「自分の今ある境遇はすべて天からの授かりものである。」のさりの島 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
自分の今ある境遇はすべて天からの授かりものである。
退屈だった。流れ仕事のオレオレ詐欺師が何の警戒もなく居着いてしまうことに違和感が拭えない。のらりくらりのおばあちゃんだって、独り住まい?(詐欺師、まずそこ確認しよう)、楽器店経営?(ブルースハープのためだろうけど、文具屋とかオモチャ屋のほうが現実味がある)、近所付き合いは?(野中の一軒家じゃないんだから他人が入り込んだのわかるだろ)、コミュニティFMのパーソナリティさんよ、地域の同世代なんだから余所者って気づけ、地元のこともっと知れ、って気になってストーリーがすんなり入ってこない。
似た設定の、林遣都・市原悦子の『しょぼん玉』のほうが、犯罪者と匿う者のリアリティがあった。
おまけに、上映中に近くでスマホをいじる奴、男1人、女1人。何度もいじってた男の方は上映後注意されていた。シカトしてたけど。つまらなくてもスマホはだめだよね。(←これ、映画館側の問題でもあります。)
追記:あとで調べたら、昭和39の本渡市大火は実際にあったようで。ならその復興の苦労をもっと重ね合わせたら良かったのに。海上のマリア像も伝説(それこそ"のさり")を絡めて、しっかりと夕陽をバックにした映像で。
あとね、レビューが両極に分かれるものは、たいてい、高評価が宣伝、低評価が実際金を払って観たやつです。その証拠に、レビュー数を見てくださいな。これだけ、もしくは数レビュー。この映画のためにアカウント作ってるのバレバレです。映画好きでもない人にお願いしてるのバレバレなんです。なんか、冷めますそういうの。
asicaさん。
コメントありがとうございます。
なるほど、地元にとっては口もだせずにされるがまま、人質にとられてるような感覚ですね。ご当地映画にピンもあればキリもあるのは、そういう仕組みからとらえれば納得です。
おっしゃる通り。ここ(サイト)に親しくしてる者で、尚且つドンピシャの地元民です。詳しく書くと身バレしそうなくらいで、そうなるともう評価なんて出来ないしましてレビューなんて書けないです。
地元民もみんなお金払って見てるけれど作品としての公正な判断は出来ないやつです。言ってみれば身内の思い出ムービーですね。
そういうのを地元民に上げ膳据え膳させて善意に頼って撮影する手法は私は好みません。