劇場公開日 2020年6月1日

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島にてのレビュー・感想・評価

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3.5これからどうなるんだろう

2020年9月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

最後の中学3年生が卒業し島を離れ、小中学生ゼロになった離島。
人口200 人を切ったって言ってたし、高齢化はどんどん加速するだろう。
これからどうなっていくのかな?
山の中だけじゃ無く島でも不便なところは人がいなくなっていく。
日本の縮図なのかもしれない。
考えさせられる作品だった。

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りあの

3.0字幕が欲しかった。

2020年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 平成最後の1年間、山形県唯一の離島・飛島に暮らす人たちを追ったドキュメンタリー。全国でもあちこちに過疎化が進み、“限界集落”という言葉まで誕生して久しい。一応、酒田市に属しているから、この呼び名は相応しくないのですが、もう老人ばかりの島になっていた。

 各家庭へのインタビューから始まり、神社の儀式や観光案内をする人たち、診療所には週一でしか医者が来ない。そして島でただ一人の中学生3年生の始業式から卒業式、立派な挨拶をしていたことが印象に残ります。この生徒だけでも一本の映画が出来そうなくらいでした。

 「子どもの頃、島に戻って来るな」と言われた青年、とにかく安定した収入のない漁業従事者にとって、子供には苦労させたくない願いのこもった言葉だ。

 風光明媚な景観もあるし、短期間住むにはいい所だと思うし、近年、移住者が増えてきているそうな。調べてみると、カフェも一軒あるし、そこのイカスミブラックカレーは食べてみたくなった!

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kossy

3.5漁師にだけはなるなよ、って言われるのか…

2020年6月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

漁師にだけはなるなよ、って言われるのか…

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Mr. Planty

3.0未来の日本

2020年6月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

過疎化と高齢化が進む人口140人ほどの有人離島「飛島」。少子高齢化の進む未来の日本を映し出しているような光景を目のあたりにしました。
どこでも住めば都。ギスギスした現代社会とはほど遠く、自然と調和しながら活き活きと生活している島民の姿が印象的。定年退職後に移り住んだゴミ掃除の方の姿がすべてを物語っているようです。
2020-94

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隣組

5.0不思議な映画を観た。『島にて』だ。映画は普通、物語の「入り口」から...

2020年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

不思議な映画を観た。『島にて』だ。映画は普通、物語の「入り口」から入って「出口」に向かう。この構造は、キュメンタリーでもドラマでも共通で、「出口」に向かいながら観客はさまざまな場所を疑似体験し、登場人物と出会いシンパシーを覚えたり嫌悪したりしながら自分と異なる考え方や特異な行動に出会い、驚き、ときに感銘を受け、「出口」に至りながら観客は自らの心の変容を楽しむ。それをカタルシスと呼ぶこともある。
しかし、『島にて』には「入口」も「出口」も存在しない。過疎を嘆くことも、過疎を招いた政策を糾弾することもない。あるのはただ、島にいる人びとに向けられた無垢な眼差しだけだ。終始一貫した寡黙なこの眼差しは、何を意図しているのだろう。映画はなぜ事を起こさない、つまり問題提起をしないのだろう――。
ボクは、わずかな苛立ちを伴いながら「出口」へと向かう。向かいながら映画がすべてを肯定しようと努めていることに気付く。更に気付く。『島にて』は、事を起こさずに、それでも確かに問題提起をしていることに。

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敏明