「ラストの救われ方が良かった」空白 ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの救われ方が良かった
予告編が気になって結果初日に観ることに。終始にこやかなキャラってのもあるけど、終始怒ってるってキャラも大変だな古田新太、と思いつつ、どストレートにあの顔をこの役に配置するのは新鮮といえば新鮮。
蒲郡とあるが、どこにでもある地方都市の些細なことから始まる大きな損失とそこから波及される様々な人間模様。半ば妄想的でよくわからないストーカーふたり引き連れた松坂桃李はどっちつかずのいい受け手となり、追い詰められる、、のは予告編で想像していたが終わり方に救いがあってよかった。焼き鳥弁当とあの雲か。それはいいラストだった。
しかし切り取られる舞台装置の雑多な感じとかどっちに転ぶかわからないあぶないキャラクターはこの監督独特のものですね。
コメントする