「美しすぎる土下座NO1」空白 真平さんの映画レビュー(感想・評価)
美しすぎる土下座NO1
子供を失った後を描いていてミッシングと似てた
それぞれがもう取り返しのつかない事実に対してどう折り合いをつけていくかという話
そんで折り合いはつけらんねえからちょっと時間くれっていうセリフは切実だった
ただ起きてしまったことの気持ちの整理を自分の中で完結させて処理しないと負の連鎖が繋がって次の犠牲者が出てしまう
人生難し!!!!
そんでやっぱりスーパーのおばちゃんが強烈だった
優しさがお節介に変わる一部始終を見て本当にイライラしてしまった
ドサクサに紛れてキスしようとした時は「ついに本性表しやがったな!妖怪お節介!」
優しさってなんだろうってこの映画を見ていると思う
あのおばちゃんも母親だとしたら鬱陶しくも受け入れられるもんだけど、パートって立場が違うだけで同じことをしていても気味悪さが出てしまう
そして善行は善行だと信じて疑わない
疑わないというよりは疑う余地を作りたくない。自分が役に立っていると疑いたくないが故の正義感だった
それでもあのおばちゃんに助けられた人もきっといたわけで
うーん。
とりあえず優しさって自分中心に考えちゃダメですね
それと松坂桃李の邦画史上一番綺麗な土下座が見られるぞ!
相当家で練習したんだろうな!
あんなに無駄のない洗練された土下座なかなか見られないぞ!役者さんすげえ!
美しすぎて新体操の技の一つかと思った
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