凪の海のレビュー・感想・評価
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タイトルなし
ずーっと暗い重い。
『ここはどこも行く所もない..』って田舎の漁港での生活自体を否定し、街へ出てこそ..という感覚が宇和島の方にちょっと失礼に感じてしまった。
登場人物のそれぞれが、それぞれの生き方・考え方をいちいち否定しあってしんどい、そこまで重大な悩みでなさそうだし、自分で何とかできないかなぁ?
私なら身内でもないのにそこまで口だししてほしくない。
冒頭のバスで嘔吐しそうになり、バス停じゃないとこで降ろしてバス去ってくとか、真っ白シャツ着た元奥さんの胸ぐら掴んで
ドロッ泥に汚すとか、村の祭りで歌います!言うといてイントロ繰り返しやっぱ無理と舞台降りるとか、とってつけたような陰鬱感の演出にちょっと苛立ち。
誰か一人でも感情移入できる登場人物がいてほしかった。
よーわからん
宇和島の蒋渕で漁に出たまま行方不明になった男の葬式のために帰省した弟、兄の死でひとりになった父、葬式に来た兄の元妻、友人の男、足の不自由な友人の妹、がそれぞれ悩みを抱えてる話。
行方不明は実は・・・だったり、弟はミュージシャンと言いながら実は・・・・・だったり、元兄嫁も、友人の男もその妹も、みんな悩みを抱えてて他人に言えない、しかし知られてる???
最後もどういう事???
暗いし、何のこっちゃか、よーわからん話だった。
島の風景は綺麗だったから、ロケ地巡りしてみたいとは思った。
これは救いのない悲劇だった
十分過ぎるほど落ちた。
愛媛県の西の外れ、宇和海に突き出した小さな漁村・蒋淵(こもぶち)。宇和島市に編入されたこの村は、宇和島市街から遠く離れ、松山は遥か彼方だった。その距離以上に隔絶していた。閉塞していた。
10年前にミュージシャンを目指し東京に出た圭介(永岡佑)は兄の訃報を知らされ帰郷した。そこには独りになった父(外波山文明)、葬式を手伝いに来た兄の別れた妻・沙織(柳英里紗)、兄の最後の目撃者となった同級生の洋(湯澤俊典)、洋の妹で足の不自由な凪(小園優)がいた。
そう、これはこの五人と圭介の兄の物語だった。
東京で成功しているという圭介の嘘、語られることがない兄の苦悩、洋と凪の両親の死の真相、洋の凪に対する異常な依存と束縛。悲劇のつづれおり。悲劇は必然だった。
しかし凪に訪れた突然の悲劇がすべてを圧倒した。容赦なかった。先月観たブレッソンの2作品を思った。
上映後、凪を演じた小園優さんのトークショーがありました。ピュアで誠実な印象の方でした。『凪は本当にいたのかなぁ』という言葉に改めて凪の存在の危うさを思いました。
えっ?殴るの!?
愛媛県宇和島の小さな漁村蒋渕を舞台に、海で行方不明になり、遺体がみつからないまま行われた男の葬式にやって来た人達が抱えるそれぞれの自身への葛藤の話。
正しく眩しかった故人に対する自分の気持ちがみえていない元嫁。
東京でミュージシャンとして活躍していると偽る弟。
友人の死の真実や自身の両親や妹のことで独り抱え込む男。
自身のコンプレックスと育ててくれた兄のプレッシャーにより自分を出せない友人の妹。
登場人物みんながみんな、心に抱えているものがある設定だけど、それ程ヘビーに感じる問題がないし、その割にみんなだから詰め込み過ぎ感が否めない。
まあ、悩みっていうのは傍からみたら得てしてそんなものなんだろうけど。
ネタが重くないから展開も大して響かないし、取って付けた様なラストも何をみせたかったのか…。
登場人物達がもっと若かったり、自分自身がもっと若かったら感じるものも違ったのかなとは思うけど、タラレバはダメらしいのでね。
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