「字幕が欲しかった。」島にて kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
字幕が欲しかった。
平成最後の1年間、山形県唯一の離島・飛島に暮らす人たちを追ったドキュメンタリー。全国でもあちこちに過疎化が進み、“限界集落”という言葉まで誕生して久しい。一応、酒田市に属しているから、この呼び名は相応しくないのですが、もう老人ばかりの島になっていた。
各家庭へのインタビューから始まり、神社の儀式や観光案内をする人たち、診療所には週一でしか医者が来ない。そして島でただ一人の中学生3年生の始業式から卒業式、立派な挨拶をしていたことが印象に残ります。この生徒だけでも一本の映画が出来そうなくらいでした。
「子どもの頃、島に戻って来るな」と言われた青年、とにかく安定した収入のない漁業従事者にとって、子供には苦労させたくない願いのこもった言葉だ。
風光明媚な景観もあるし、短期間住むにはいい所だと思うし、近年、移住者が増えてきているそうな。調べてみると、カフェも一軒あるし、そこのイカスミブラックカレーは食べてみたくなった!
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