「緩急が楽しめる上質のエンターテイメント」追龍 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
緩急が楽しめる上質のエンターテイメント
久々に観た香港ノアール!これは面白かった。
舞台は英国領だった1960年代の香港。1974年までの香港はヤクザと癒着した警察の汚職が蔓延した酷い社会だったようだ。これは香港だけに限ったことではないが。
ドニー・イェン演じるヤクザなホーとアンディ・ラウ演じる警察署長・ロックの運命の出会い、友情、そしてある意味腐れ縁。助け合いのぼり詰めるが、よくよく考えるとヤクをさばいて大金を得る大悪党たちだった。
まあ、善悪論などどうでも良くなってしまうのが香港ノアール。二人のキャラが憎めなくて、好きになること必至。
ジョニー・トーの傑作群などと比べると分が悪いが、緩急が楽しめる上質のエンターテイメントだった。
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