劇場公開日 2021年9月23日

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「吉田恵輔監督だった」空白 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5吉田恵輔監督だった

2021年9月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

本作のテーマは邦画に良くあるテーマだと思ったのですが、作品は吉田恵輔監督の個性が溢れていました。狭い空間の中での狭い人間関係を、結構気持ち悪く撮るからなあ。

家父長の名残なのか、家族だから分かり合える、家族だから仲良く、家族だから○○いうのはもう無理なのでは?と思います。シャッター通りになった地域も衰退していて、栄光を知るおじさんはついていけないですね。

父親は娘を理解する為にアルバムを見たり漫画を読んだりしているうちに、人への接し方が変わりましたよね。店長もお客さんに何気ない励ましをかけられていました。そんな些細なことに人は支えられているのだし、本作の良いところはこういうところではないかと思います。今回は、監督が余り意地悪じゃなかったです。

ミカ
KEIさんのコメント
2022年10月9日

こんにちは。人は些細な言葉に励まされる、本当にそう思いますね。思えば店長も、それまでパートの善意の押し売りの人にしか励まされていなかったですね。

KEI
NOBUさんのコメント
2021年9月26日

こんにちは。
𠮷田監督の脚本の作風が変わって気がします。人間の見せたくない気質に踏み込むスタイルに。深みが増して来たと思っています。では。

NOBU