青くて痛くて脆いのレビュー・感想・評価
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ある意味現実、そして洗脳
まるで主人公がダメなやつで、「理想的な自分」は人ともっと交流できる人…という結びつけが非常に不愉快だった。
主人公が正しいとは言わないが、彼も間違っていない。
実際モアイがやっていた情報漏洩はいけない事だし、世界を良くしたいとは言葉ばかりで、人付き合いが上手く出来ない人のことはサポートしない団体であったことは間違いない。
正しいかよりも、適当でも人に同調し、流され、合わせて生きていく人が上手く行く世の中で、だからそうあれというリードを感じた。
役者はとても良かった。
騙された。
原作は読んでないです。
たまたまアマプラで最近視聴しました。
役者の名前で書いてます。
秘密結社モアイを立ち上げた吉沢と杉咲、吉沢が語っていた杉咲は死んだのだと。
杉咲は死んだというのは、自身の中で死んだものとした。ってことで、杉咲は実は生きていた。そこは最初の驚きだった。
語りが吉沢くんで吉沢くん目線で話が進んでいくので、吉沢くんが正で、杉咲の方に何か問題があるかのように勘ぐりミスリードされた。
たが途中で段々と吉沢の方がヤバい奴で独りよがりで危ない奴と気づいた。
というのも疑惑の案件が出てきて、そのことをネットにアップするところ。
そこまでしなくてもいいのでは率直に思った。
結局は二人だけの秘密結社モアイに、第三者が入ってきて、吉沢自身の居場所がなくなり、そのことが不満で自ら去ったモアイに、復讐心とも言える感情が生まれたのだろうか。
自身の居場所がなくなることは生きてる中で経験もあるが、そこまで執着するようなことであるのかと正直も思った。
もっと若い人であれば共感もできたかもだが、そこそこ生きてきた自分には理解しがたい感情だった。
タイトル
青くて痛くて脆い
まんまその通りでした。
タイトルなし(ネタバレ)
吉沢亮だったから観た、恋愛ものかと思ってたけど違った。
楓と秋好だけの秘密結社モアイが好きで誰にも入って欲しく無かった楓の気持ちが凄くわかる。自分と仲良くしてくれた人、自分と同じ気持ちだった人が別の人と関わるようになって自分はいらなくなったんだって思って壊そうと思う、本当に痛いほどわかるし、秋好がどんどんモアイを大きくしていって世界を変えようとして活動してるのもわかる。せめて誰かほんとに悪い人が居たら良かったのに、そんな人いなかったからずっと見てて辛かった..
吉沢亮の映画とかドラマってほぼ大切な人が居なくなったり、取られたりそんなのばっかりで悲しくなる。
自分の気持ちだけ考えて、自自棄になったりその人を傷つけるんじゃなくて、言ってたように「一時だけ使われたとしても、その時は必要とされてたそれだけで良いんじゃない?」って言葉大事にしたい。ここが何よりも刺さった。
途中はっていうかずっと楓寄りの感情になってたからもやもやしっぱなしだったけど、いろんなこと教えてくれて良かった。もし今の自分を受け止めてモアイに居たらっていう叶わない回想シーンでのパラパラ漫画、あそこは泣いた..
独自性に引き込まれたが、結末は弱く感じた!!
突拍子も無い出だしで掴みはOKでした。メンヘラ役じゃない、やや不思議ちゃんな杉咲さんでした。世界平和の為に作った組織が、就活ヤリコンサークルになって、それを覆したい主人公と、就活サークルは手段であって、世界平和の実現は忘れてないという共同創設者のズレを描いていて、面白いと感じました。これは観た事もない題材で凄いと思ったのですが、終盤は尻すぼみに感じました。人生を振り返ると、組織や人が気に入らなくて逃げた事ばかりだったので、そういう方はまあ多いと思いますし、共感を得られるテーマだと思いましたが、最後の方はもうひと超え欲しいし、何か印象に残らず残念です。
始まりと終わりよければ全てよし
一緒にやってきたパートナーが死んだことを明かして、じゃどういう顛末だったのかで引っ張る中盤あたりはアクセルがかかって良い感じにみえる。その後、死んだ=決別した、そして実はずっと近くにいたという真相は意外だし傑作か?と思いきや・・・
3年後の主人公が友達とかもけっこういて楽しそうだし、秘密結社モアイはなんやかんやで悪いことをしていたんで主人公はそこまで懺悔する必要もないし、別れ方もはっきりせずもやもやするしで後半はちょっとみてられない。それにモアイが大きくなる過程を丁寧に描くとか、魅力的なサークルというのをもっとアピールしないと、主人公が言うようにつぶして飲みサー作ればいいんじゃねとなっちゃう。
主人公が変われなかったように相手の女性も横断歩道の白い線を踏む癖が変わらず、そこからまた人生がリスタートするような晴れやかな結末は相当良くて、ラスト1シーンでかなり挽回した。
醜い汚い それでもありたい
主人公の男性は、人とうまく関わる事が出来ない。
それでも誰かと繋がりたいと思ってる。
けども、それも諦めて孤独でいいとおもっていた。
そんなある日、同級生の女の子から『モアイ』のサークルを作ろうと、言われ、そこで自分達が楽しめる場所を作る事にした。
主人公は、とてもカッコ悪いです。
それは、卑怯であり、自分ばかりでありたいと顕示欲もあるのかもしれない。
だけどもそれは、この主人公に限ったことでは、無いと思う。
誰でもそうありたいと思いながらも、 「自分は、こういう人間です!』って何か枠に納めて誰かの中にいる。
みんなが理想ばかりであったら、この世の中がめちゃくちゃになってしまう。
だからこそ、誰かが少し傷ついていく世界なんだろな。
それでも僕は、僕でありたいと願うから。
もっと傷ついて、傷つけてしまう。
だからこそ、誰かの優しさが滲みるのかもしれないと感じた作品でした。
なりたい自分に…
痛っ
イタタ。
こわいほど刺さった
主人公の楓(吉沢亮)目線で
描かれていく
不用意に人に近づくと
傷つくことも
…傷つきたくなくて
傷つくのが怖くて距離を置いていた
主人公の楓
自分とは違う
彼女に惹かれ近づいた
それなのに…
考えが方に違いが
いつしか
楓は彼女を避けるように
そして彼女に敵対心を燃やす
…嫉妬心
彼女に対しての気持ち
彼女は変わってはいなかった
楓自身が心を閉ざしていただけ
嫉妬心から彼女を傷つける痛さも
吉沢亮の楓の気持ちに
共感してしまうところがあった
…傷つきたくない気持ち
なんか解る気がした
…世界を変えたい
これは
楓が自分自身を変えたいことの
一つだったのかも
…間に合わせに使われていると
思いながら
彼女を憎み大学生活を終える
涙がでるほど心が痛かった・・
…思い描いていた世界は
彼女と共に
仲間たちと一緒にいる
…なりたい自分がそこにいた
ちゃんと傷つけ
・・もう一度
人は傷つけ合い強くなる
観終わって感じたことは、納得する部分と納得がいかない部分が入り乱れました。
きっと鑑賞者が、楓のような人生だったのか、寿乃のような人生だったのかによっても、感じ方は変わってくると思います。
大人になり、今ある強さは出会ったモノ同士お互い傷つけ合いがあって成長だと思えるのです。本作では、そういった若いころの苦い感情を思い出させ、心が揺さぶられる自分が居ました。
寿乃からの楓に対しての「気持ち悪い」の言葉、好きな人から言われるには一番強烈な言葉かもしれません。その言葉の後に楓が出来ることと言えば、心にもない言葉の相乗攻撃をし、さらに傷つけること。
そして、後悔の念…。
なんだかなー、って苦笑いするしかなかったです。
そして、ラストは消化不良。傷ついたのか傷ついて無いかは、想像してねの終わり方は、なんだかとっても、もやっと感が残るラストでした。
誰でも持っている、苦い経験を思い出させてくらた映画ではあります。原作も含め、若い世代に人気だということも、映画を観て納得でした。
彼女は死んだ、僕は忘れない
世界平和という高潔な願いを臆せず発信する秋好と、それを軽視しながらも巻き込まれていく楓
2人が作ったモアイは徐々に大きくなり、就活サークルのようになっている
その現状を打破するために楓がモアイをつぶしにかかる
自分を表現する事をしてこなかった楓が、自分の世界から復讐を試みて結果的に双方を傷つける
安全圏から否定的な意見をただ言う、実際に行動して理想を追う、流れに便乗して私欲を満たす
自分の世界から活動の真意を把握せずに、的を得ていない意見を出すことの青さ、痛さ、脆さを見せつけられる
軽薄な批判は議論に値せず側から見ると滑稽なものである
誰しも持つ社会の心理を多く含み、自分にも気をつけられる部分があるなと思わせる
登場人物が誰しも完璧ではなく、台詞の間も台本じみていないところがある
映画であるが身近に感じさせるようなつくり
面白い
前半はモアイや強烈なカリスマ性を持った秋好という巨悪と戦う感じでしたが、後半で教授?に相談した瞬間から話のスケールが急に小さくなります。
普通なら萎えるはずですが、大学生の話だからなのか、不思議と成立していてそれが逆に巧くて面白いなと思いました。
冒頭の傷つきたくないという遥か彼方に飛んでいった伏線という名のフレーズが、ラストで急にバチッと結びついたのも納得できた要因なのでしょうか。
脚本の高度な狙いのようなものが明確にあるような気がして、すごい作品だと思いました。
楓の気持ちは恋愛感情と言うよりは
これは登場人物二人の感情のもつれを描いているものであるからカエデがアキヨシに対する恋愛感情的嫉妬と短絡的に描くのは、違うだろうと思う。
初っ端から言ってしまったが、そこが一番言いたいところだったのでつい。
この嫉妬や疎外感は 男男 女女でも十分あり得る。
そこを男女で描くところにこの作品の高度な部分があるはず。
カエデの気持ちは嫉妬と疎外感で、そこから派生する恨みと妬みであるのは確かだ。
だがそれははっきりとした恋愛感情とは違う種類だったろうと思う。厳密に言えば、だが。
自分とアキヨシと
二人で何気に遊びのような気持ちで立ち上げたモアイが
次第に自分たち二人のものではなくなっていく。
もちろんそれはアキヨシに院生の彼が出来た事は大きい。
つまり アキヨシにとっての一番が自分じゃなくなってしまった事に対する寂寥。
カエデとアキヨシが女女でも 男男でも
十分あり得るシチュエーション。
相手に彼や彼女が出来て自分より当然そっちに気持ちの重心が行く事に耐えられない。
もしかして私の事 好きだった?
このセリフは原作にもあるのだろうか。
私はこの原作者が登場人物に付けた名前を見ても、
それがあったとは思いにくい(ただ 確かめる気にはもうならないんだけれど)
他にも語るべき内容はあるのだと思うが、今回はここにポイントを置いてみる。
メンヘラの黒歴史を見た
見終わって感想を考えると、タイトルの言葉が浮かんだ。
想像してた単純な話と違ったのは面白かったけど、見て良かったと思う作品ではない。今あんまり気分が良くない。
作品名は途中まで秋好のことのように見せかけて、実は楓のことなんですね。
他者に依存して、思いどおりにいかないことを受け入れられず逆恨みして暴れるのは子供みたい。
でも実際そういう人は大人になっても結構いるのかなと思った。
心が幼いままの大学生が変に知識を持ったら、きっとこういう形での暴れ方をしてしまうだろうな…一度ネットに上がったら永遠に消えず取り返しがつかないし、めちゃくちゃ後悔するんだろうな。
リアルだったら、ポエムっぽい反省文付きで自分の顔を晒したこと一生後悔すると思う。
主演2人に全然共感できなかったので、ちょっと苦手意識を持ってしまいそう。
でもそれだけ2人とも演技が上手いということなのかも。
大二病とでもいうべきか
思い当たる節がある元意識高い系の大人は多いのでは?自分もかつてそんな時期があったなと。今や見る影もない程意識低いが。
鑑賞途中は本当に秋好が死んでしまって、復讐劇なのかと思いましたが違いました。本当に痛かったのは楓くんでしたね。
嫉妬、世間知らず、驕り、思い込み。色んなドロドロした感情をミキサーで混ぜ混ぜにした、そんな青春の1コマ。
大人になって色んなことに無頓着になった我々が忘れていた感情を呼び起こす、そんな映画でした。
できれば思い出したくない、布団に顔を埋めて足バタバタしてしまう過去の方が多いですけどね。
昼間より夜一人で見ることを推奨する作品。
こう言うすれ違いあるよねー
考えさせられる映画。主人公の気持ちもわかるし、周りの人達に悪気もなかった事もわかる。すれ違いや孤独や傲慢。人間のドロドロしたところを現代らしさをとりいれて、わかりやすく描いている。最初から、えっ?えっ?ってなるので見飽きなかった。
主人公がヤベェ。
前々から気になってたから、DVDで鑑賞!
きっと死んでないんだろうなーって思いながら見てて、最後どうなるのかな?って思ってたらシンプルにヤバいやつで終わった、、、
ラストMでめちゃくちゃいい方向に持っていって、前を向いて終わったなって印象。
面白かったけど、感情移入出来たりはしなかったかな、、、?
音楽が良かった。
本当に、青くて痛くて脆い、タイトル通りの作品でした。
73/100
お互いの行動。仕方ない。
歴史的に超理想平和主義だと内ゲバ的に方向性がズレたと思われる仲間は後ろから撃つよね。最後は回収でもしにいって秋好を自殺でもさせるのかと心配した。まぁ、非利益組織運営ってほんとに難しいって改めて思い出させてくれる良い作品。
全98件中、1~20件目を表示










