僕は猟師になった

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解説

2008年に出版された「ぼくは猟師になった」で知られる、わな猟師・千松信也さんに密着したドキュメンタリー。2018年にNHKで放送された「ノーナレ けもの道 京都いのちの」の取材スタッフが300日追加取材した約2年間の映像に池松壮亮のナレーションを加え、劇場版作品として再構成した。京都大学卒の現役猟師という経歴を持ち、京都の街と山の境に暮らす千松さん。ワナでとらえたイノシシやシカを木などで殴打し気絶させ、ナイフでとどめをさす。自然の中で命と向き合う千松さんの日常から真の豊かさとは何かを問いかけていく。

2020年製作/99分/G/日本
配給:リトルモア、マジックアワー

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
京田光広
伊藤雄介
構成
村本勝
撮影
松宮拓
現場録音
蓮池昭幸
整音
小川武
編集
村本勝
音楽
谷川賢作
語り
池松壮亮
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映画レビュー

4.0生きるとは命を奪うということ

2020年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

京都の森でイノシシやシカを狩って食べるという生活をしている男性に密着したドキュメンタリーだ。当たり前のことだが、生きるとは他の命を奪うということだ。菜食主義かどうかは関係ない。命は命であり、そこにいかなる線引きもできない。しかし、現代人は、命を奪う仕事を効率的に他者に任せることによって、「生きるとは命を奪うこと」という当たり前を忘れることのできる生活をおくっている。
この映画は全編、本物の命のやりとりの迫力に満ちている。しかし、本人にとってはそれは日常に過ぎない。本当はこれをすごいと思ってしまう我々の方が、命の基本原則から外れている。「命を奪うことに慣れることはない」と彼は言う。日々、奪った命の重みを実感することで自分の命の重みも知ることができる。
大きなイノシシとの一騎打ちはスリル満点だ。並の映画では到達できないとてつもない緊張感がみなぎっていた。

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杉本穂高

3.5罠で行う猟に驚く。あと、猪骨ラーメン!

2020年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

動物が好きで、動物と自分の関係性を突き詰めた結果、猟師として生きる道を選んだという、京都大卒の主人公に密着したドキュメンタリー。まず、アメリカの動物愛護団体の関係者が見たら、卒倒しそうになるような冒頭のイノシシ猟のシークエンスに唖然とします。猟といっても銃を使わない、獣道に仕込む罠で行う方法が斬新。日本には、イノシシやシカなどの害獣がかつてないほど増えていて、その駆除と処分に自治体が悩んでいるという現実が、主人公の生き様と表裏一体になっていますね。イノシシの骨で出汁を取った猪骨ラーメンを、ふーふーいって食べる子どもたちのシーンが忘れられません。……ああ、美味そう。

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駒井尚文(映画.com編集長)

5.0「命」と丁寧に向き合うといこと

まささん
2021年1月21日
iPhoneアプリから投稿

「肉」を食するということは、もちろん「命」あるものを殺めるということです。

猪や鹿が通るけものみちに「罠」を設置して捕獲し、棒で叩いて気絶させる。その場で素早くナイフで急所を刺し、引きずって運び、丁寧にさばく。

血もたくさん出るし、最期の鳴き声、内臓や骨など、自分が直視できるかどうかわからなかったけど、主人公のあまりにも丁寧な所作に、生命の尊さを映像からも充分に感じ取ることができました。

子どもたちも、小学生になったら父と一緒にナイフでさばく手伝いをするし、明るい奥さんの表情なども含めて、素敵なご家族の一面も垣間見ることができました。

そして、この作品が秀逸なのは「命」に丁寧に向き合うご家族との対比として、猪や鹿が農作物を荒らす「害獣」として殺処分されるという一面も捉えているところ。

テクノロジーを駆使して遠隔操作で捕獲したり、捕獲された猪や鹿を、ゴロゴロと運びながら焼却場で機械的に処分する。

現実を知らないことが多いので、語りすぎないようにしたいけど、命との接し方を逃げずに捉えたドキュメンタリー作品として、秀逸でした。

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まさ

4.0オッコトヌシとバンビ

kossyさん
2020年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 京都大学で10年間、紛争地域に出向いたりしたが、生きる目標を見失っていたという千松信也さん。ようやく“罠猟師”という天職を見つけ、運送業のバイトをしながらイノシシやシカを獲っている。動物とはいえ、命を貰うのだから余計な殺戮はしない。家族と近所の人が食べる分を獲ったら、それ以上は無駄な殺生はしないのだ。

 最初はイノシシを獲って捌くというショッキングな映像。二人の幼い息子もそれを手伝うという光景はかるーくカルチャーショックを受けてしまいます。そして、ちゃんとしたルールも存在し、罠も12センチ以下という法令に基づいて行っている。元々は動物好きだと言う千松さん。自分たちが食べる肉は、他人が殺した動物だということに疑問を持ち、自分が食べるものは自分で狩るという信念のもとに猟師になったのだ。

 しかし、さすがに小鹿が罠にかかったのはショック!奈良のシカやディズニーの『バンビ』が好きな人は見ちゃいけない。かるーくショック死してしまいそうです。いや、でも食べてみたい。そして禁猟期間中は養蜂生活。このハチミツも欲しくなってしまいます。

 そんなショックの連続の中、野生動物による農作物の被害が年間160億に及ぶとか、害獣処理施設の実情を知ると心が落ち着いてきました。こうなったら、もっと捕獲してまえ~!と、逆に応援したくもなってきますが、それは別問題。とにかく心臓一突きで安楽死させる手腕やけもの道にやたら詳しい千松さんに尊敬の念を抱いてしまうのです。

 古来からの自然の摂理、捕食、そして手塚治虫の『ブッダ』さえ思い出してしまうほど、人間と動物の神聖な関係を知らされました。そして覚えた言葉“ヌタ場(蒐場)”。これも人間に食べてもらうための神聖な行為に思えてしまった・・・動物に向き合うこと、命に向き合うこと。大切なことなのですね。蛇足の疑問・・・長女の紹介がなかった気が・・・

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kossy
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