゴンサーロ・クベロ
原題の方がよい。
邦題と販促の仕方に騙されてはいけない。
邦題と販促の文言に期待して裏切られて、低評価をつけている人も多そうだ。
反対に、良い意味で裏切られたと高評価をつけている人は多い。
原題『La casa del fin de los tienpos』拙い語学力で直訳すれば『時の終わりの家』。
これが、謎にも、ラストの主要人物の言葉にもかかってくる。カトリック教会の国という含みも兼ねて。
ベネズエラ映画祭で鑑賞。
その時配られたフライヤーによるとベネズエラ初のホラー・サスペンス映画とな。
確かにホラー調で始まるが…。
収監されていた刑務所から、年老いたために、収監される故となった事件があった自宅に監禁場所を移される。そして、あの時と同じ怪奇が現れ…。
でも、ホラーというジャンルに入れてほしくない展開。ただ怖がらせるためだけの映画とは違う。
ベネズエラの映画は初めて。監督のデビュー作とな。
かなりの秀作。
丁寧な手作り感に満ちた映画。
演出は時折「TV?」的な演出がある。前半何気なく見ていた様々なことが、後半の謎解きと見事にリンクして、ぐいぐい引っ張られる。その緊迫とカタルシスが見事。
役者の演技も良い。
30年後の主人公のメイクがもう少し何とかならなかったのかとも思うが、夫を殺し、息子を行方不明にしたという無実の罪で30年間も収監されていたすごみ・虚無感・諦観等がないまぜになった演技と子を思う演技が凄い。
他の役者も、子役も含めて良い。
「ホラー映画だけれど感動作」という触れ込みと、予告に惹かれて、ホラー映画は苦手なのに鑑賞。
国の制度だとは言え、事件が起こった家、しかも自分の家族が殺された家に収監されるのはどんな心情なのだろう、そこをおもんばかるどころかそれを”温情”とする仕打ちと、30年後の主人公の表情とのコントラストからも、物語に惹きこまれる。
ホラー映画、サスペンス映画、母子物としてみると、どれもちょっと中途半端。
ツッコミどころも満載。
噂のラストも、ある意味強引。
〇〇しなければ、悲劇は別の形になっていたのか、防げたのか、否、でも、と思うと、なんともやりきれない。
なのに、鑑賞後、清々しい気持ちになり、登場人物の幸せを祈りたくなり、何度も鑑賞したくなる。
作りこまれた舞台装置(映像)とともに、一見の価値あり。
通好みではなく、一般受けする映画、もっと注目されてよい映画だと思う。
ホラー関連でお勧めされていたので、最初めっちゃ怖くてワクワクしたけど、ちょいちょい挟まれるスタンドバイミー的な、itの少年期的なエピソードにうむむ?と思いながらラストの展開に、なんと!そうきたのか!と。
良い意味で騙されました。
これは全く前情報無く観るのが正解ですね。
ベネズエラ映画、侮れません、感動で泣けるシーンも沢山あります。
子役がみんな可愛い❤️
皆さん言われているように、邦題がダメ過ぎて勿体ない。
恐怖の使者?誰?
お前かーい!ってなる。
ていうか、最初からアナタですよね、ポスターの人。で、後からウロウロしてるのはアンタなんかーい!
後でアマプラの解説を見たら弟が不慮の事故で、まで書いてありました。
それも書いたらダメだよね。
と、まあ紹介の仕方はダメダメです。
お守りの石が二つになった時点でカラクリに気づいた人は偉い!!