「予想外の展開だった」透明人間 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
予想外の展開だった
見ている自分のメンタルも破壊してくれそうなホラー演出だった。セリフで状況を説明をするような野暮なことはなく、登場人物の会話や映像から徐々に背景がわかってくる。冒頭のシーンもよかった。波打ち寄せる断崖絶壁に佇む海辺の大豪邸からセシリアが脱出するシーンは、見ている自分の心臓もバクバクした。
何もないところをじっと映し続けるカメラワークが効果的で、透明人間の存在を知っている自分(観客側)の不安をやたらと掻き立てる。音使いもまたよくて、バイブ音など心理的にドキッとする。
映画としては、よくできていたんだけどね。なんせ自分のメンタルがよくないときに見たせいもあって、なんかしっくりこなかった。大変失礼だけれども若く成功した実業家が執着する女性としてエリザベス・モスっていうのは、ちょっとどうなの。演技力は抜群なんだけれども、ずっとその疑問があり続けた。
それと、完璧な光学迷彩って可能なの? 攻殻機動隊の光学迷彩の性能だったら現実的にできそうだけれども、全くの透過って不可能な気がする。
それでもラスト30分は、全く予期しない展開でよかった。
bionさん、コメントありがとうございます。ほんのちょっとわかった気が…。プレデターとか詳しそうな家族の男に聞いてみます。それにしても、bionさんとbloodtrailさん、楽しそうですね!
結構、怖かったですね😅
避けたい人間の存在が確認できなくて避けられないという恐ろしさ。
画家Magritteが、見えるものは隠せるが、見えないものは最初から隠せない、みたいな言葉を残していて、身体は隠せても、執着心などの感情は隠せていないというのが映像化されたような気がしました。
訳の分からないことを長々と失礼しました🍀
プレデターも攻殻機動隊も透過ですね。空間を歪めて光子をバイパスさせるんですかね? 考えてみれば凄いトンでも設定ですねw
空間を歪める技術があれば、質量兵器化した方が、話が早い気がします!
あのカメラで写す画像をスーツの対面に投影すると言うアイデアですよね。完璧なモデル化と無限の計算速度/通信速度が有れば可能だと思います!「曲がって伸縮するフィルム・スクリーン」も必要ですね。しかも、ウェアラブル…間違いなく、自分が生きてる間には無理w