「絶妙な設定とスケール感のホラーサスペンス」透明人間 桜滝さんの映画レビュー(感想・評価)
絶妙な設定とスケール感のホラーサスペンス
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ホラー映画は見ないが、サスペンス要素のほうが強そうかつ面白そうだったので視聴。
現代においては正直透明人間になれても実は大したことは出来ないので、
ストーカーという設定とスケール感は絶妙。
透明人間を描写しないことに関しては、面白さに繋がっていたが、
主人公がひとりでじたばたしているようにしか見えない場面は正直失笑してしまった。
病棟でのシーン等は十分に良かったので、見せ方の問題だろう。
ラストは非常に含みを持たせた意外性のあるエンドで良かった。
主人公が透明人間相手に日和らず立ち向かっていく人間なので、
本当にそんな一方的に虐待受けたりしていたのか?
でも、夫がラストでサプライズについて口にしていたから、やっぱり夫が諸悪の根源なのか?
あまりホラー映画をみないが、ストーリーに関しては割としっかり作ってあった。
だからこそ、名声も地位も手に入れている科学者の夫が主人公にここまで執着している理由に関する描写が無かったのが残念。
主人公目線で描かれていて、彼女自身が「何故特別でない自分にここまで執着するのか」と思っているので仕方がないのかもしれないが、観る側に推測できる程度の描写があって欲しかった。
その疑問を映画通してずっと感じてしまい、少し没入感が削がれてしまった。
予告編にあったシーンが全然なかった気がするのは気のせい?
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