「ナカナカ面白い透明人間リブート版!」透明人間 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
ナカナカ面白い透明人間リブート版!
映画『透明人間』と言えば「クロード・レインズ版」が超有名で、あの『ロッキー・ホラー・ショー』のオープニング曲でも
「♪And Flash Gordon was there
In silver underwear
Claude Raines was The Invisible Man」(……クロード・レインズは透明人間だ)と歌われている。
今回観たのは2020年版だが、あの古典的な透明人間を現代風にリブートした映画になっていた。
あまり期待していなかったのだが、観てみるとナカナカ緊迫感が持続して面白い映画になっていた。
また、今回は女性が主人公で、彼女の夫が「透明になれるスーツ」を開発して、彼から逃れようとする妻を引き留めるために透明人間となって彼女を窮地に追いやって自分の元へ戻るだろう……と計画するのだがユニークな展開が楽しい。
主人公の女性が混雑した中華料理屋で妹と食事をしている時に、透明人間になった夫が妹を殺して、その凶器を女性(姉)に持たせて冤罪をなすりつけるシーンは、あのヒッチコックの『北北西に進路をとれ』のパクリ…(^^;
それ以外は、独自路線を貫いたイイ感じの娯楽作である。
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